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ONE日本選手思い出の本—じっくり読書編

2020年4月23日

きょう4月23日の「世界本の日」にちなみ、ONEチャンピオンシップの日本アスリートに思い出の本を尋ねる企画、「ONE日本選手思い出の本」。

親子で読書編」に続いて、この記事ではアスリートの辿った足跡を想像しながら、じっくり読みたい本や漫画を紹介する。

本田健 「ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣」

「人生を自分らしく生きる、生き方が書いてある」というこの一冊を挙げたのは、高橋遼伍。格闘技のジムの会長に勧められて読んだという。

本書では、成功し幸せになるために「自分を知り、大好きなことをやる」などの秘訣が紹介されている。

「自分の好きな事をして生きると周りが手助けしてくる。自分の今の生活は本に書いてある生活そのものになっている」

長田一臣「日本人のメンタル・トレーニング」

青木真也は、スポーツ選手向けのメンタル・トレーニング方法を記した本を挙げた。中学生の時に書店で出会ったという。

「初めて技術本を買ったのも小学生の時」と自著で振り返る通り、幼い頃から強さを追求する研究熱心な青木の姿勢がうかがえる。

外出控えで運動不足が気になっている場合は、こうしたスポーツ関連の本を読んでモチベーションをアップしてみてはどうだろうか。

矢沢永吉「成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集」

普段読書習慣がない人でも、尊敬するアーティストやアスリートの自伝なら読みやすいかもしれない。

和田竜光は、根強い人気を誇るミュージシャンの矢沢永吉の自伝を挙げた。中学の時に友人に借りて読んだと言う。

「えーちゃんはいつでもポジティブで自信満々」、「(この本を挙げた)理由はイケてるから」と、熱いファン魂を伺わせるコメントを寄せた。

重松清「とんび」

三浦彩佳は、ベストセラーとなった小説を挙げた。社会人になってから読んだそうだ。

周囲の支えを受けながら息子を育てたシングルファザーの半生と、親子の絆を描いた作品。

「親の愛を感じる本。家族を大事にしようと思います」

芥川龍之介「蜘蛛の糸」

「いつでもどこでも読めるから、普段の読書習慣は、もっぱら電子書籍が中心」という鈴木博昭。主に「日経ビジネス」などを読んでいるそうだ。

そんな鈴木が思い出の本として、挙げたのは定番の名作。

悪行のため地獄に落ちた主人公カンダタに、お釈迦さまが極楽から救いの糸をたらす。だが、カンダタが自分勝手な行動をしたため、その糸は最終的に切れてしまう。鈴木このストーリーから教訓を学んだようだ。

「自分を選んで下さった後、その後に胡座をかいて利己的にならない事を意識している」

ONe Super Series flyweight Hiroki Akimoto

「思い出の本」を尋ねる企画にも関わらず漫画を挙げたアスリートも複数いた。特に格闘技漫画がアスリートたちに及ぼした影響は少なくないようだ。

「修羅の門」「修羅の刻」

秋元皓貴は、小学生の時に読んだという長編格闘技漫画シリーズを挙げた。古武術・陸奥圓明流の使い手である陸奥九十九とその祖先を描いた物語だ。

「常に上を見続ける事、成長し続ける事。自分の為でなく誰かの為に戦う事」など、現在でも影響を受けていると言う。

数々の猛者が登場するが、お気に入りのキャラクターは、陸奥雷(むつ・あずま)。

「登場人物の中では一番弱いとされている人物ではあるが、誰よりも優しく、人の為に戦う姿に心を打たれた」

「あしたのジョー」

「恥ずかしながら本を読む習慣があまりなかったが、たくさん漫画は読んでいた」という佐藤将光はボクシングマンガの名作などを挙げた。

中高生の時に読んだ作品群「鉄コン筋クリート」や「ピンポン」などと共に、今も「生き方、倫理観に影響を及ぼしていると思う」という。

「グラップラー刃牙」シリーズ

世界中の格闘技界で根強い人気を誇る「刃牙」シリーズを挙げたのは、江藤公洋手塚裕之

江藤は「格闘技を現役でやってることや強さを求めてストイックにトレーニングをやってるのはこの漫画から影響を受けてると思う」と話す。

お気に入りのキャラクターは主人公の範馬刃牙。

「成長過程や、強さを求めてトレーニングをストイックにするところが好き」

江藤は、そんなに頻繁に読書はしないが、映画化もされた川口俊和の小説「コーヒーが冷めないうちに」を最近読了したと言う。

一方、手塚の「刃牙」のお気に入りのキャラは、自身同様に見事な筋肉の持ち主のビスケット・オリバだ。

「極限まで鍛え上げられた肉体の持ち主であり、強さの秘訣は『愛』と答えるから」

若い頃の思い出の本を尋ねられて漫画を挙げた手塚だが、大人になって本を読むようになったようだ。

大学時代から本読むようになって、月に2冊は買う。だいたいスポーツ選手の自伝や、トレーニング関連」

最近のおすすめとして、ボクサーの辰吉丈一郎の自伝「波乱万丈」や、極寒に耐えられる能力を有する“ICEMAN”と呼ばれる著者がトレーニング方法を記した「ICEMAN 病気にならない体のつくりかた」も挙げた。

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