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エイドリアン・マティスのコーチ「ピークはこれから」

2020年4月5日

ズリ・シラワントは、ONEチャンピオンシップに出場した初のインドネシア人選手だ。彼は現在、国内で最もエキサイティングで、才能ある若手選手の1人を指導し、世界最大の格闘技団体ONEでの栄光へと導いている。

「Tigershark Fighting Academy」のヘッドコーチ、ズリ・シラワントがエイドリアン・マティスを相手にパッドを構える

シラワントはインドネシアで、総合格闘技のパイオニアとして知られている。エイドリアン・マティスが2013年に、初めてジャカルタのジム「Tigershark Fighting Academy」に足を踏み入れて以来、シラワントはマティスの指導に当たってきた

ベテランの下、マティスは急成長し期待の新星になった。

キャリア10勝を挙げ、しかもそのほとんどはノックアウトかサブミッションによるもの。さらにONE初参戦で、ONEストロー級インドネシアトーナメントを制覇した。

これらの輝かしいキャリアにもかかわらず、シラワントは26歳のマティスについて「ピークはまだこれから」と信じている。シラワントの考えを、独占インタビューで詳しく解き明かしていきたい。

ONEチャンピオンシップ:エイドリアン・マティスはONEアスリートの中で、最も熱いインドネシア人選手の1人になった。マティスは何がすごいのか?

ズリ・シラワント:マティスはゲームプランを賢く使えて、非常に戦術的だ。それにコーナーからの指示をしっかり聞く。きちんと耳を傾け、それをうまく実行に移すこともできる。それが1番の特徴だ。コーナーでは、ビデオゲームをしているように、より広い角度から見ることができる。

何人もの選手と一緒にトレーニングをしているが、みんながそんな能力を持っているわけではない。試合の時は全てをいつもはっきり見ることはできないから、相性が大事。それがコーチの役割だ。

それに、精神的にも優れている。相手が有名選手でも怯んだりしない。常に目標をしっかり持っている。対戦相手が遥かに経験豊富だとしたら、彼には失うものは何もない。ベストを尽くして、もし勝てば名を挙げられる。だから彼はいつも誰に対しても準備ができている。



ONE:彼は楽しくリラックスした態度でも知られている。それが彼の考え方を形作るのに役立っていると思うか?

シラワント:そうかもしれない。楽しくユーモラスなのは、ソーシャルメディアだけでなく、彼が毎日やっていること。自然なことなんだ。時々面倒くさくなるくらい面白い。だから彼に“パプアバッドボーイ”とリングネームを付けてやった。みんなを笑わせてリラックスさせるのが大好き。だからこそ試合中も、リラックスして落ち着いているのだと思う。

ONE:マティスが子ども時代に苦労したことは知られている。それが今の彼に何らかの影響を与えてきたと思うか?

シラワント:その経験は確かに彼に影響を与えてきたと思う。精神的に成熟していて、自律していて、過去の辛い経験をポジティブなものに変えることに成功している。彼はパプアニューギニアに引っ越し、両親とゼロから新しい人生を始めた。それも彼に影響を与えたと思う。一般的に、その人の態度は子どもの頃の経験と育った場所に影響を受ける。

パンチを放つインドネシアの総合格闘家エイドリアン・マティス

ONE:マティスは総合格闘技で10勝しており、1つを除いて全てがフィニッシュ勝ちだった。

シラワント:彼は強い決意を持っていて、幸いにも、それは体調の良さに支えられている。彼はあと5年間でも、この状態を保つことができるだろう。最初のラウンドから最後のラウンドまで同じ激しさで戦うことができる。彼の決意は変わらない。だからよく、早い段階で勝利を挙げるのだと思う。

ONE:マティスとのトレーニングを振り返ってみて、最も際立っているものは何か?

シラワント:初めて来た時から情熱を持っていて、それは今でも変わらない。トレーニングを重荷と見なすことはないし、指示をすぐに理解する。それに彼は楽しいやつだ。(小さな)ケガをした時でも、何かしたがる。

勝利の後におどけた笑みを見せるエイドリアン・マティス

ONE:今、主に取り組んでいるのは、マティスのゲームのどの側面か?

シラワント:寝技を磨いている。彼のグラウンドゲームが技術的に悪いと言っているのではなく、まだ学ぶべきテクニックが多いということ。それが今のところ、自分たちが焦点を当てているところだ。それに打撃の改善を目指している。

ONE:最後に、マティスの次の戦いではファンはどのようなことを期待できるか?

シラワント:マティスはいつもの、最初から最後まで全力を尽くし、楽しませてくれるマティスだろう。テクニックとパワーに加えて、ケージの中でも面白いから、観客は見てて楽しめると思う。

自分は常に、総合格闘技は娯楽でもあるから、自分たちは戦う能力だけに頼るべきではないと生徒に伝えてきた。できればすぐに、彼がベストを尽くすところをまた見たいと思う。

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