【5/16 ONE Fight Night 43】ガサノフ、王者タン・カイとの世界タイトル挑戦に「瞬き厳禁だ、5R全て戦い抜く覚悟はある」
5月16日(土)、バンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Fight Night 43」のメインイベントで、シャミル・ガサノフ(ロシア)がONEフェザー級MMA世界王者のタン・カイ(中国)にの王座に挑む。
もともと「ONE Fight Night 42」でのメインイベントとして組まれていたが、ガサノフがラマダン中で十分な準備ができないとして延期を要請し、本大会に延期となった。
「この試合はもともと4月に予定されていたが、ラマダン中で完全な準備ができないため、もう少し時間をくれるよう要請した。ONEが応じてくれたおかげで、より良い準備ができた」
人生最大の試合を前に、ガサノフは万全の状態でリングに向かう。エリートグラップリング対圧倒的な打撃。スタイルの対比が鮮明なこの一戦だが、ガサノフはグラップリングだけに頼るつもりはない。
ペレスベット・ファイトチームとタイガームエタイを拠点に、ダゲスタン仕込みの圧倒的なレスリングを磨きながらタイで打撃技術も鍛えてきたガサノフ。試合がどんな展開になっても対応できる冷静かつ危険なMMAファイターだ。
「タイでのトレーニングは長い。ストライカーと戦うのも初めてではないから、そういった挑戦にはいつでも対応できる。強いストライカーと多くの練習を積んで、あらゆる状況に備えてきた」
「タン・カイは本格的なストライカーだが、戦いで使える弱点もある。テイクダウンを狙うことは誰にとっても驚きではないと思うが、立ち技でも彼を上回るつもりだ。すべてのスキルを使って勝ちに行く」
2014年のプロデビューから10年以上、ガサノフは18勝1敗という戦績を積み上げてきた。ロシアの地域大会から世界の舞台まで、様々な相手やスタイルと向き合いながら進化し続け、その経験はONEのトップストライカーたちへの圧勝という形で結実している。
キム・ジェウォン、アーロン・カニャルテ、元フェザー級王者マーティン・ニューイェンへの圧倒的な勝利は、ハイレベルな立ち技系ファイターを無力化する能力を証明してきた。
さらに、昨年8月の「ONE Fight Night 34」ではゲイリー・トノンへの唯一の黒星をリマッチで晴らし、完全復活を印象づけた。
「確かにスタイルは異なる。タン・カイは基本的にストライカーで、自分は基本的にレスラーだ。でも試合では何が起こるか分からない。瞬き厳禁だ。コーチたちと多くの準備をしてきた。彼の強みは当然分かっているし、そこへの対策も十分だ。ローキックはもらわない」
「こういうストライカーと戦って勝つことは素晴らしい経験だ。これらの試合がキャリアを長くしてくれる。5ラウンド全部戦い抜く覚悟はできている」
タン・カイを倒すイメージ
本大会、シャミル・ガサノフはひとつの明確な目標を持ってルンピニースタジアムに戻る。タン・カイを倒し、ONEフェザー級MMA世界王座を手にすることだ。
このタイトル戦は、長年にわたる成長と鍛錬の集大成だ。格闘技家として積み上げてきたすべてが問われる舞台で、ガサノフは5ラウンドを通じて、試合がどんな展開になろうとも相手を追い詰め続けるつもりだ。
「チャンスがあれば必ず締め技や関節技を狙いに行く。チョーク系の技が特に好きだ。毎ラウンド彼を追い詰めようとするが、これはお互いにとって厳しい試合になると分かっている。チャンピオンシップラウンドで多くが決まるだろう」
タン・カイは2022年8月の「ONE 160」でタン・ルーを下して中国人男性初のMMA世界王者となって以来、フェザー級MMA部門に君臨し続けている。
19勝3敗・15KOを誇る30歳の王者は依然として最も倒しにくい男だ。しかしガサノフは自分の準備と最高の舞台での実行力に絶対の自信を持っている。
「プレッシャーは感じない。自分にとってはただの試合だ。タン・カイとのタイマンで、観客との戦いではない。対等な戦いになるし、強い方が勝つ。まずこのベルトを取る。その後の挑戦はケージの中で決まる。リングで戦いたい名前がいくつかある。この試合はTKOで終わらせる!」