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【7/31大会】ONE選手が徹底分析!ロッタンvs.ペッダム

2020年7月29日

格闘技ファンは長年、ONEフライ級ムエタイ世界王者ロッタン・ジットムアンノン(タイ)とペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)の待望の3度目の対決を楽しみにしてきた。

7月31日(金)タイ・バンコクで開かれる無観客大会「ONE:NO SURRENDER」のメインイベントで、世界中のファンはついに、この2人の戦士が激突するのを見ることができる。

両者が初めて対戦したのは2017年5月、バンコクにある歴史的なラジャダムナンスタジアムだった。ペッダムが最初に攻撃し、判定勝ちで初戦をものにした。

だが2018年2月に、同じ場所で開かれた再戦では、ロッタンが勝利を収めて1勝1敗とした。

その試合から2年半が経過した今、ロッタンの持つONEフライ級ムエタイ世界タイトルを賭け、両者は3度目の対決に臨む。

この注目の試合に先立ち、ONEチャンピオンシップの最高のアスリートたちが勝負の行方を分析する。

エリオット・コンプトン

オーストラリアのムエタイ選手エリオット・コンプトン

「この試合にとても興奮している。2人はONEスーパーシリーズで最もエキサイティングなアスリートだ」

「ロッタンの攻撃性とプレッシャーがこの試合のキーポイントになると思う」

「ペッダムは素晴らしいキックとカウンターボクシングのスキルを持っている。さらにリーチのアドバンテージもある。前蹴りやリーチを生かしたジャブでロッタンを寄せ付けずに、さらにレベルを切り替えながら左キックを放ち続けることができるとしたら、ペッダムが勝てるかもしれない」

「でもロッタンが、最も得意とすることを行い、強靭なメンタリティで試合に臨んでくるとしれば、自分たちは最終的に、今まで見た中で最高クラスの、ペースが速くエキサイティングな試合を見られると思う。パワー、持久力、耐久性はロッタンに有利に働き、終盤でペッダムに効いてくるかもしれない」

ニューイェン・トラン・デュイ・ニャット

ベトナムのムエタイ選手ニューイェン・トラン・デュイ・ニャット

「ロッタンのパンチは本当の脅威であり、心には燃えるような闘志を持っている。ペッダムも本物だ。ロッタンはプレッシャーをかけてペッダムを押していき、一方のペッダムは狙いすまして良いショットを繰り出していくのではないかと想像している」

リトゥ・フォガット

試合の前に祈りを捧げるインドの格闘家リトゥ・フォガット

「素晴らしい試合になると思う。どちらのアスリートも素晴らしく、若く、ハングリー精神が旺盛で、2018年にONEに参戦して以降、どちらも自身の価値を証明している」

「壮大な試合になるだろう。ロッタンは(ONEで)無敗だが、ペッダムもロッタンとのライバル関係でリードしたいと切望している。もし意見を聞かれるなら、自分は非常に僅差の試合になると思う。どちらも勝つチャンスは同じだが、勝者を選ばなければならないなら、タイトル戦の挑戦者だという理由だけでペッダムを選ぶ」

MOMOTARO

2020年1月の試合後にMOMOTAROを慰めるペッダム・ペッティンディーアカデミー

「自分もフライ級の選手だから、この試合には一番注目している」

「今回はタイトル戦で5ラウンドの戦いになるから、通常のムエタイの試合に近く、ムエタイの王道的な戦い方が得意なペッダムが有利ではないかと予想している。ペッダムとは対戦経験があるから、うまさも強さもよく知っている」

「一方、ロッタンはガンガン前に出て面白い試合をするタイプ。第1ラウンドから攻めて行って序盤でポイントを稼げば、試合の結果は変わるかもしれない。」

内藤大樹

日本のムエタイ選手内藤大樹

「ロッタン対ペッダムの試合は、自分と同じ階級だから気になっている」

「ロッタンは誰が見ても強い選手。ペッダムはONEに来る前から強い選手だと思って注目していた。強いタイの選手同士の戦いが見られると思う」

「ロッタンが勝つという予想も聞くが、ペッダムが距離を保てれば、勝機があると思う。距離のコントロールが鍵になるのではないか。」



エコ・ロニ・サプトラ

インドネシアの総合格闘家エコ・ロニ・サプトラ

「自分には、どちらが勝つかを予測するのは困難だ。リングの中では、物事を予測するのが難しくなる。ロッタンはパワーがあるが、パワーは必ずしも勝利を保証するものではない。誰が勝つかはわからないが、これは素晴らしい戦いになるだろう」

