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【10/13大会】10年以上国内負けなし、青木真也「試合の度に怖い」

2019年9月28日

東京・両国国技館で開かれる格闘技史上、最大のイベントで、青木真也ほど熱狂的に出迎えられる選手は他にいないだろう。

青木は10月13日(日)、「ONE:CENTURY 世紀」の第2部で、ホノリオ・バナリオ(フィリピン)と対戦する。人気選手として日本のファンから喝さいを浴び、拳を高く突き上げながら会場に現れることだろう。

元ONEライト級世界王者の青木は現在36歳。これまで日本で驚異的な記録を残してきた。会場に詰め掛けたファンは、青木に惜しみない声援を送り、見ごたえのあるサブミッションが決まる瞬間を心待ちにするだろう。

しかし青木は、日本で試合をすることが有利に働くわけではないと主張する。

「日本で試合ができてうれしい。対戦相手が誰でもね」

「飛行機に乗って移動しなくていいから、そういう意味では少し楽。海外で試合をするのも好きだけどね。でも、東京で試合をすることが自分にとって有利だとは思っていない。有利に働くか不利に働くかは、自分たち選手次第だから」

青木はホームで試合をするメリットを重視していないかもしれないが、統計的には結果は出ている。

青木は10年以上も日本で負けていないし、その間に素晴らしい試合を何度も繰り広げてきた。

例えば、今年3月に同じく両国国技館で行われた「ONE:A NEW ERA 新時代」での試合だ。青木はバナリオのチームメイトである、エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)と対戦。周囲の期待が高まっていた注目の再試合で、教科書のお手本のようなグラップリング(組み技)を駆使して、ほぼ完璧な勝利を挙げたのだった。



バナリオはウーシューをベースにした打撃のスペシャリストだ。彼のトレーニングパートナーであるフォラヤンと同様に。だが青木のゲームプランにさしたる影響を与えることはないだろう。

「フォラヤンとバナリオが同じチームだということは全く関係ない。彼らは別々の選手だから」

しかし青木はこの試合に備えるため、ブラジリアン柔術の黒帯選手とのトレーニングに重点を置いてきたという。バナリオは敗戦の半分以上をサブミッションで決められており、青木がグラウンドでのフィニッシュを狙いに行ったとしても何の驚きもない。

青木は勝利を確信しているが、試合に臨むにあたって怖さも感じている。だがそれも、いつもと同じことだ。

「試合の度にいつもわくわくする」

「相手よりもね。恐怖は内面的なものだ。自分自身と戦っているから。相手が怖いんじゃない。そこに行って戦い、結果を目にすることが怖い」

「この試合はいつもと同じように、やはり怖い。相手が誰であれ、それは変わらない」

Shinya Aoki attacks Eduard Folayang at ONE: A NEW ERA

不安を心に宿しているものの、試合に臨むときには恐怖が前に出てくることはない。特に今回は東京での試合でもあるからだ。

青木はまだ、戦いのスリルや勝利に魅せられている。だから「ONE:CENTURY 世紀」で、主役級の役割を演じられることを楽しみにしている。

「楽しいよ。他のどんなことよりも楽しい」

「なんだかんだ言っても、他にこういうのはないからね」

東京・両国国技館 | 10月13日 (日)  | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)

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「ONE: CENTURY 世紀」は、さまざまな格闘技から28人の世界チャンピオンが参戦する、史上最大の世界選手権格闘技イベントだ。フルスケールの世界選手権格闘技イベント2大会が同日開催されるのも、史上初めてのことである。

複数の世界タイトル戦、世界グランプリチャンピオンシップ決勝戦3試合、そして世界チャンピオン同士の対決をふんだんに取りそろえ、ONEチャンピオンシップが東京の両国国技館で新地平を切り拓く。