【5/16 ONE Fight Night 43】フェザー級MMA王者タン・カイ、ガサノフとの防衛戦に「自分の拳が当たれば終わりだ」
5月16日(金)、バンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Fight Night 43」のメインイベントで、ONEフェザー級MMA世界王者のタン・カイ(中国)がダゲスタンのサブミッション・スペシャリスト、シャミル・ガサノフの挑戦を受ける。
フェザー級の頂点に至るタン・カイの歩みは、ONEチャンピオンシップ歴史に刻まれる物語だ。サンキン・インターナショナル・ファイトクラブ所属の30歳は2022年、ベトナム系アメリカ人スターのタン・リーを下し、中国人男性初のMMA世界王者となった。
約2年後の2024年3月には同じ相手との再戦でベルトを統一し、3ラウンドTKOでリーを仕留めて自身のレガシーをさらに強固なものにした。
ONEデビュー以来8勝1敗うち5勝はフィニッシュと、フェザー級MMAで確固たる地位を築いている。
「とにかく戦いたい。ファンのために最高の試合を見せるのが待ちきれない」
対戦相手はキャリア屈指の強敵だ。プロ戦績18勝1敗、ONE戦績6勝1敗の30歳のダゲスタン人グラップラー、ガサノフは「全ラウンドで彼を追い詰める」と警告を放った。
タン・カイはこういった言葉を何度も聞いてきた。挑戦者を徹底的に研究し、格闘技家としての敬意は持ちつつも、自分の武器への自信は揺るがない。
「いいレスラーで、非常にバランスが取れている。世界最高レベルのひとりだ。タイガームエタイで面識もある。そして、かなり長い時間、私の戦い方を研究してきたはずだ。彼が当日、何を持ち込んでくるか楽しみだ」
「弱点を言うのは難しい。打撃もグラップリングも優れていると思う。でも自分の拳にも自信がある。当たれば誰でも終わりだ」
“打撃vs寝技”の構図となるこの試合で、タン・カイの爆発的な拳とグラウンド&パウンドに対して、ガサノフの世界レベルのサブミッション能力が立ちはだかる。自分の最大のアドバンテージを問われた王者は、即座に答えた。
「混戦の中での一撃のタイミング。それが私がいつもやっていることだ」
フィニッシュ狙いながらも5ラウンドの覚悟
タン・カイはガサノフへの勝利が何を意味するかを理解している。王座防衛にとどまらず、ファイターとしての自分が世界にどう評価されるかだ。
ハングリーに、高いモチベーションを持ってリングに戻るタン・カイには、自分自身とフェザー級の選手たちに証明すべきものがある。この危険な挑戦者を圧倒することができれば、残る疑念を払拭し、自らの実力を改めて示すことになる。
「ガサノフを倒すことで、皆が待ち望んでいたタン・カイが戻ってきたことを証明できる。シャミルは最高レベルの選手で、彼を倒してこそ自分がまだこの部門のトップにいると証明できる」
勝ち方にこだわりはない。ルンピニースタジアムを埋め尽くすファンと世界中の観客をKO勝利で沸かせることができれば理想だが、タン・カイはこの試合のあらゆる展開に対応できる準備が整っている。
「もちろんファンのためにフィニッシュしたい。でも5ラウンドの消耗戦にも備えている。どうなるかは試合が教えてくれる。ファンに最高の試合を届ける。この瞬間をずっと待ちわびてきた。リングに入ったら後悔なく戦う」