キックボクシング

2020年ONEスーパーシリーズバウト・トップ5

2020年12月30日

ONEチャンピオンシップは、世界中のムエタイとキックボクシングファンに、立ち技シリーズ「ONEスーパーシリーズ」で多くの壮絶な試合をお届けした。

過去12ヶ月の間に、ベルトを獲得した新進気鋭のファイター、生ける伝説からベルトを守ったチャンピオン、栄光を求めて戦い抜いたアスリートなど、数々のドラマが生まれた。

スリルあふれる試合ばかりで、トップ5を絞り込むのは決して簡単ではなかったものの、この記事では記憶に残るパフォーマンスを披露した10人のアスリートを取り上げる。

#1 スタンプ Vs. トッド II

2月の「ONE:KING OF THE JUNGLE」では、ジャネット・トッド(米国)が当時のONEアトム級キックボクシングの世界チャンピオンだったスタンプ・フェアテックス(タイ)との再戦を制した。

両者はその1年前の「ONE: CALL TO GREATNESS 」でも対戦しており、その際はスタンプがユナニマス判定で初代ONEアトム級ムエタイ世界チャンピオンになった。

だが、再戦となったこの試合では、違った出来事が多くあった。

試合開始から、トッドは猛烈なパンチとキックを繰り出し、相手をスロースターターとして覚えていたスタンプを圧倒。最初の2ラウンドは、この打撃のおかげでトッドが優勢だった。

だが、第3、第4ラウンドでは、スタンプが試合をコントロールし始め、パンチとキックでトッドを窮地に追い込む。トッドは、プレッシャーを受けて、疲れ始めているかのように見えた。

だが、第5ラウンドが始まり、トッドは右パンチとハイキックをスタンプに見舞い、バランスを失わせた。これにより、トッドはスプリット判定で勝利、雪辱を果たし、悲願のONEアトム級キックボクシング世界タイトルを手に入れた。

#2 ロドレック Vs. クラップダム

ムエタイファンならば、ロドレック・PK・センチャイムエタイジム(タイ)は常に全力であることをご存知だろう。

ロドレックは、8月の「ONE: A NEW BREED」であったONEバンタム級ムエタイトーナメントの決勝で、クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)と対戦し、その姿勢を披露した。

クラップダムは準決勝でセンマニー・クロンスアンプルリゾート(タイ)を左パンチでノックアウトしたばかりだった。

一方、ロドレックはセーマペッチ・フェアテックス(タイ)が負傷で出場辞退したため代理で決勝戦に出た。

2度目のチャンスを得た男と、強烈な左パンチを有する男の対決は、ONEスーパーシリーズの歴史に残る壮絶な戦いとなった。

試合は始まりから終わりまで、両者はパンチ、ヒザ、ヒジで打ち合いを繰り広げた。ロドレックは序盤にダメージを受けたが、後にクラップダムから右アッパーと左フックのコンビネーション、そしてヒザで、2度のダウンを奪って挽回し、ユナニマス判定で優勝した。

#3 ペットモラコット Vs. ヨドサンクライ

年間最優秀バウト候補を目にしたければ、新しい王者と再び王座を狙う生ける伝説の対戦ほどうってつけのものはない。7月の「ONE: NO SURRENDER」で行われたのはそんな試合だった。

その夜、ONEフェザー級ムエタイ世界王者のペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)は、スターのヨドサンクライ・IWE・フェアテックス(タイ)を相手に初防衛を果たした。

5ラウンドにおよぶ戦いは、どちらが勝ってもおかしくなかった。ヨドサンクライは、右アッパーと左ストレートで若き王者を脅かし、ペットモラコットはベテラン選手相手にヘビーなキックを連打した。

試合中盤、ヨドサンクライのエルボーはエルボーでダメージを与えたが、外から攻めるペットモラコットはカウンターで返した。

壮絶な打ち合いは接戦だったが、最終的にはペットモラコットがマジョリティ判定で勝利した。

#4 ロッタン Vs. ハガティー II

ロッタン・ジットムアンノン(タイ)は鉄人という意味の、“アイロン・マン”というリングネームで知られているが、“鉄の意思”まで有していると1月の「ONE: A NEW TOMORROW 」で証明して見せた。

古きライバルのジョナサン・ハガティー(英国)を相手に、一歩も引かずONEフライ級ムエタイ世界タイトル防衛を果たしたのだ。

この試合ではロッタンは鉄の意思を、ハガティーは鋼の心を披露した。ハガティーは、何度ノックダウンされても決して諦めず、そのため、この試合がトップ5入りすることとなった。

試合のクライマックスは第3ラウンド、ロッタンがフックと右ストレートを連打してハガティーからダウンを奪った。挑戦者ハガティーは’立ち上がったが、ロッタンはフックを頭に見舞い再びダウンを奪う。

ロッタンがフィニッシュを狙うのは時間の問題だった。その直後にロッタンは気持ちの入った左フックをハガティーのボディにのめり込ませ、レフェリーは試合を止めたのだった。

#5 ポンシリ Vs. クランシー

ONEスーパーシリーズのファンは、9月の「ONE: A NEW BREED II 」で行われた、ポンシリ・PK・センチャイムエタイジム(タイ)対ショーン・クランシー(アイルランド)のスリルあふれるバンタム級ムエタイの3ラウンドマッチをおおいに楽しんだことだろう。

それまでポンシリはONEフェザー級ムエタイで、体格で劣っていたため苦戦していた。

一方のクランシーはWBCムエタイ世界タイトルを獲得したこともあり、この時がONEスーパーシリーズデビュー戦だった。

試合開始直後からポンシリとクランシーは、打撃を繰り出しあった。第2ラウンドには、ポンシリが左フックと右エルボーでダウンを奪った。

クランシーはそこから挽回できなかった。カウントには応じ、3ラウンドにわたって容赦ない打撃を浴び続けたが、最終的にはポンシリが勝利。ONEスーパーシリーズのファンのハートもがっちり掴んだのだった。

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