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【7/31大会】スーパーレック、宿敵パンパヤックと対戦「全力で」

2020年7月28日

ルンピニースタジアムのムエタイ世界チャンピオンに2度なったスーパーレック・キアトモー9(タイ)は2つの目的がある。借りを返すこと、そしてフライ級のトップコンテンダーになることだ。

スーパーレックは両方を7月31日(金)に成し遂げるつもりだ。

タイ・バンコクで開かれる無観客大会「ONE:NO SURRENDER」でスーパーレックは、ライバル関係にあるタイの同胞パンパヤック・ジットムアンノンと対戦する。そしてこの試合の勝者は、ONEチャンピオンシップの公式ランキングで、フライ級ナンバーワンのムエタイ戦士になることだろう。

スーパーレックは、元々3月に試合が予定されていたが、新型コロナウイルスの世界的大流行のため、ONEは多くの大会を延期した。

だが、タイ東北部ブリーラム県出身の24歳のスーパーレックは、その間にもトレーニングを重ねてきた。ルーティーンを守り、サンドバッグを打ち、大会再開に備えていたのだ。

そして約1ヶ月前、所属する「キアトモー9ジム」から、重要な知らせを受け取った。

「6月中旬ごろ、ジムから電話があって、準備をしろって言われた。ONEですぐに試合があるかもって言われて。でも、誰が対戦相手か知らなかった。だからフルトレーニングに戻る前に、2週間ほど体の調整に割いた」と、スーパーレックは語る。

「パンパヤックが相手と知ったとき、最初に思ったことは普通のこと。心配はなかった。何度も対戦したけれども、飽きることはなかった。実はリマッチをしたいと思っていたんだ」

Superlek Kiatmoo9 connects with a punch

スーパーレックが再戦を望んだのには理由がある。両者はこれまでに6度対戦しているが、直近の試合はスーパーレックが思った通りに進まなかったからだ。

両者は最初に2015年に、ラジャムナン・スタジアムで対戦しドロー。その後の2試合では1勝1敗同士となり、その後の3試合では判定でパンパヤックが3勝している。



スーパーレックは、幾度か黒星を喫したが、その代わりに相手の武器や強みに対する理解を深めた。

「お互いによく知っているもの同士。自分は、自分の技術を高めることに集中している」と、スーパーレックは話す。

「パンパヤックは素晴らしい左キック、左パンチを持っており、それが最大の強みだと思う。自分よりも背が高いし」

バンコクの決戦では、両者にとって譲れない戦いになる。

パンパヤックはムエタイの世界チャンピオンに5度輝いており、ONEのフライ級ムエタイランキングでは1位。

2位につけるスーパーレックは、この試合に勝てばトップの地位を手に入れる可能性があるし、ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)への挑戦すら視野に入ってくるかもしれないのだ。

スーパーレックは「ONE: NO SURRENDER」での試合の重要性を熟知しているが、それでもプレッシャーに負ける様子はない。

「自分にできることは、全力を尽くすこと。試合の結果がどうであれだ」

「いつも勝ちに行くけれどね」