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【9/6大会】パンパヤック「駅で眠る生活」から世界の舞台に

2019年8月26日

パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)は、格闘技の世界で、子供の頃には想像もしなかったような成功を成し遂げている。

ムエタイは、パンパヤックを貧困から救い、タイ中部のサムットプラーカーン県から、バンコクの競技場までの道を拓いた。そして今、ONEスーパーシリーズに参戦し、国外に出るチャンスを与えた。

パンパヤックは、ルンピニーとラジャダムナン・スタジアムで複数回のムエタイ世界王者に輝いた。9月6日にはベトナム・ホーチミンで行われる「ONE: IMMORTAL TRIUMPH」で、日本の工藤政英と対戦する。タイ国外での試合は2戦目だ。

Panpayak Jimuangnon defeats Rui Botelho at ONE: DESTINY OF CHAMPIONS

パンパヤックは、昨年12月に1つの夢を叶えた。マレーシア・クアラルンプールで、280戦以上の試合歴で初の国外試合を行ったのだ。

この時は、ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)を相手に「ONE:DESTINY OF CHAMPIONS」でユナニマス判定で下した。今回、再びONEの舞台でタイ国外で戦い、新たなファンを獲得する機会を得た。

「ONEに参戦したことで人生が変わった。国際的に知名度が高まったばかりでなく、世界を旅できるから」

「とても新鮮な体験だった。全く違う世界を知ることができたから。旅行をすると、新しい文化を学べる。タイとどう違うか、そして共通点は何か、そういったことを知るのはとても興味深い」

これらの体験は、子供の頃には想像だにしていなかった。家族は大変貧しく、時には試合の後には電車の駅で寝ることもあったからだ。

その頃は、パンパヤックは飛行機に乗り、豪華ホテルに泊まる日が来ることなど、想像できなかった。だから、ムエタイには感謝をしていると話す。

Panpayak Jimuangnon defeats Rui Botelho at ONE: DESTINY OF CHAMPIONS

「ムエタイは、家族に恵みを与えてくれた。貧しく、食べ物がない時もあったが、今は国外で試合ができ、世界を見る機会を得られた」

「昔は、自分には未来なんてないと思っていた。だが、ムエタイで国外で試合をして、本当の人生の未来が手に入ったと思えた。ムエタイはたくさんの機会を与えてくれた」

もちろん、そうした機会を得ることができたのは、本人の才能と努力のおかげでもある。

23歳のパンパヤックは、244勝40敗3分という輝かしい戦績でも、いまだに新しい体験に挑戦の意思がある。ONEとの契約もその1つだ。

ONEと契約する前は、試合経験はタイ国内に限られていたが、今は世界中のアスリートやコーチと交流し、新しい知識を吸収している。

「戦い方について学んでいる。準備の仕方、多様なテクニックなど全てを。とても面白い」

「旅をするとたくさん学ぶことがあるんだ」

Panpayak Jimuangnon defeats Rui Botelho at ONE: DESTINY OF CHAMPIONS

パンパヤックは、国内の選手とばかり戦ってきたが、今や世界中の相手と対戦する機会を得た。

未知のスタイルや、新しい挑戦に取り組み、技術を磨き上げなければいけない。

パンパヤックは「ONE: IMMORTAL TRIUMPH」ではキックボクシングルールで戦う。

「ONEチャンピオンシップが与えてくれる機会のおかげで、もっと強いファイターになろうと思える。キックボクシングで試合をするばかりではなく、行ったことのない国を訪れるチャンスももらえた」

「とても楽しみにしている。それまで自分の人生はタイの中だけ、と思っていたから!」

ホーチミン | 9月6日 (金) | 21時(日本時間) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)