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エディ・アルバレス「ベルトを巻いているなら誰とでも戦う」

2020年6月10日

エディ・アルバレス(米国)は2019年を最高の形で締めくくろうと思っていた。

昨年8月の「ONE:DAWN OF HEROES」で、エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)にサブミッション勝ちし、復帰戦パフォーマンスとしては2019年のONEチャンピオンシップでベストとも言える試合を披露。ONEライト級世界グランプリ(WGP)決勝へと駒を進めた。

だが残念なことに、アルバレスはケガのために決勝戦を辞退し、1年の残りを自宅でのリハビリに充てるしかなかった。

ケガから回復した後、アルバレスは決勝で対戦するはずだったザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)との試合に向けてトレーニングに打ち込んでいた。だが、コロナウイルスの世界的流行により、その計画は一時的に中断を余儀なくされた。

したがって当面は、ONEの2020年の大会スケジュールが再開された時に、心身ともに完璧な状態でいられるよう、準備を整えている。

「幸い、家にはたくさんの物がある。シャットダウンになると聞いてすぐ、プールを使えるようにした」

「トレーニングを終えた後、少し泳いで温かいお湯に浸かれるようになった。自宅と自分のジムで、子どもたちとトレーニングしているだけ。ちょっと状況が切り替わったような感じだ」



ONEでのライト級トップ選手との戦いに備えるため、アルバレスは基本に立ち返ることに時間を費やしてきた。

「こうして1人でいるとき、基本に戻るのが本当に好き。基本の正しい戦い方。バランスとかポジショニングとかそういうこと」

「正しく、しっかりした、基本的なポジションで25分間動き回ることができ、疲れたり飽きたりせず、戦いの基本だけやるのは、みんなが思うよりもずっと難しい。全てのファイターが一種の再構築としてやってみるべきだと思う」

 米国のエディ・アルバレスがエドゥアルド・フォラヤンにギロチンチョークを決め、ヒザで打撃を開始

再び試合に出る時が来たら、アルバレスは世界で最も偉大な総合格闘家の1人という立場につながった、いつものスタイルに戻ることも考えている。

「本当に、前に出る無茶苦茶なファイターになりたいと思ってきた。そのおかげで、今持っている全てのタイトルを獲得できた」

「考えすぎてためらうという発想は、思った以上のことになってしまうから、元の無茶苦茶なスタイルに戻りたい」

「前に出てダメージを与える(という元のスタイルに戻りたい)。自分の心がどこにあるのかをリセットしているようなものだ…自分がやりたい方法で戦いたいだけ。リスクを恐れずやりたいことをやりたいんだ」

アルバレスは、次にONEのケージ「サークル」に足を踏み入れる時、対戦相手が誰になるのか正確にはわかっていない。だが狙うのは、トップ中のトップ選手との対戦だ。

アルバレスはこれまで参戦した全てのメジャーな格闘技団体で世界チャンピオンになっており、ONEでも同様の成果を挙げたいと考えている。それを念頭に置いて、アルバレスはベルトに近づくためにどのライト級選手とでも戦う覚悟だ。

「自分の考えでは、いつも自分がチャンピオン。どこに行ってもチャンピオンを倒してきた。ONEチャンピオンシップで『自分が最強』だと思っている相手なら誰とでも、戦いたいと思っている」

「(ONEライト級世界チャンピオンの) クリスチャン・リー(シンガポール)とは今すぐにでも戦いたい。ベルトを巻いている人なら誰とでも戦う。自分が目を向けているのはそこだ。その前に誰かを倒さなければならないなら、倒して次に進む」

 米国のメガスター、エディ・アルバレスが勝利を祝う

いち早い復帰戦を熱望してはいるが、ライト級世界王者に4度輝いたアルバレスは、現状をポジティブに見ている。

アルバレスにとっては、いつもの忙しい生活からの脱却であり、家族とより多くの時間を過ごすいい機会になっている。

「全ての物事には理由があると考えている」

「『通常の生活に戻りたい』と話しているのをよく聞くが、これが通常の生活だと感じている自分がいる。あの忙しい生活は、もう通常の生活ではないように感じる。自分たちはこの状況をきっかけに、物事をより良い視点で見ていく必要があると思う」