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【9/6大会】ムエタイの伝説に最速勝利のMOMOTARO「自分でもびっくり」

2019年9月11日

小寺耕平ことMOMOTAROは、ムエタイのレジェンドをこんな形で破るとは予測だにしていなかった。

ベトナム・ホーチミンで9月6日(金)に開かれた「ONE:IMMORTAL TRIUMPH」で、MOMOTAROは、シットンノーイ・ポー・テラクン(タイ)と対戦。ONEスーパーシリーズ最速記録となる41秒でKO勝ちした。試合前は、ルンピニーと世界ムエタイ評議会(WMC)ムエタイチャンピオンであるシットンノーイとの対戦に緊張したというが、リングに上がったMOMOTAROは、一切緊張している様子を見せなかった。

「シットンノーイのような有名選手が相手で、試合前は本当に緊張した」

「勝った時は安心した。3ラウンドの戦いを見据えて準備をしてきたが、あんな勝ち方をして自分でも驚いたよ!シットンノーイは、工藤政英を負かした相手で、およそ300勝の記録があるし、自分がどのくらいの戦いができるか楽しみにしていた。けれども、正直、緊張していた」

「トレーニングはずっとやっていたので、あとはリングに上がって、いつもやっていることをやればよかった。けれども、試合までは油断ができない状況だった」

MOMOTAROは、完璧なスピニングバックフィストから、シットンノーイをぐらつかせた後は、パンチ、膝、エルボーを容赦無く浴びせ、試合を決めた。

「ムエタイの選手相手にエルボーでフィニッシュした方が面白いと思ったが、こんなに早く終わってびっくりした」とMOMOTAROは振り返る。

「試合開始直後はミドルキックを警戒したが、最初の攻撃を見た時『このくらいのスピードならなんとかなる』と思った。そこから、フットワークとキックを使って、ずっとトレーニングしてきたスピニングバックフィストを繰り出したんだ」

「信じられないくらい、完璧に入った。効いていたようだったので、パンチと膝とエルボーで追い込んだ。パンチでやつける事は考えていたし、いろんな打撃の練習を練習してきて、その通りに行った。こんなに早く終わるとは想像していなかったが、最後の左のクロスがきれいにアゴに入って、試合を決めることができた」

Japan's Momotaro hits a crunching knee on Singtongnoi in the clinch

シットンノーイは、容赦ない打撃によるダメージから立ち直ろうとしたが叶わず、試合は41秒で幕を閉じた。

キャリア史上最高にして最大の白星を挙げたMOMOTARO。ONEスーパーシリーズフライ級のトップ選手との対戦チャンスが訪れるだろう。そう、世界王座挑戦も含めて。

MOMOTAROは、試合による負傷もなく、すぐにジムでトレーニングを再開する気満々だ。

「トップのムエタイ選手や、ジョナサン・ハガティーのようなヨーロッパの選手と戦いたい。次戦の予定はわからないが、どんなオファーでも受け入れる。いつでも戦える準備をしておく」

「全てが順調で、今回は勝つことができた。次は誰がきても、ファンをがっかりさせない。日本のMOMOTAROがどれだけ強いか世界に見せてやる!」

MOMOTAROが今年もう一度ONEチャンピオンシップに戻ってくる機会は大いにある。10月13日(日)に東京・両国国技館で開かれる「ONE:CENTURY 世紀」の試合カードはすでに決定しているが、ONEは年内に、マニラ、ジャカルタ、北京、シンガポール、クアラルンプールでの試合を予定している。

MOMOTAROは、いずれの場所でも戦えるだろう。だが実は、2020年の抱負はもう一度ベトナムを訪れることだという。

「ベトナムのホテルなどで出会った人々は、とても温かかった。レストランのスタッフと仲良くなって、試合を見にきてもらったんだ」

「帰る前に、立ち寄って挨拶したんだ。みんな喜んでくれた。フェイスブックで友達になって、またベトナムに来たら会おうってメッセージを交換した。だからまた行きたいんだ」