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【2/7大会】初代王者ペットモラコット「緊急参戦の相手に感謝」

2020年2月13日

ペットモラコット・ペッティンディーアカデミーは試合直前に対戦相手が変わるという予想外の事態にもかかわらず、卓越したスキルを見せつけ、ムエタイの歴史にその名を刻んだ。

2月7日(金)にインドネシア・ジャカルタで開かれた「ONE:WARRIOR’S CODE」で、タイ・バンコク出身の25歳ペットモラコットは、ポンシリ・PK センチャイムエタイジム(タイ)を撃破。ONEフェザー級ムエタイの初代世界王者に就任した。

強敵ポンシリは試合開始のゴングから前に出続け、プレッシャーをかけたものの、ペットモラコットは冷静さを保って的確に対応し、5ラウンド全てで相手を圧倒した。

「第1ラウンドは本当に『サバイサバイ(タイ語で快適、ゆったりしていて気持ちいい、という意味)』だった。勝てると確信していた」

「相手は前に出てくるだけだったから、ショットを選んで放った。この試合に負けることはあり得なかったが、彼は前に出てきて諦めようとしなかった。ノックアウトはできなかったがポイントで勝つことができた。自分のショットの方がきれいに決まっていたから」

「第1ラウンドのような感じで最終第5ラウンドに入っていった。何が起こるかわからないし、ただやることをやるだけ。いい戦いができたように思うし、攻め続けるという点ではかなり改善できたと思う。以前よりもっと攻撃的になったと思う」

タイのスーパースター、ペットモラコットは、もともと得意とするスキルを披露しただけでなく、新しい対戦相手に適応し、アスリートとして進化しているところを示した。

ペットモラコットは、当初対戦するはずだったジャマール・ユスポフ(ロシア)を想定し、2か月間にわたりトレーニングしてきた。その中でよりヒジを多く使うゲームプランに取り組んできた。だがユスポフが直前に試合を辞退し、全ては消えてなくなった。



ポンシリに対してはジャブが有効だった。ペットモラコットは「ジャブは最強の武器ではない」というものの、とても効果的に使い、スコアを稼ぎ、ダメージを奪い、そして間合いを保つこともできた。このことはペットモラコットが試合を振り返った時に満足できることの1つだろう。だがその他に、ペットモラコットが既に大いに誇りに思っていることがある。

直前で相手が変わり、試合の準備は影響を受けたものの、ムエタイ最高のタイトルを賭けて同じタイの選手と戦うということは、ムエタイがどういうものかを世界に知らしめる絶好の機会になったのだ。

「タイ以外でタイ人と戦うのは初めてだった。ムエタイを世界に紹介できてうれしかった」

「それはすごく重要なんだ。だって勝っても負けても世界タイトルはタイに留まるということだから。タイの人たちにとっては最高だよね」

「相手はノンストップだった。本当に勝ちたいという気持ちが伝わってきた。自分たちはタイ人で、相手に負けるわけにはいかなかった。彼を心から賞賛しているし、(直前のオファーにもかかわらず)参戦してくれたことに感謝している」

Petchmorakot Petchyindee Academy defeats Pongsiri PK.Saenchaimuaythaigym defeats ONE WARRIOR'S CODE in Jakarta

ペットモラコットはこの試合のために、2か月間の集中的なトレーニングに取り組んできた。そして激しい5ラウンドの戦いを終えた今、数日間は故郷で休養するつもりだという。

その後にタイの首都バンコクにある格闘技ジム「ペッティンディーアカデミー」に戻って、相手が誰であれ、ベルト防衛のための準備を始めるつもりだ。

「支えてくれたみんなに感謝しないとね。ソーシャルメディアでフォローしてくれている外国人が増えている。それが良い意見でも悪い意見であっても、全てのコメントに感謝しないといけない。全ての言葉を胸に、自分を一層高めたいと思っている」

「故郷に戻り、家族に会いたい。そして仏様に幸運を祈りたい。10日間ほど家にいるつもり。それからキャンプに戻ってトレーニングを再開する」

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