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平田樹、自宅トレーニングは「兄のスパルタ指導」

2020年4月24日

ほとんどのONEチャンピオンシップのアスリートと同様、新型コロナウイルスの影響で、平田樹は自宅で多くの時間を過ごしている。だが、平田の自宅にはさらなるパワーアップを遂げるための、“秘密兵器”がいるのだ。

 

ここまで無敗の平田は、ONEが2020年の大会スケジュールを再開する時に、何人かの可能性のある対戦相手に目を向けている。そして、平田の兄がその準備を手助けをしているのだ。

兄の直樹は、中学から大学まで柔道の名門である国士舘の寮に入っていたが、今春大学を卒業。自宅に帰ってきた。

「兄と一緒にトレーニングをしている。走ったり、ミット、腹筋などの体幹トレーニングをしたりしている」

「こんなに一緒に練習したのは初めて。兄は中学から大学までずっと、国士舘の柔道部で寮生活を送り、家にはいなかったから。でも大学をちょうど卒業して家に帰ってきたタイミングだった」

「外出は避けているが、トレーニングには専念できていると思う」



兄の直樹は2月、長年の実績を持つ日本の格闘技団体DEEPのアマチュアトーナメントを制覇。そして今、妹と同じように総合格闘家としての道を追い求めているのだ。

「兄はスパルタなので、きつい。サボらず手を抜かずにやるタイプだ。追い込まれて、最近はずっと筋肉痛だ」と、平田は笑う。

「兄は寝技が得意で、試合前はいつも寝技を教わっている。いつも自分の先生のような感じ。柔道をやっていた時も、寝技はほとんど兄に習っていた。動きの練習はいつも兄としている」

「総合格闘技の試合の1ヶ月くらい前から、一緒にトレーニングする。海外遠征にもついてきてくれている。試合がない時は一緒に暮らしてはいなかったが、今は毎日一緒だ」

兄のスパルタ指導は報われている。

20歳の平田は2019年6月のONEデビュー以降、女子アトム級のランクを急速に駆け上がっている。

ONEで3戦3勝、しかも全てがフィニッシュ勝ちという実績を引っ提げ、格闘技の世界が再び動き出した時には、すぐに全力で次の試合に取りかかることができると期待する。

平田は、同じ階級の上位選手たちに挑む準備ができていると信じている。実際、彼女が見据えるのは同じ日本のあの選手や、無敗のあのスターなどだ。

「あまり(誰と対戦するかは)こだわりはない。誰が来てもいいようにはしたい。でも、山口芽生選手との試合もあり得るし、スタンプ・フェアテックス(タイ)選手もあり得ると思う」

元DEEP JEWELSフェザー級世界王者の山口は、総合格闘家の中でも最も愛されているベテラン選手の1人だ。

ブラジリアン柔術の黒帯であり、ONE女子アトム級世界タイトル戦に2度挑戦。プロとして34試合を経験している。

37歳の山口は、特に日本で非常に多くを成し遂げてきた選手だ。平田は、パイオニアである先輩の山口に対し、自分のスキルを試して見たいと思っている。

「同じ日本のONEの女子格闘技の選手なので、いつかは倒したい選手ではある」

「(山口は)柔術も寝技もできるし、空手もやっていて打撃もできる。(ゲームプランは今のところ)無計画だ」

一方、ONEアトム級ムエタイ世界王者で元キックボクシング世界王者でもあるスタンプは、総合格闘技では3勝0敗という記録を築いている。

平田はスタンプを綿密に研究しているし、総合格闘技での経験も豊富だ。それにもかかわらず、平田はスタンプを倒せるか、完全に自信を持っているわけではない。

「現在、タイでどれだけ練習できているかわからないが、今は(スタンプと対戦しても)まだ勝てる気はしない。だがどれだけできるかを試して見たいという思いもある」

「自分は寝技が得意なので、寝技で勝ちたい。向こうは多分、打撃でくると思うので、そこをどううまく寝技に持っていくかだと思っている」

「打撃もそうだが、もっと寝技の練習をしたいと思っている。技術をもっと増やしたくて、技術の練習を増やしている。技をもっとたくさん増やしたい。タックルの練習も投げの練習も」

平田の視界にはもう1人のアスリートがいる。

平田は2月の「ONE:WARRIOR’S CODE」で対戦予定だったビー・ニューイェン(米国)だ。入念な準備を重ね、勝つ自信もあったものの、ニューイェンがケガで辞退し、流れてしまったのだ。

ニューイェンとの対戦はまだ平田の視野に入っている。

「ニューイェン選手とやりたかった」

「試合2週間前に相手が変わってしまったから。次にタイミングが合えば、試したい。打撃はかなり練習をしていた。相手は構えがサウスポーだから、ずっとサウスポーの選手と練習していて、自信はあった」

だが平田は、再び観客で一杯の会場で試合ができるようになったら、何よりもファンを魅了するパフォーマンスを見せたいと考えている。

平田は懸命に練習に取り組み、次の試合を心待ちにしている。コロナウイルスの影響が収まる頃には、世界中のファンは世界で最もエキサイティングな格闘技大会を観戦する準備ができているだろう。

「今まで以上に、みんなに元気を与えられるような試合をしたい」

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