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【7/31大会】スタンプ、新技披露に意欲「できるだけ寝技を」

2020年7月29日

ONEアトム級ムエタイ世界チャンピオンのスタンプ・フェアテックス(タイ)は、3種目挑戦を続ける。

だが、そのためには7月31日(金)にタイ・バンコクで開かれる無観客大会「ONE:NO SURRENDER」で、無敗の同胞選手を倒さねばならない。

22歳のスタンプは、19歳のスニーサ・スリセンと総合格闘技マッチで対戦する。

スタンプは、若き対戦相手のことをよく知っている。両者は、対戦が決定する直前、パタヤの「フェアテックス・トレーニング・センター」でトレーニングを共にしたのだ。

「スリセンのことは知っている。自分がキックボクシングをしているときに、総合格闘技をしていた。フェアテックスでトレーニングをしたいと言っていた」と、スタンプは話す。

「総合格闘技の技をいくつか教えた。けど、そのとき対戦する可能性があるって知っていた。彼女は他のボクシング・スクールに行きたいと頼んできた。お互いあまりぎこちなくならないように」

以来、スタンプはスリセンの動画を見て、入念に研究した。

スリセンはこれまで総合格闘技で無傷の戦績であり、油断がならない相手だ。

2016年6月。スリセンは、タイのプロモーション「フルメタル道場」でデビュー。ONEのベテラン選手オードリーローラ・ボニフェイス(マレーシア)を第2ラウンドにTKOで下した。

その後フィニッシュ勝ちを2度収めている2017年2月にリアネイキッドチョークでウィワシニー・コムホムを倒し、さらに同11月にはプンサソーン・タニウンにフィニッシュ勝ちを収めたのだ。

「すごくやる気がある」と、スタンプはスリセンを評する。「柔道がうまいのがわかる。柔道が強みで、スタミナと忍耐強さもある」



もちろん、スタンプも格闘技の本拠地ONEで、第一級の女子ストライカーとして知られている。

2018年7月、試合開始直後19秒でヘッドキックでKO勝ちを挙げたONEの登竜門大会「ONEウォリアーシリーズ」での総合格闘技デビュー戦を皮切りに、スタンプは立ち技の「ONEスーパーシリーズ」でタイトルを追い続けてきた。

スタンプは、2018年10月にONEアトム級キックボクシング世界チャンピオンに。2019年2月には初代ONEアトム級ムエタイ世界チャンピオンの座に就き、現在もこのタイトルを保持し続けている。

2019年8月にはスタンプは総合格闘技に戻り、総合力の高さを見せつけ3連勝。直近の総合格闘技マッチでは、プージャ・トーマル(インド)を相手に、第1ラウンドでTKO勝ちを挙げた。

スタンプは、立ち技ではスリセンよりも有利に立てると考えているが、この試合ではグラップリング(組み技)も披露したいと意気込む。

「この試合では、自分はテイクダウンを仕掛けて、寝技をできるだけ使うことによって、総合格闘技の技術が披露できると思う」と、スタンプは語る。

「相手をテイクダウンする方法や、サブミッションを練習している。今はアームバー、チョーク、トライアングル・チョークなどを練習している」

こうした新しいテクニックを引き出しに加えたスタンプは、はアンジェラ・リー(シンガポール)が有するONEアトム級世界タイトルを狙いに行くための次なる段階への準備を着々と進めつつあるようだ。

そして、今回の「ONE: NO SURRENDE」の夜、ONEのケージ「サークル」に上がる前に、スタンプは一言スリセンに送りたいメッセージがある。

「練習し続けて、ベストを尽くして」

「自分もベストを尽くす。そして、(試合会場で)会おう」