「ロッタンはタフで粘り強いが、だからと言ってペッダムのすべてのパンチを受けることができるという意味ではない。どちらもタイ出身なので面白い。今ではタイで最強の2人だと思うし、ペッダムもかつて(ONEフライ級キックボクシング世界王者という)タイトルを持っていた」

「ペッダムには(ONEフライ級ムエタイ世界王者の)タイトルを獲得するという強い動機が必要だ。ロッタンには力があり、近距離での戦いはロッタンに有利になるから、ペッダムは間合いを維持しようとするだろうと見ている」

渡辺優太

日本のムエタイファイター渡辺優太がボディキックを放つ

「この試合は距離の取り合いだと思う。ONEでのロッタンはパンチでガンガン前に行くのに対して、ペッダムは距離取って、テクニックを駆使したスタイル『フィムー』で戦いたいと思うだろう」

「だからペッダムは、前に来るロッタンをどうやって止めるかによって、試合のペースを掴めるかどうかが決まるのではないかと思う」

山田健太

日本のムエタイファイター山田健太が入場

「 以前両者が対戦した時は、ペッダムがロッタンの強打のパンチをブロックで我慢してミドルを返し、うまくいなしたペッダムに軍配が上がった」

「あれから2年半が経ったが、両者の得意スタイルは変わっていないから、基本的に同じ様な展開になると思う」

「しかし、今回は小さいオープンフィンガーで戦うONEのムエタイルールだから、ロッタンのパンチをガードで凌げるのかがポイントになると思う」

プリシラ・ヘルタティ・ルンバン・ガオール

国旗を掲げリングに向かって歩く、インドネシアのプリシラ・ヘルタティ・ルンバン・ガオール

「どちらもまだ若いから、激しい戦いになると思う。自分はペッダムの試合をいくつか見てきたが、彼はいつも楽しませてくれる。だがそれ以上に、直近のMOMOTARO戦ではやや精彩を欠いていたが、彼は優れたファイターだ」

「ペッダムはかつて(ONEフライ級キックボクシングの)世界タイトルのベルトを手にしており、この試合に懸かっているものは大きいから、どちらにとっても厳しい戦いになるだろう。ロッタンはONEフライ級ムエタイ世界タイトルを守ろうとするし、ペッダムは全力で奪いに行くだろう」

「タイトルは獲得するより守る方が難しいから、多くの場合、防衛する側がより安全に行きがちだ。ロッタンは特に注意して臨むだろう」

「彼らが全力を尽くして、テクニックを披露してほしいと思う。ロッタンがベルトを失うことを恐れて、後ろに下がらないよう期待したい。自分たち観客が彼らから学べるよう、両者ともベストを尽くしてほしい。ロッタンはまだ勝ち誇って出てくると思うが、どちらも試合を通して攻撃的にやってくれるだろう」

スノト

インドネシアの総合格闘家スノト

「メインイベントに相応しい、興味深い対戦だ」

「両者ともタイ出身で、お互いをよく知っているかもしれないが、リングの中で全てを出してくれるだろう」

「テクニックに関しては、ペッダムが優勢だと思う。彼は美しいキックを決めてスピードで攻めようとするだろうが、ロッタンはブルドーザーのように前進し続ける。また、現時点ではロッタンの方が戦いに臨むメンタリティでは上だと思う」

「ロッタンはペッダムを刺激してより感情的にしようとするだろう。打たれたときも、彼はアゴを叩き続けるが、痛みも感じている。それは心理的な戦いの一部だ」

ジョシュ・トナー

オーストラリアのムエタイ選手、ジョシュ・トナーがアンディ・ハウソンをパンチ

「ペッダムのキックの速さは対応するのが難しく、攻撃的なロッタンは激しく素晴らしい試合にしてくれるだろう」

「どちらのスタイルも打ち負かすのは難しい。パンデミックの合間により強くトレーニングに励み、より強く勝利を望んでいるほうが勝つだろうと感じている。だが自分はロッタンに賭けている」