【6/7 ONE Fight Night 32】“18歳ムエタイ神童”ガザリ、再起戦でパエスと激突!

6月7日にタイ首都バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「ONE Fight Night 32」のフライ級ムエタイで、ジョハン・ガザリ(米国)がディエゴ・パエス(米国)と対戦する。
マレーシア系アメリカ人のガザリは18歳のムエタイ界神童。2023年に当時16歳だったガザリはONEチャンピオンシップと史上最年少契約を交わし、大きな話題を集めた。
参戦後は、尊敬するロッタン・ジットムアンノンを彷彿とさせる超攻撃型ファイトスタイルで会場を沸かし、ONE6勝5KOの戦績でムエタイ界のライジングスターの一人として活躍している。
現在、王座が空位のフライ級ムエタイのタイトル戦線で、ランキング外だが、ガザリはタイトル挑戦権を掴む候補の一人と言っても過言ではないだろう。
対するパエスは米国ムエタイ界の実力者の一人。今年2月の「ONE Fight Night 28」でデビューし、同じ米国出身の強豪ショーン・クリマコに判定負けしたものの、僅差と善戦。2戦目で初勝利を狙う。
パエスはONE参戦前、アマチュア時代に10戦無敗のパーフェクトな戦績を残し、その後はアメリカ国内の大会で5つのタイトルを獲得するなど、輝かしい実績を残した。
現在、サウスカリフォルニアのクラシック・ファイト・チームでトレーニングを重ねるパエス。予想困難なトリッキーな技に加え、相手を圧倒するスピードとダイナミックな動きは、強打自慢のガザリでも苦戦する可能性は十分にある。
群雄割拠のONEフライ級ムエタイにおいて、トップ接戦に駆け上がるには落とせない重要な一戦。ゴングがなった直後、様子見なしのノンストップアクションが期待できそうだ。
今年1月の「ONE170」で若手ライバルのジョハン・エストゥピニャンに判定負けし、再起戦となるガザリ。果たしてどのようなパフォーマンスを見せるか。