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【11/20大会】ONE: INSIDE THE MATRIX IVを見逃せない5つの理由

2020年11月18日

ONEチャンピオンシップは、イベントシリーズ「INSIDE THE MATRIX」の最終章をお届けする。

世界最大の格闘技団体ONEは11月20日(金)、大興奮の5試合が行われる「ONE: INSIDE THE MATRIX IV」(シンガポールで事前収録)を配信する。

キックボクシング、総合格闘技にムエタイマッチで、急上昇中の格闘家達がONE世界タイトルに近づこうと、熱戦を繰り広げる。

この記事では、アクション満載になるであろう今大会を見逃せない理由を紹介する。

#1 ワン、タイトルへ再始動

ワン・ジュングァン(中国)は、世界タイトル挑戦への歩みを再び始めようとしている。

昨年12月、サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)と接戦の末、初代ONEストロー級キックボクシング世界チャンピオンになるチャンスを逃したワンは、なんとしてでもサムエーとのリマッチにこぎつけたいと意気込んでいる。

ワンは、昨年10月のONEデビュー戦で披露した通り、スピードとノックアウトパワーを有したアスリート。現在2位コンテンダーだが、一級のパフォーマンスを見せることができれば、リマッチを引き寄せることができるだろう。

対するは、ONEのニューカマー、アスランベック・ジクレーブ。ロシアとヨーロッパのムエタイチャンピオンで、華々しいONEデビューを飾ろうとしている。パンチ連打を好み、危険な右ボディキックを有しており、この金曜日にはこれらの武器を使って戦うつもりだ。

両者とも華々しい戦いぶりを披露してくれるであろうこの試合、ファンにとって垂涎モノになるだろう。

#2 ムエタイ世界王者同士が激突

コーメインイベントでは、サムエーとの再戦を狙うタイ国外の2人のムエタイ世界チャンピオン同士が対戦する。

この2月、初代ONEストロー級ムエタイ世界タイトルをかけて戦い敗れたWPMFムエタイ世界チャンピオンのロッキー・オグデン (オーストラリア)は雪辱の機会を狙っている。

オグデンは2位コンテンダーで、21歳。10度ムエタイとキックボクシングの世界チャンピオンになったジョン・ウェイン・パーの弟子。9ヶ月前のONEデビューでは、アグレッシブで主導権を握りにいくスタイルを披露した。

対するジョセフ・ラシリ(イタリア)は、WBCムエタイ世界チャンピオン。2018年1月に行われたONE初のムエタイマッチでサムエーに屈している。

ラシリは、打たれ強さに定評があり、対戦相手の強烈な打撃を受けようと、ガンガン打ちに行きながら前に出ていくアスリートだ。この「何が何でも退かない」スタイルによって、ONEスーパーシリーズで注目選手の地位を築き上げた。

宿敵とのリマッチを目標とする両者はこの金曜日、きっと火花が飛び散る戦いを見せてくれることだろう。



#3 グラップラーvs.ストライカー

総合格闘技バンタム級最高のグラップラーと、ストライカーの対決も行われる。

2度ブラジリアン柔術ノーギ世界チャンピオンになったブルーノ・プッチ(ブラジル)はこの数年打撃も磨いてきたが、危険なアスリートとして知られるようになったのは、その一級のサブミッションスキルのおかげだ。実は、6度のサブミッション勝利のうち、4度は第1ラウンドで挙げているのだ。

一方、クォン・ウォンイル(韓国)は、グラップリング技術に取り組んではいるが、もとは打撃の選手。

ONEでは3度、第1ラウンドKO勝ちをしている。そして2019年4月には、エリック・ケリー(フィリピン)を19秒で倒し、ONEフェザー級史上2位の最速KO記録の持ち主となった。

両者とも一級の得意技術を有しており、速攻の傾向があるため、この試合は1ラウンドも終わらないうちに決着する可能性もある。

#4 フェザー級注目の一戦

修斗環太平洋チャンピオンの高橋遼伍が、これまで無敗の新星ユン・チャンミン(韓国)と対峙する、総合格闘技フェザー級の大注目マッチが行われる。

高橋は、故山本“KID”徳郁の下で修行した経験があり、プロ戦績は13勝4敗。ノックアウト勝利を9度挙げている。新ONEフェザー級世界王者のタン・リー(ベトナム / アメリカ)に敗れるまでは8連勝していた。

経験豊富な高橋は、KOを狙いに行く姿勢で知られており、あと数勝すれば、ONE公式アスリートランキング入りして、リーと再戦する可能性もある。技術、強さ、耐久力を持ち合わせており、今後数年活躍が見込まれるアスリートだ。

一方、ユンはプロ総合格闘技デビュー以来無敗をキープしている。

ユンは、これまでの対戦成績は4勝0敗、フィニッシュ率100%。高橋戦は実力を試される機会になるだろうが、もしフィニッシュで勝つことができれば、この階級での絶好のアピールの機会になる。

両者ともアスリートとして脂が乗った時期で、どの試合も世界タイトルに向けて負けられない戦いだ。

#5 トップコンテンダーvs.無敗

女子5位ストロー級コンテンダーのマイラ・マザール(ブラジル)と無敗のノックアウトアーティストの チェ・チョン・ユン(韓国)の戦いが、大会オープニングを飾る。

マザールは、パン・アメリカン散打チャンピオンで、シンガポールのメガジム「Evolve MMA」所属。フィニッシュ率は84%。ノックアウトパワーとサブミッションの強さを持ち合わせている。

グラップリングでは、マザールに分があるかもしれないが、対するチェはキックボクシング出身で、総合格闘技にスムーズに転向した。

チェは、これまで全ての対戦相手をノックアウトしており、ONEのニューカマーとして、間違いなくヘビーショットを披露し、フィニッシュ率と無敗をキープするための機会を探っている。

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