デメトリアス・ジョンソン、フライ級ベルト以外にも2020年の大望

Demetrious Johnson tussles with Danny Kingad at ONE CENTURY

伝説的なフライ級総合格闘家、DJことデメトリアス・ジョンソン(米国)は2019年、ONEチャンピオンシップでのキャリアにおいて完ぺきなスタートを切った。そして今後も、その活躍は続くと見ている。

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Posted by ONE Championship on Saturday, October 12, 2019

ジョンソンは2019年、3連勝でONEフライ級世界グランプリ(WGP)を制覇。ONEフライ級世界王者アドリアーノ・モラエス(ブラジル)に挑戦する権利を手にした。

だがジョンソンの2020年の目標は単に、サブミッションのスペシャリスト、モラエスを倒すことだけではない。

「2020年はただ、成功したいということだけ願っている。それがモラエスに勝ってONEフライ級のベルトを獲得することにしても、他のことにしてもだ」

「とにかく成功したい。それが自分にとっては一番大事なことだ。アスリートとしても、ビジネスマンとしても、他の人が自分をなんと見なしているにしても」

「そうすることによって、2021年、2022年、2023年も成功を続け、旋風を巻き起こし、自分の名前を大きくすることができる。だからそれが2020年の最大の目標だ」

American superstar Demetrious Johnson walks to the Circle for his ONE debut

WGPのタイトなスケジュールの都合で、ジョンソンは2019年に3試合をこなした。1年間に3試合を経験するのは実に、2013年以来のことだ。ジョンソンにとっては明らかに、きついスケジュールだった。

33歳のジョンソンにとって大事なことは、最高レベルの試合で戦えるよう、体をできる限りのベストな状態に維持することだ。

ONEで初めてのベルトを手にした今、ジョンソンはペースを少し落とすかもしれない。

「自分にとって、2019年を最高にいい感じにしたかったら、ケガなく成功するだけのことど。自分が戦いたいと思うだけ戦えたが、3試合は少し多かった。でも成し遂げることができた」

「急いで試合をしたいとか、できるだけ多くのものを獲得したいとかいうようなことはない。2019年は(WGPが)トーナメントで、短期間で勝ち上がる必要があったからそうなった。でも2020年は状況が全く異なるだろう」



ジョンソンは量ではなく質に目を向けている。既にレガシーを築いているものの、まだアジアのファンに向けて、彼らを魅了するパフォーマンスを届けられると感じている。

実は、ジョンソンは特に、ある国に注目している。

「絶対にシンガポールで試合をしたい。何度か大会を観戦したんだが、あそこは戦うには絶好の場所だ」

これまでのジョンソンのパフォーマンスは、本当に素晴らしかった。彼が他の多くアスリートと違うのは、ゲームに対するビジョンと頭を使ったアプローチだ。 だからこそ、ジョンソンは他の追随を許さないほど長い間トップレベルで活躍してきたし、今も世界タイトルを狙う立場にいるのだ。

ジョンソンは2020年、ONEでのキャリアにおいて最大の試練に臨むことになる。その時には肉体的にも精神的にも100%の状態でなければならない。 だから彼は自分の経験に元に、その挑戦への過程を急いではいないのだ。

American star Demetrious Johnson celebrates his ONE Flyweight World Grand Prix Championship Final win

「今は、体が良い調子になるよう気を配っているところだ。それは全て、自分の体と、そして自分がどのように感じるかという問題だ」

「長い間続けているとわかるが、多くのアスリートが(格闘技のキャリアを始めて)やって来ては『チャンピオンになりたい』と言うんだ。でも自分は成功したいだけ」

「長い間ずっとチャンピオンとしてやってきた。今もちょうどWGPでチャンピオンになったところだ。まだONEフライ級世界王者にはなっていないが、それは最終目標ではない。最終的な目標は毎年毎年、成功し続けること。それが自分にとって重要なことなんだ」

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