【4/22大会】ONE: Eersel Vs. Sadikovic を見るべき5つの理由

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ONEチャンピオンシップは4月22日(金)、シンガポール・インドア・スタジアムで注目の試合が盛り沢山の「ONE 156: Eersel vs. Sadikovic」を開催する。

世界タイトルやトップコンテンダーの座を狙うトップファイターから、世界の舞台でアピールを狙う新星まで、さまざまな選手が登場する。

さらに、大会では4競技が行われ、さまざまな格闘技の魅力を味わうことができることだろう。

盛り沢山の内容のイベントだが、この記事では特に注目すべきポイント5つを紹介する。

#1 圧倒的王者アーセル対フレッシュな挑戦者

メインイベントでは、ONEライト級キックボクシング世界王者のレギン・アーセル(スリナム)が4度目の防衛をかけ、アドリアン・サディコビッチ(ドイツ)と対戦する。

アーセルは、ONEチャンピオンシップで6戦全勝、通算キャリア18連勝中で、この階級のトップに君臨し続けている。

対するサディコビッチは、昨年12月の「ONE: WINTER WARRIORS II」でONEデビューしたばかり。この時はムスタファ・ハイダ(イタリア)を倒し、この階級での真の脅威になりうることを示した。

アーセルのアグレッシブさとサディコビッチのボクシングスタイルの対決では、ONEのケージ「サークル」内で逃げ回るだけ、という試合は期待しないほうがいい。

アーセルは長いリーチでパンチを生かすことができるし、危険なキックも持っている。一方のサディコビッチも、パンチとキックを組み合わせ、熱い攻撃を仕掛けてくるだろう。

アーセルが失速中だと考える向きもあるかもしれないが、王者は直近の世界タイトル防衛戦の戦いぶりには満足しておらず、この試合を力強く終わらせたいと考えている。

一方、ベルト獲得を目指しハングリーになっているサディコビッチも一歩も引くことはないだろう。

#2 女子ムエタイ世界戦、若手が激突

コーメインイベントでは、ジャッキー・ブンタン(米国)と、17歳のスミラ・サンデル(スウェーデン)が、初代ONE女子ストロー級ムエタイ世界タイトルをかけて激突する。

24歳のブンタンは、昨年ONEに参戦して以来、3勝0敗とパーフェクトな戦績。スキル、タイミング、パワーを余すところなく発揮した戦いぶりを見せてきた。

今回の試合では、米カリフォルニアの所属ジム「ボクシング・ワークス」に、ONEアトム級キックボクシングチャンピオンのジャネット・トッド(米国)に次ぐ2つ目のONEスーパーシリーズのタイトルを持ち帰ろうと意気込んでいる。

一方のサンデルは2月の「ONE: FULL CIRCLE」で、攻撃的な攻撃を繰り出し、ディアンドラ・マーティン(オーストラリア)第3ラウンドでフィニッシュ。華々しいONEデビューを果たした。

「サークル」の外ではシャイな17歳だが、試合となれば圧力をかけ自信満々に相手を圧倒する。

勝てばONE史上最年少世界チャンピオンとなれるチャンスであり、この競技で上昇し続けたいと強い決意を見せている。

ブンタンは対戦相手のアグレッシブなスタイルの穴を突くと話しており、サンデルはベルト獲得へ燃えている。5ラウンド制のタイトルマッチは、ヒートアップすることだろう。

#3 挑戦権かけストロー級上位ランカー対決

ONEストロー級世界チャンピオンのジョシュア・パシオ(フィリピン)への挑戦権をかけ、1位コンテンダーのボカン・マスンヤネ(南アフリカ)と2位のジャレッド・ブルックス(米国)が対戦する。

両者ともONEではこれまで2勝0敗。レスリングのスペシャリスト同士で、お互いに尊敬し合っているものの、世界タイトル挑戦がかかる試合に向けては自信を漂わせている。

ブルックスにはトップレベルでの実績があり、マスンヤネはキャリア通算8勝0敗という無敗のアスリートとしての恐れを知らぬ姿勢を有している。

これらの要素に加え、両選手の総合力の高いスキルを考慮すれば、シンガポール・インドア・スタジアムでの試合はアクション満載となること間違いなしだ。

#4 サブミッション・グラップリングマッチ

ONE X」では、久々に「サークル」でサブミッション・グラップリングマッチが行われた。このルールの世界最高のスペシャリストを再び見たいと楽しみにしているファンもいることだろう。

今回の大会では、ブラジリアン柔術の世界チャンピオンに5度輝いたマイキー・ムスメシと、今成正和が12分の戦いを繰り広げる。

25歳のムスメシは、着衣とノーギの両方で世界トップクラスの実力を誇り、世界を席巻する新世代のグラップラーの1人だ。

対する46歳の今成は、サブミッション・グラップリングとMMAの両方で最高峰の選手と対戦してきたベテラン。その長いキャリアの中で、経験したことがないものを探す方が難しいかもしれない。

この試合は、オールドスクール対ニュースクールの対決となり、それぞれの必殺技である「マイキー・ロック」や「イマナリ・ロール」が披露されるかもしれない。

#5 デメトリアス・ジョンソンの愛弟子

ジェームズ・ヤン(米国)は、MMAのレジェンドのデメトリアス・ジョンソン(米国)の「AMCパンクラチオン」でのトレーニングパートナー。このため、急成長中のフェザー級アスリートとして大きな期待が寄せられており、ジョンソンもヤンがONEチャンピオンシップで大きな成功を収めることができると信じている。

ONE: REVOLUTION」で、ロエル・ロサウロ(フィリピン)に圧勝し、ONEデビュー戦で強烈な印象を残したヤンの今回の相手は、経験豊富なキアヌ・スッバ(マレーシア)。

スッバは、「サークル」で長く戦い抜いてきたアスリートであり、強力な打撃とグラップリングのスキルを持っている。

ヤンがスッバに勝てば、この階級のビッグネームに挑戦する可能性も出てくる。一方、厳しい敗戦から立ち直ろうとしているベテランのスッバにとって、この試合は負けられないものに違いない。

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