【5/3 タイ大会】「ONE Fight Night 31」ゴントーラニー、ノンオー再戦で返り討ちを狙う「「今回で決着をつける」

5月3日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Fight Night 31」のフライ級ムエタイで、28歳の期待株ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)が元ONEバンタム級ムエタイ世界王者のノンオー・ハマ(タイ)と激突する。前戦は疑問が残る判定結果となったが、完全決着に期待がかかる。
両者は2月の「ONE Fight Night 28」で対戦。戦前は階級変更で初のフライ級に挑むノンオーの勝利に期待が集まっていたが、結果は同級3位のゴントーラニーが僅差のスプリット判定で勝利した。タイ国内では一部ファンから判定に疑念の声が上がったが、ゴントーラニーは完全決着を狙い、その先のタイトル挑戦に焦点を合わせている。
「前回の試合、自分のパフォーマンスには満足しているが、判定に疑問の声が一部上がっていると聞いているので、今回は完全決着させたい。」
ノンオーのような長年ONE世界王座に君臨した選手を相手に勝利を収めることができれば、多くの選手はそれだけで満足するかもしれない。しかしゴントーラニーが違う。完全な形で決着をつけ、連勝を狙う。
「再戦を自分でも望んだ。ファンの判定に対する疑念の言い争いに終止符を打てると思った。」
わずか3ヶ月足らずのダイレクトリマッチだけあって、互いの戦い方は既に分かったはずだ。前戦でノンオーと戦うことを肌で感じることができたゴントーラニーは、再戦に向けての戦略をシンプルに考える。
「ノンオーはタイミングに優れた選手だ。彼を攻略するには、先ずスピードで彼に勝ってないといけない。」
ゴントーラニー、ノンオーとの3度の対決は望まず
多くのファンがムエタイ強豪同士の対決を何度も見たいと思っているが、ゴントーラニーはノンオーとこれ以上の対戦は望んでいない。むしろ、5月3日の対戦で彼がテーマにしているのは“完全決着”だ。
「この試合は完勝する。そうすれば、このライバル関係に終止符を打つことができて、3戦目の可能性はなくなる。」
2月のスプリット判定勝利後、ジャッジの採点基準への不満の声が上がり、ゴントーラニーはファンから批判を浴びた。ラジャダムナン世界王者に3度輝いたゴントーラニーは、こうした批判を糧に「ONE Fight Night 31」に臨む構えだ。
「多くのアンチコメントが自分に届いたことで、これ以上誰にもネガティブな印象を持たれないように、もっと頑張ろうという気持ちになった。」
「この戦いは激闘になると予想している。先程も言ったように、もしチャンスがあれば、全力でフィニッシュを狙う。」