【3/23大会】アトム級キックボクシング世界王者のペッディージャー、日本大会「ONE 172」でKANAとのタイトル防衛戦に臨む

3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE 172:武尊 VS ロッタン」の女子アトム級タイトルマッチで王者のペッディージャー・オーミークン(タイ)がKANA(日本)を挑戦者に迎え防衛戦を行う。注目の日本大会に追加された5つ目の世界タイトルマッチだ。
23歳の若さながらプロ戦績208勝6敗の驚異的な記録を誇るペッディージャー。ONEでも6戦全勝とし、圧倒的な打撃力を持つタイトルホルダーとして世界の頂点に君臨している。
ONE参戦から4連続KO勝利を飾ると、ONEアトム級キックボクシング暫定世界王者決定戦でアニッサ・メクセン(アルジェリア/フランス)と対戦し判定勝利。その数ヶ月後に開催された「ONE Fight Night 20」で正規世界王者のジャネット・トッド(米国)と王座統一戦を争い勝利した。ペッディージャーは卓越したテクニック、無尽蔵のスタミナで圧勝劇を披露した。
その最強のタイトルホルダーが「ONE 172」でKANAと対戦する。32歳のKANAは、元K-1チャンピオンのジャパニーズセンセーションだ。その破壊的なパンチは王者を苦しめるだろう。
KANAはONEデビュー戦でメクセンに判定負けしたが、今年1月の「ONE Friday Fights 95」でモア・カールソンを判定で下し初勝利。スウェーデンの天才ストライカーを相手に見事なパフォーマンスを見せ、タイトル挑戦に相応しい存在であることを証明した。
既に“絶対王者”的な風格を漂わせるペッディージャーだが、KANAが持つ一撃必殺のパンチ力と世界トップレベルの経験値は、その長期政権を脅かすに十分だろう。さらに、決戦の場所は挑戦者のホーム、KANAへの声援が会場に鳴り響くに違いない。果たしてペッディージャーはどの様な戦いを見せるのか。