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【10/13大会】ホノリオ・バナリオ「青木真也戦、ミスは許されない」

2019年9月27日

ホノリオ・バナリオ(フィリピン)は格闘技史上、最大のイベントで、全44人の選手の中で最も開催地、日本で人気のある選手と対戦する。

10月13日(日)に東京・両国国技館で開かれる「ONE:CENTURY 世紀」の第2部で、日本人ファイター青木真也と対戦する。

青木は格闘技の伝説的存在だ。3月に東京で開催された「ONE:NEW ERA 新時代」では、母国の声援を背に、バナリオのチームメイト、エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)を相手にほぼ完璧なサブミッション勝ちを決めていた。

青木は再び両国国技館で、再びフィリピンの格闘技ジム「チーム・ラカイ」の選手を相手に、同様の結果を挙げるつもりだ。だがバナリオも負けてはいない。

もし青木に弱点があるとすれば、それは強力な打撃だ。元ONEフェザー級世界王者はその拳で数々のノックアウトを積み重ねてきた。

待ち受けるキャリア最大の試練に先立ち、バナリオが青木のサブミッション対策や勝利へのプランを語る。

ONEチャンピオンシップ:青木真也は前回の日本での試合で、自身のチームメイトを破った。モチベーションには影響したか? 

ホノリオ・バナリオ:伝説的存在である青木真也と対戦するのは、今回が初めてだ。自分が格闘技を始めた時には既に、彼は世界チャンピオンになっていた。

彼と対戦すること自体が、自分にとっては成果と言える。青木を倒すために全力を尽くすが、それはチームメイトを倒されたからではない。自分のスキルが青木のような選手と戦えるほどに高まっていて、自分も世界一流の選手の一人だということを証明したいからだ。



ONE:青木は母国の声援を受けて戦うだろう。観客の影響は?

バナリオ:フィリピンで戦うときは観客が試合中ずっと、自分たちを応援してくれる。

彼も同様に、日本での試合であれば日本のファンのサポートを受け戦う。だから観客のことはあまり考えないようにして、ゲームプランを着実に実行することに集中したい。

青木のような選手と対戦するには、ミスは許されない。ゲームプランをしっかり実行しなければいけない。彼はあっという間に試合を終わらせることで知られているからね。彼の思い通りにさせるのではなく、自分のゲームプランの中で青木を動かす。
ONE:母国フィリピンではファンの歓声は自信を与えてくれるが、今回はそれは相手への自信になる。これまでの経験上、開催地の出身選手と戦うことで何か影響はあるか?

バナリオ:リングに上がればそんなことは何も関係がない。もう何年も格闘家として戦ってきているから、どうやって対処するかわかっているし、普段と同じ。

ONE:試合が近づくにつれ、プレッシャーは感じているか?

バナリオ:むしろ興奮している。試合がどういう風に始まるか、向かってくる青木にどう対応するか、自分の最初の動きは何か、ということを頭の中で視覚化してイメージしている。

もちろん、実際に東京に行ったときはプレッシャーを感じるかもしれない。でもそんなこと誰にわかる?たいてい試合がある週になるとプレッシャーを感じるが、リングに上がれば関係ない。

Honorio "The Rock" Banario throws a right hand at ONE: DAWN OF HEROES

ONE:どうやってプレッシャーを乗り越えるのか? 

バナリオ:ただ無視するだけ。やるべきことに集中する。練習してきたことやゲームプラン、どうやって彼を倒すかに集中する。

こういうことに集中することで、どんなにプレッシャーを感じたとしても大丈夫だという自信を深めることができる。

ONE:トレーニングの調子はどうか?何か変えたことや、集中的に取り組んでいることは?

バナリオ:対戦相手の能力が分かっているから、トレーニングはいつもより激しくなっているし、試合で全力を出せるように頑張っている。

前回の試合の時、もっといいコンディションで臨めたんじゃないかと感じた。だから最適な状態に持っていくため、少なくとも、以前より2倍くらいはハードに練習している。

ゲームプラン通りに戦ってなんとか勝ちたいと思っている。青木が相手では、ちょっとしたミスも許されないと分かっている。それが命取りになって、彼の得意な寝技に持ち込まるから。

ONE:青木はグラップリング(組み技)が得意だが、他に気を付けるべきことはあるか?

バナリオ:彼は打撃を磨いてきているんじゃないかと思う。前回の試合で、クリスチャン・リー(シンガポール)を相手に立ち技で接近戦を仕掛けていたから。

彼をただのグラップラーだと見るつもりはなくて、むしろ完璧な格闘家だと思っている。そういう前提で対戦に臨むつもりだ。試合が始まってからびっくりしたくないからね。 

ONE:青木の弱点をどう見るか?

バナリオ:青木はグラウンドでの戦いぶりから伝説的存在と言われいてる。でも自分は立ち技の試合が強い。自然とお互いの強みで勝負することになるのではないか。

この別々の強み同士がぶつかるというのは、誰もが想定していることだ。だからどちらが先に攻撃し試合の勝負を握るか、当日まで待つしかないんじゃないかと思う。

ONE:フォラヤンは青木と2度、対戦している。何かアドバイスはもらったか? 

バナリオ:フォラヤンはこの試合に向けた準備を、本当によく手伝ってくれている。青木の強みを指摘して、どうやったら彼のゲームプランに対抗できるか教えてくれている。

試合ではどういう風に動くべきだったか、何度もシミュレーションするのを手伝ってくれる。何度もやっているから体が覚えてしまっているかのようだ。

ONE:グラウンドでの戦いぶりが弱点だという人もいるが?

バナリオ:いつだって批判する要素はあるものだし、もっとうまくなって改善したところを見せたいと思っている。

批評を書いている人のためにやっているわけじゃないから、自分たちはトレーニングを続けて、自分の試合をするだけ。試合を通じて見返してやればいい。でもそういうコメントは発奮させてくれるからありがたいと思っている。 

Honorio Banario throws a low kick at ONE: DAWN OF HEROES

ONE:どうやって試合を決めたいか?

バナリオ:できればゲームプラン通りに試合を進め、フィニッシュで終わらせたい。

青木のような選手と対戦するには、何か対抗できるものをもっていないといけない。そうでなければ、彼の強みに引きずられて圧倒されるだけだから。

ONE:今回のイベントでは名の知れた選手が多く参戦する。どのようにして青木との試合を印象付けたいか?

バナリオ:彼の試合を台無しにすることができれば、ショックを受ける人は多いだろう。

青木は総合格闘技で最も偉大な選手の一人だ。だから彼からフィニッシュをもぎ取れるとすれば信じられないような成果と言える。ファンの人たちにはよく見ていてもらわないとね。 

東京・両国国技館 | 10月13日 (日)  | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)

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「ONE: CENTURY 世紀」は、さまざまな格闘技から28人の世界チャンピオンが参戦する、史上最大の世界選手権格闘技イベントだ。フルスケールの世界選手権格闘技イベント2大会が同日開催されるのも、史上初めてのことである。

複数の世界タイトル戦、世界グランプリチャンピオンシップ決勝戦3試合、そして世界チャンピオン同士の対決をふんだんに取りそろえ、ONEチャンピオンシップが東京の両国国技館で新地平を切り拓く。