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【1/10大会】ロッタンとの再戦へジョナサン・ハガティー「次は勝てる」

ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのジョナサン・ハガティー(イギリス)は、ロッタン・ジットムアンノン(タイ)との前回の対戦から学んだ教訓を生かして、110日(金)の再戦では勝てると確信している。

ハガティーはタイ、バンコクのインパクト·アリーナで行われる「ONE: A NEW TOMORROW」のメインイベントで現世界王者ロッタンが持つタイトルベルトに挑戦する予定だ。

2019年8月にフィリピン・マニラであった「ONE: DAWN OF HEROES 」でロッタンは5ラウンドに及ぶスリリングな戦いの末にハガティーから王座を奪取していた。

それ以来、ハガティーはバンコクでの再戦で雪辱を果たす為に技術的にも精神的にも進化を遂げて来た。

再戦を前に、ロンドン在住22歳のハガティーがロッタンとの最初の戦い、そこから学んだ事、そして宿敵ハガティーに次は勝てると自信を持つ理由について語ってくれた。

ONEチャンピオンシップ:世界タイトル戦のリマッチはどのように決まった?

ジョナサン・ハガティー:(何ヶ月も前に)すぐにリマッチをオファーしてくれたことにとても感謝しているが、その時は断らざるを得なかった。自分の中では、まだ自信がなかった。まだ敗戦から立ち直る最中だった。すぐに飛び付いて再戦する事も出来たが、自分が100%の状態でないとダメだと思った。以前にそれをやって、良い結果にはならなかった。

リマッチのオファーを断るのはとても忍びなかったが、今こそがその時だ。正しいタイミングだと分かるんだ。1月10日に来てくれれば、自分の決断が正しかったことを証明するよ。

ONE:ロッタンとの再戦ではどんな変化が必要?

ハガティー:もっと感情を抑えて戦う。何故ならば、こちらをムキにさせるのがロッタンの戦法だからだ。彼は打ち合いをさせようとする。こっちの土俵の外で闘争本能を引き出そうとするんだ。

その手には乗らずに、ジャブと前蹴りで突き放して彼を苛立たせるつもりだ。彼の方から向かって来るように仕向けて、彼がこっちの思い通りに動くのを待って、練習して来た通りに仕留めるよ。

Jonathan Haggerty throws his push kick at ONE: DAWN OF HEROES.

ONE:初戦では感情的になり過ぎたと言ったけど、それはどういうことか?

ハガティー:言い訳をするわけではないんだ。あの夜、強い方が勝った。第1ラウンドでは自信があった。第2ラウンドでも楽勝になると思った。でもタイの選手は後半のラウンドで調子を上げて来る事が分かったから、そこは次も警戒しないといけない。

第3ラウンドでレフリーにブレイクされた時だ。ロッタンに対してリスペクトがないわけでも、彼の勝利にケチをつけるわけでもないが、彼が自分の背中を触ったんだ。自分は肘打ちをされたと思って頭がカチンと来てしまった。流そうとはしたんだ。でも感情的になってしまって、打ち合い行ってパンチをぶん回してしまった。いつもの自分ならそんなことはしない。

イライラしてしまった。最初の2ラウンドのよう動いていなかった。冷静さを忘れてぎこちなくなってしまった。足を止めて打ち合うなんて、全く馬鹿げていた。

第3ラウンドの終わり、そして第4ラウンドに入ると「彼の術中にはまっている」と分かった。でも逃げたくないと思ってしまって、もう引き下がれなくなっていた。第5ラウンドには冷静さを取り戻して、そのラウンドは自分が取ったと思ったが、やはりダウンをした後では手遅れだった。ジャッジはダメージを重視するからね。

Jonathan Haggerty throws his jab at ONE: DAWN OF HEROES.
ONE:第5ラウンドで持ち直せたのはなぜ?

ハガティー:父親の大声が聞こえたのと、コーチのクリスが「このラウンドを絶対に取れ!」と叫んでいたのは覚えている。疲れてはいなかった。そこまでダメージはなかった。足が思うように動かない状況でも、強い気持ちでそこに立ち続けて戦い抜くのが自分のやるべき事だった。

ONE:試合映像は振り返って観た?観たのなら、どう思った?

ハガティー:何度も観たよ。第1、第2ラウンドを巻き戻して観るのが好きなんだ。マスタークラスのようだったからね。自分でも信じられないパフォーマンスだった。もちろん、試合全体を見ないといけないが。

倒された第4ラウンドを観るのは辛い。ダウンをしたのはあれが初めてだと思うが、ゆっくり時間をかけて立ったよ。見上げた天井に自分の名前が見えたのを覚えている。客席に母親がいるのが見えた。深呼吸をして、両手で頭を抱えて、立ち上がって、ジャブと前蹴りを出し続けて、ロッタンに対して角度を作るようにしたんだ。

ONE:そこからどんな教訓を得た?

ハガティー:彼の術中はまらない事だ。足を止めてパンチをもらいながら打ち合いに持ち込もうとする彼のゲームプランに引っ掛からない、彼の土俵に引きずり込まれない事だ。熱くならずに笑顔を返せばいいんだ。皆んなは打ち合いが見たいのかもしれないが、時にはシンプルに戦うのが秘訣だ。自分の冷静さを失わないように、ジャブを主体にもっと角度を使って戦うよ。

Jonathan Haggerty and Rodtang Jitmuangnon embrace after their ONE Flyweight Muay Thai World Title bout in Manila.

ONE:ロッタンの「ONE: CENTURY Part Ⅱ」でのボルター・ゴンサルベス(ブラジル)との防衛戦からは何か得るものはあった?

ハガティー:良い試合だった。それに僅差だったと思う。ロッタンと似たファイトスタイルのゴンサルベスと自分を比べるのは難しいが、やはりロッタンは相手に距離を取って動かれるのを嫌うのが分かった。彼は足を止めた打ち合いに持ち込みたいんだ。そんな事はもう起きないけどね。

ONE:相手の出方が予測出来る分、再戦はやり易くなる?それともお互いに対策を練っている事でより難しい試合になる?

ハガティー:向こうの手の内が読める分、戦い易くなると思うよ。彼が特別な選手だとは思わない。確かに良いパンチを幾つかもらったが、効いたのはその3発だけだ。実際のところ、彼よりも強い選手達と自分は戦っている。今度の対戦では彼が予測できない点をいくつか修正して、それらを研ぎ澄ませるだけだよ。

バンコク | 1月10日 (金) | ONE: A NEW TOMORROW| 公式アプリで生中継(無料)|日本公式Twitter日本公式Instagram