「戦略通りにやり切った」王者ハガティー、与座優貴を振り返る、ムエタイ王座とMMAデビューも視野に

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経験と卓越したファイトIQは、格闘技における究極の武器だ。現ONEバンタム級キックボクシング世界王者のジョナサン・ハガティーは4月29日の「ONE SAMURAI 1」で、まさにその両方を体現してみせた。

ハガティーは東京・有明アリーナで与座優貴と5ラウンドの激闘を繰り広げ、3−0の判定で王座防衛に成功。この一戦で、現在の格闘技界におけるパウンド・フォー・パウンド・ストライカーのひとりという地位をさらに確固たるものにした。

与座は13連勝の勢いと極真空手スタイルの強烈なローキックを携えてタイトルマッチに挑んだ。しかしハガティーは逆境を知り尽くした男だ。フライ級とバンタム級でONEムエタイ世界王座を制してきたベテランは、老練な立ち回りと卓越したファイトIQで嵐を乗り切った。

与座の得意のカーフキックは確かに効いたが、ロンドン出身の王者は巧みなフットワークとジャブ、鋭い前蹴りで距離を維持し、終始挑戦者を上回り続けた。

大会後の記者会見でハガティーは、与座のキックで足がボロボロになったことを認めながらも、アウェーの地でゲームプラン通りに戦い抜いた満足感を語った。

「足がボロボロだ。でも素晴らしい試合だった。与座は全力で向かってきた。そうなることは分かっていた。世界最高の団体で戦えることに本当に感謝している。本当に感謝だ。いい試合だった」

天性のフィニッシャーであるハガティーは通常、重いコンビネーションで鮮烈なKOを狙う。しかし与座のような危険で型破り、かつ高いモチベーションを持つ相手との戦いでは、徹底した戦略の遂行こそが勝利の鍵だった。

ハガティーはノウルジーアカデミーのチームと練り上げたゲームプランをリングに持ち込み、それを完璧に実行した。与座のローキックのダメージを抑えリズムを崩すため、スタンスを頻繁に切り替えるなど、戦略を徹底して貫いた。

「素晴らしいゲームプランがあったし、完璧に実行できたと思う。打ち合いに行きたい気持ちもあったが、ゲームプラン通りにやり切って勝利を収めた。それが一番大事なことだ。与座も素晴らしい相手だった」


ムエタイ王座とMMAデビューも視野に

ハガティーはこれまで功績に甘えたことがない。印象的な防衛成功を果たした今、すでに次の大きな一手を描いている。

“ザ・ジェネラル” が次に見据えるのは、2競技制覇の栄光を取り戻すためのムエタイ王座だ。さらに以前から示唆していたMMAデビューについても、重大なヒントを落とした。

ムエタイ王座を狙うのか、4オンスグローブを着けてMMAの世界に踏み込むのか。どちらに進むにせよ、ハガティーが格闘技の頂点で止まらない存在であることを「ONE SAMURAI 1」で改めて証明した。

「ランボーレックとのムエタイ世界王座戦もやりたい。それも頭にある。それからMMAもやってみたい。自分は格闘技家だから、挑戦するつもりだ」

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