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【11/8大会】鈴木博昭、トゥカタートン戦へ「一味違う強さを見せたい」

2019年11月8日

トゥカタートン・ペットパヤタイ(タイ)と鈴木博昭はそれぞれ、直近の試合から苦しい時期をを乗り越えてきた。両者は今、ONEスーパーシリーズの世界タイトルへの挑戦権を目指して激突しようとしている。

11月8日(金)にフィリピン・マニラで開かれる「ONE:MASTERS OF FATE」で、両者はバンタム級のムエタイマッチを戦う。ONE以外でこのレベルの戦いを見るのは難しいほどの注目の一戦だ。

トゥカタートンはムエタイの世界チャンピオンに2度輝いており、242勝33敗2分という驚異的な戦績を誇る。一方の鈴木はシュートボクシングのライト級世界王者で戦績は41勝12敗1分(1無効試合)。

トゥカタートンはシンガポールのメガジム「Evlove MMA」に所属する32歳。2018年9月の「ONE:BEYOND THE HORIZON」での前回の試合で、オグニエン・トピッチ(米国)を相手に見事にユナニマス判定勝利を飾ったが、その試合で膝の靭帯を断裂し、治療と安静を余儀なくされた。

それから14か月、トゥカタートンはメジャー大会初のフィニッシュ勝ちを収めることで、ケガで苦しんだ生活からの完全復活を果たしたいと願っている。

「まる1年戦えなかった。相当に長い時間だ。仲間たちが試合に出ているのを見て、本当に試合がしたかった。トレーニングはずっと続けていたし、やる気を失わないように努めてきた」

「前回の試合は全く納得のいくものではなかった。でもあまり考えすぎないようにしている。今回の試合はもっと楽しいに違いないし、エキサイティングなはずだ。ファンのみんながこの1年待っていてくれたからね」

「この試合では絶対、スタイルを変えていこうと思う。もっと積極的に戦うようにね。勝てると思っているし、KOで終わらせないといけない」



鈴木もまた、前回の試合からの復活を願っている。今年5月の「ONE:WARRIORS OF LIGHT」でONEバンタム級ムエタイ王者ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)に挑戦したものの、ユナニマス判定で屈していたからだ。

偉大なノンオーを相手にフルラウンドを戦って負けたことは恥ずべきことではない。だが鈴木は、もっと何かできたと信じている。

「前回の試合では考えすぎてうまく戦えなかった。今回はやはり、ONEスーパーシリーズは鈴木が出ると面白いと思われるようなファイトをしたい」

だからと言って鈴木はやみくもに攻撃的なアプローチをとるわけではない。トゥカタートンほどのスキルと経験をもつ格闘家はほとんどいないのだ。彼を打ち負かすのはたやすい仕事ではないと、鈴木も分かっている。

「トゥカタートンは老獪なムエタイテクニックがある」

「おそらく距離の取り方で僕に戦いをさせないようにしてくると思う。そして僕はそれを打破することになると思う」

「身長差はあるが、僕はいつもどちらかというとリーチが短いのでいつものこと。20センチくらい差がある相手と戦ってきたから、身長差があっても問題ではない」

「トゥカタートンはここまで危なげのない戦いぶりを見せているから、戦いながら弱点を見つけていこうと思う。どこ、と言われたら、ちょっぴりシークレットということで」

鈴木がどのように来るにせよ、トゥカタートンは常に冷静であり、それは今回も変わらないだろう。

鈴木のスキルは認めるものの、トゥカタートンは勝利への明確な道筋を描いている。それは彼のチームメイト、ノンオーが鈴木を破った戦いからヒントを得ているかもしれない。

「スズキはいいパンチを持っているし、タイミングを狙って打ってくる。でも格闘家としては自分の方が遥かに多才」

「対戦相手の弱点は、ディフェンスにあると見ている。自分のレッグキックやボディキックをブロックできないような気がする」

1ついつもと違うことは、トゥカタートンは長い休養を終えていつもより気持ちが高ぶっているように見えるということだ。彼のキャリア277戦という経験からすると、278試合目も何も変わらないかもしれない。だが彼はONEでのキャリア最高の勝負を見せようと気合が入っており、勝利をタイトルへの挑戦権につなげたいと思っている。

「100%の力を注ぎこんでこの試合に臨む。トレーニングは順調そのものだし、素晴らしいトレーニングパートナーたちが協力してくれている」

「目標はONEバンタム級の世界王者。ムエタイでもキックボクシングでも構わない」

鈴木もトゥカタートンと同じくらい気合いが入っている。世界王者ノンオーへの挑戦権を得るに至った今年1月の試合のような、見ごたえのある試合を披露したいと思っている。

「格闘技で生活をしているので、ONEで戦うプロファイターとしての強さを見せたい。一味違う強さを見せたい」

「今年はONEで1勝1敗。ここは取り戻さないといけないし、チームメイトの内藤大樹がこの前のジャカルタ大会でデビュー戦でKO勝ちしたので、先輩として負けられない。僕ももちろん勝ち越したい」

「ONEスーパーシリーズは自分が最前線で戦っていくので、見逃さないでください。応援よろしくお願いします!」

マニラ | 11月8日 (金) | 18時半(日本時間) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)