【12/11大会】 ONE: BIG BANG II を見逃せない5つの理由

Jonathan Haggerty at ONE A NEW TOMORROW DC 6120

大注目の大会を終えたばかりのONEチャンピオンシップだが、今週もヘビーな打撃尽くしのイベントの続編をお届けする。

12月11日(金)、世界最大の格闘技団体ONEは「ONE: BIG BANG II 」(シンガポール・インドア・スタジアムで事前収録)を配信する。

スリル溢れる総合格闘技3試合、爆発的なキックボクシング2試合、そして一級のフライ級ストライカー同士の重要なムエタイマッチがある。

このイベントが必見の理由5つをこの記事で紹介する。

#1 ハードな打撃のムエタイマッチ

鉄の拳を持つONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)が君臨するこの階級で、挑戦権を狙う2人のアスリートがメインイベントで対決する。

11ヶ月前、ロッタンとのリマッチで敗れた元タイトルホルダーのジョナサン・ハガティー(イギリス)が久々に登場。ハガティーはロッタンとの3戦目の機会を狙っている。

アグレッシブなスタイル、鋭いヒジ、そして論理的なアプローチで敵を崩すハガティー。しばしば長い距離からリーチを駆使して攻撃するが、この金曜日の夜はそうも行かないかもしれない。

今回の相手はシュートボクシングチャンピオンの内藤大樹。ハガティーよりも身長が2センチ高く、現在4連勝と波に乗っている。素晴らしいディフェンスとカウンター、そして激しく食らいつく姿勢を武器に台頭してきた。

ハガティーを倒せば、内藤は間違いなくONE公式アスリートランキング入りし、長年の目標であった世界タイトル戦も視野に入ってくるだろう。

#2 キックのレジェンドが登場

コーメインイベントでは、トップクラスのライト級キックボクサーが登場する。

元ONEライト級キックボクシング世界タイトル挑戦者の二キー・ホルツケン(オランダ)は、現在1位コンテンダー。

オランダのキックボクシングのレジェンドであるホルツケンは、通算92勝を挙げており、危険なボクシングスキルを持つストライカーだ。そのスキルを駆使して、コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)をノックアウトし、ランキング2位のムスタファ・ハイダ(イタリア)を圧倒した。

ハガティーと同様、ホルツケンもこれまでに2度敗れた相手との3度目の対戦機会を狙っている。現ONEライト級キックボクシング世界チャンピオンのレギン・アーセル(オランダ)だ。

そのためには今回の対戦相手、5位のエリオット・コンプトン(オーストラリア)のようなトップコンテンダーを倒す必要がある。

コンプトンは、落ち着きある体系的アプローチを使うストライカーで、ムエタイとキックボクシングを融合させて強力な打撃を生み出した。

両者とも独特のスタイルと才能を持っており、金曜日は激戦になるに違いない。



#3 フェザー級新挑戦者が誕生?

A close-up shot of MMA fighter Tetsuya Yamada

この10月、長年フェザー級の頂点に君臨していたマーティン・ニューイェン(ベトナム/オーストラリア)をタン・リー(ベトナム/米国)が倒し、新ONEフェザー級世界タイトルのベルトを獲得した。以来、誰が最初にリーに挑戦するのか話題になっている。

ニューイェンとのリマッチもあり得るだろうし、ゲイリー・トノン(米国)や山田哲也といったアスリートの可能性もある。

山田は4位コンテンダーで、最も経験豊富なファイターだ。戦績は、26勝7敗2分。過去11戦で9勝を挙げており、フェザー級に完全移行する前は、より重い階級でもしばしば戦っていた。

この「ONE: BIG BANG II」で強烈なアピールができれば、次なる挑戦者として名前が上がることになるだろう。

だが、それは簡単なことではない。今回の対戦相手のキム・ジェウォン(韓国)も才能あふれるこの階級の注目株だ。戦績は10勝4敗、直近では3位の松嶋こよみに敗れているため、ランキング入りへのモチベーションは高まっている。

#4 ウェルター級のスターが久々に

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ウェルター級のスター2人が久々に登場する。マレーシアのアギラン・ターニ と、元ONE世界タイトル挑戦者のタイラー・マグワイア(米国)だ。

マグワイアの直近の試合は、2018年11月。空位のONEウェルター級世界王座の座をかけてゼバズチャン・カデスタム(スウェーデン)と戦ったが敗れ、キャリア上の唯一の黒星を負って以来だ。

怪我の回復やリフレッシュのためにしばらく休養していたマグワイアだが、今回は久々の試合で、融合された武器を駆使して、最大15分の戦いに挑むつもりだ。そして最終的には、現王者のキャムラン・アバゾフ(キルギス)への挑戦を目指している。

だが、対戦相手のターニも、アバゾフを視野に入れている。

ターニがONEのケージ「サークル」に入ると必ず火花が散る戦いになる。戦績は11勝4敗、ブラジリアン柔術を得意としているが、スタンドでの打ち合いも厭わない。さらに、フィニッシュを目指して戦い続ける闘魂を有している。

また、ターニは負傷中に出場した2018年12月の試合でアバゾフに敗れており、再戦を切実に望んでいるため、モチベーションも高いだろう。

現ウエルター級王者に挑戦するコンテンダーはまだ決まっていないため、重要な一戦だ。

#5 ONEのニューカマーたち

この金曜日、3人のアスリートがONEデビュー戦を迎える。

何度もムエタイとキックボクシングのチャンピオンになったエロール・ジマーマン(オランダ)がヘビー級キックボクシングマッチに登場。同じくONEニューカマーのセルビアのムエタイチャンピオンのラーデ・オパチッチと対戦する。

そして、ONEウォリアーシリーズ出身のアリ・モタメド (イラン)もONEデビュー。ONEジャカルタトーナメントチャンピオンのチェン・ルイ (中国)と「ONE: BIG BANG II」の第1戦目で対戦する。

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