“Pretty Boy”クォン・ウォンイル

クォン・ウォンイルは子どもの頃、問題を起こしてばかりいた。同級生と何度もけんかをして、転校せざるを得なくなったこともある。自分を変えなければいけないと決心した後、家の近くの学校でテコンドーを習い始め、彼の人生の風向きは変わっていった。

クォンは高校３年生の時に、格闘技のプロとして生きていく決意を固め、その夢の実現に全力を尽くした。テコンドーで黒帯を獲得したほか、ブラジリアン柔術も習得。韓国、日本、フィリピンを舞台に戦い、総合格闘技で７勝０敗という完璧な戦績を残した。

この素晴らしい成功により、クォンはONEチャンピオンシップから誘いを受ける。デビュー戦ではインドネシアのスター、アンソニー・エンジェレンを相手に衝撃の第１ラウンドノックアウト勝ち。今クォンは、メジャー大会でのチャンスを手にし、いつの日か史上最強の選手になり、そして子どもたちの憧れの存在になることを目標にしている。