【5/23 ONE Friday Fights 109】与座優貴、無敗オスマノフを「倒すと言うより心を折る」デビュー戦圧勝を狙う

5月23日にタイ首都バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「ONE Friday Fights 109」で元K-1 WGPライト級王者の与座優貴(team VASILEUS)が待望のONEデビューを飾る。
所属するteam VASILEUSで武尊や現ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王者の野杁正明らと共に日々、激しいトレーニングの毎日を送る27歳の元K-1 WGPライト級王者は、最高のコンディションで、12戦無敗のエルブルース・オスマノフ(ロシア)との一戦に挑む。
試合前の心境を onefc.com のインタビューで語った。
「自分自身、念願のONEデビュー戦ということですごい楽しみなんですけど、それと同じぐらいファンの期待っていうのも今すごい高まってるのが自分でも分かっているので、しっかりと破壊してベルトまで最短でたどり着きたいと思います。」
与座の対戦相手オスマノフは従来のムエタイとは異なる空手の動きにも近いロシア式スタイル。ONE Friday Fightsでは、この予測困難な動きで強豪たちを圧倒し続けてきた。
しかし与座は寧ろ、このスタイルを歓迎。相性の良い相手だと最高の試合になることに期待する。
「(オスマノフは)本当、空手のロシア人っぽいなっていうイメージ。バックスピンキックとか瞬発でどの距離からでも蹴れるし、あとはフィジカルも単純に強いと思います。空手タイプの選手は本当に大得意なので、相性はすごい良いのかなって思います。」
与座は過去、K-1の舞台でも数々のセンセーショナルなKO劇を披露してきた。今回のデビュー戦でも勿論、KOを狙っているが、同時に、油断せず全ての可能性を考えて準備をしてきたという。そして、単なるKO勝利ではなく、心身共に相手を圧倒することをイメージしている。
「ポイントの取り合いになる展開でも良いようにラウンドマストの戦い方もしっかり準備してきました。しかし自分はKOしか狙っていないので、3分3ラウンドをしっかりと使って、いつも通り倒したい。倒すと言うか、心を折りたいです。」
与座、“しっかりと追い込んだ”キャンプに強い自信
長く夢見ていた世界最高峰の舞台に向けて、与座はしっかりと準備を積み重ねてきた。
初めて体験するONEルールに順応した戦い方から対戦相手のオスマノフをイメージした対策まで練習に盛り込み、綿密な戦略も立てた。また、オスマノフの並外れた運動能力とアグレッシブな戦いを意識し、ハードな練習と激しいスパーを重ね、しっかりと追い込んできたという。
「相手の瞬発の速さは、やっぱり対峙してみないとわからない。そこをなるべく自分の想像を高めています。想像より強い状態で来られると、多分焦っちゃうので、強い想像をしてます。その瞬発の速さとフィジカルの強さもですね。フジカルの強さもやっぱり始まってみないとわからないので、ただ、そこは想定してしっかり準備してきたので、想像を超えてくることはないのかなと思っています。」
念願のONEデビューに気合十分の与座。相手のオスマノフを強敵と認めつつも、team VASILEUSに集う日本トップのメンバーとの日々のトレーニングでさらに進化したことに自信を持つ。
「試合が決まった時はONEのラウンドマストとか、そういうところも含めて強敵だなって思ってましたが、これまでずっと追い込んできて、自分の自信が凄く強まって、今はどの展開になっても負けることはないと思っています。」