【9/27大会】ONE Friday Fights 81: Superbon s. Nattawut を見るべき5つの理由

Superlek Kiatmoo9 Takeru Segawa ONE 165 15 scaled

9月27日(金)の「ONE Friday Fights 81: Superbon vs. Nattawut」 は、エキサイティングな対戦カードが満載の必見の大会。

ベテラン選手が世界タイトル戦線再浮上を目指す試合や、アピールを意気込む新進気鋭の選手が出場する試合など、最初から最後まで全力の戦いが繰り広げられることだろう。

この記事では、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムにムエタイとキックボクシングのトップクラスの選手が集うこの大会を見るべき理由を紹介する。

#1 階級の未来を左右するメインイベント

メインイベントのフェザー級ムエタイマッチでは、1位コンテンダーのスーパーボン(タイ)と2位のジョー・ナタウット(タイ)が激突。

スーパーボンは現在、ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王者だが、昨年12月に現同級ムエタイ世界チャンピオンのタワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)に惜敗しており、再戦を熱望している。

対するナタウットは、11月9日(土)の米国大会「ONE 169: Atlanta」でタワンチャイに挑戦することが決まっている。このため、スーパーボンが今回の試合で勝てれば、次の世界タイトルの挑戦者になることはほぼ確実。

だが、ナタウットはここで勝ってタワンチャイとの世界タイトルマッチに向けて勢いを得たいところ。さらに、今回の試合結果次第では将来的にキックボクシングでのタイトル挑戦も視野に入れることになるかもしれない。

この先の世界タイトル戦線に変動をもたらす可能性もある試合だけに、両者とも勝ち星を目指して激しい戦いを繰り広げてくれることだろう。

#2 武尊のONE2戦目

武尊はONE初出場の際、フライ級キックボクシング世界タイトルマッチでスーパーレック・キアトモー9(タイ)に判定で敗れこそしたものの、素晴らしい戦いぶりを披露した。

多くのダメージを受けながらも、一時はフィニッシュ寸前までスーパーレックを追い詰めた。

この試合があまりにエキサイティングだったため、ファンはONEで再び武尊が戦う姿を見たいと切望していたことだろう。そしてONE2戦目となる今回、フライ級キックボクシングマッチで19歳のタン・ジン(ミャンマー)と対戦する。

タン・ジンはここまでONEで2戦連続フィニッシュ勝利としており、ミャンマーの格闘技界の将来を担う存在とされる。

武尊もタン・ジンもともに強力なパンチを有するアスリートで、打ち合いが始まればどちらかがマットに沈むことになるかもしれない。

#3 復活を期すタイのレジェンド

元ONE世界チャンピオンでムエタイのレジェンドのノンオー・ハマ(タイ)とサムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)は、若手選手にもまだまだ競り負けないことを証明しようと燃えている。

ノンオーは5年にわたってバンタム級ムエタイの世界タイトルを保持し、10戦全勝、うち8試合で世界タイトルマッチで勝ち星を挙げたが、その後連敗を喫してベルトも失った。

だが、最近ではクラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)に勝ち、依然として脅威の存在であることを証明した。今回の試合で、ここまで通算戦績を21勝0敗としているカムラン・ナバティ(ロシア)に勝てれば、再び世界タイトルを目指す道が開ける可能性もある。

サムエーはかつてONEフライ級ムエタイとストロー級ムエタイとキックボクシングの世界チャンピオンだったが、直近3試合で2敗としている。

これらの黒星は、いずれも強豪のプラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)に付けられたもので、サムエーのピークが過ぎ去ってしまったとはまだ言えないだろう。今回の大会でアクラム・ハミディ(アルジェリア)に勝てれば、復活の契機となるかもしれない。

#4 元キック世界王者同士が激突

今回の大会では、秋元皓貴イリアス・エナッシ(オランダ / モロッコ)がバンタム級キックボクシングのノンタイトルマッチで対戦する。この事実はこの部門の層の厚さを示すものだろう。

秋元は元同部門の王者で、現在は2位コンテンダー。このため、今回の試合はこの部門にとって重要な意味がある。

エナッシはONEフライ級キックボクシング世界タイトルを保持していたが階級を上げたことによりベルトを返上。その後、アリアスガー・ゴドラティサラスカン(イラン)に2ラウンドKO勝ちを決めており、今回の秋元戦で勝てれば、上位ランキング入りの可能性もある。

この階級には多くの強豪がひしめいているため、いずれの選手にとっても負けは許されない。このため、火花を散らすような戦いになることは間違いない。

#5 白熱するバンタム級ムエタイ

バンタム級キックボクシング部門と同様に盛り上がっている同級ムエタイ部門からも、トップの座を狙う選手たちが出場。ノンオー対ナバティに加え、スーブラック・トー・プラン49(タイ)対クラップダム、ナビル・アナン(アルジェリア / タイ)対ソー・リン・ウー(ミャンマー)の合計3試合が行われる。

スーブラックは、ONEで6勝1敗としており、うち4勝をノックアウトで決めている。対するクラップダムのこれまでONEで挙げた7勝のうち4勝はノックアウトによるものだ。

クラップダムはこれまで強豪と対戦してきた経験を有しており、スーブラックはランキング入りを目指す立場。

4位コンテンダーのアナンはスーパーレックにONEデビュー戦で敗れたものの、そこから4連勝と絶好調。対するソー・リン・ウーは「ONE Friday Fights」で3勝0敗、フィニッシュ率100%としている。

いずれもバンタム級ムエタイ部門のトップ選手たちの脅威となり得るスキルとパワーを有しているが、ランキング入りへの道は簡単ではない。今後の厳しい戦いを勝ち抜くためにも今大会での勝利は必須だ。

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