【4/6大会】ONE Fight Night 21: Eersel vs. Nicolasを見るべき5つの理由

Regian Eersel Dmitry Menshikov ONE Fight Night 11 64

世界最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップは今週末、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで有名選手が多数出場する大会を2日連続で開催する。

まずは4月5日(金)の「ONE Friday Fights 58: Superbon vs. Grigorian II」。そして4月6日(土)の日本時間の朝には、世界タイトルマッチ2戦が目玉を飾り、4競技にわたる試合が繰り広げられる「ONE Fight Night 21: Eersel vs. Nicolas」が行われる。

「ONE Fight Night 21」は、オープニングからメインイベントまで、一瞬たりとも見逃せないビッグイベント。

この記事では、同大会を見るべき5つの理由を紹介する。

#1 連勝キープがかかった世界戦

同大会のメインイベントでは2競技王者のレギン・アーセル(スリナム)が、ここまで無敗としているアレクシ・ニコラ(フランス)を迎え、ONEライト級キックボクシング世界タイトル防衛に臨む。

この一戦は驚異的な連勝数をキープしているアスリート同士の戦い。

アーセルは世界屈指の才能あふれるファイターとされており、ONEではキックボクシングのタイトルをこれまでに4度防衛し、2016年から22連勝中。今回の試合ではベルトの防衛に加え、ニコラにプロ初の黒星を付けることを狙う。

挑戦者のニコラは、通算戦績23勝0敗で、欧州トップのライト級キックボクサーとして確固たる地位を築き、今年1月にONEで白星デビューを飾った。

今回の世界タイトルがかかった試合では、いずれかの選手の連勝記録に終止符が打たれることになる。

#2 ルオトロ兄弟に一番の試練

ケイドタイのルオトロ兄弟は、ONEで2022年12月以来となる兄弟同一大会出場。2人とも対戦相手は強敵で、過去最大の試練に臨むことになる。

現ONEライト級サブミッション・グラップリング世界チャンピオンのケイドは、ブラジリアン柔術黒帯のフランシスコ・ロー(ブラジル)と、キャッチウェイト(180ポンド)マッチで対戦する。

ローは国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)ノーギのパン・アメリカン選手権を制しており、どんなアスリートでもタップアウトさせる革新的なサブミッション・ハンターとして知られる。

さらに、タイはONEウェルター級サブミッション・グラップリング世界王座の初防衛戦に臨む。

挑戦者のアイザック・ミシェル(オーストラリア)は、世界トップクラスのレッグロックやバックテイク、ガードパスの技術の持ち主で、タイを王座から陥落させるに十分な資質を有している。

#3 フライ級上位ストライカーが集結

「ONE Fight Night 21」には、フライ級ストライカーの上位ランカーが多数出場する。

同級キックボクシング3位コンテンダーの内藤大樹は、21歳の同級ムエタイ3位のデッドゥアンレック・ティーデ99(タイ)と、キックボクシングマッチで対戦する。両者は2023年7月にムエタイマッチで激突しており、その際はデッドゥアンレックがボディ攻撃で圧倒し、ユナニマス判定で勝った。

今回の試合では、デッドゥアンレックは前回の勝利はまぐれではなかったと証明し、キックボクシングでも内藤を相手に2勝目を挙げたいと燃えている。

さらに同級ムエタイ2位のジェイコブ・スミス(英国)は、デニス・ピューリック(カナダ / ボスニア・ヘルツェゴビナ)とムエタイマッチで対決。両者とも直近の試合ではKO勝ちとしており、この勢いを維持したまま、この一戦を世界タイトル挑戦へのステップとしたいところ。

さらに、両者とも強烈な打ち合いを好むタイプとあり、どちらか一方が崩れ落ちるまで激戦が繰り広げられることだろう。

#4 無敗のヘビー級の“怪物”がONE2戦目

MMAで指折りの新星でここまで無敗としているベン・タイナン(カナダ)がONEで2度目の出場を果たす。ヘビー級MMAマッチで対するは、超絶スキルの持ち主として知られるデューク・ディディエ(オーストラリア)。

タイナンはレスリングがバックボーンで、そのグラウンド・アンド・パウンドはおそらくこの階級で“最恐”。昨年11月にONEデビューを果たし、前評判通りの戦いぶりでKOアーティストのカン・ジウォン(韓国)に一本勝ちとした。

対するディディエは、柔道とブラジリアン柔術黒帯で、サブミッションのスペシャリスト。

こうした相手のグラップリングのバックボーンを考慮し、タイナンは今回の試合では進化し続ける打撃を披露してパフォーマンス・ボーナスを獲得できるようなKO勝ちをしたい、と宣言している。

もしそれが実現すれば、王者のアナトリー・マリキン(ロシア)など、ヘビー級MMA部門の他の選手たちから注目を浴びることになるだろう。

#5 無敗キープ狙うスーブラック

タレントがひしめくバンタム級ムエタイ部門で快進撃を続けるスーブラック・トー・プラン49(タイ)は、登竜門大会「Road to ONE」優勝者のウラジーミル・クズミン(ロシア)と対戦する。

スーブラックは、昨年6月にデビューして以来ONEで5勝0敗(4KO)としており、そのオールラウンドなスキルとフィニッシュへの本能が評価されている。

対するクズミンはONEで連勝中で、絶好調の様子。

スーブラックが現在の勢いをキープしてランキング入りを果たしたいのであれば、今回の試合では決して負けるわけにはいかない。

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