【10/13大会】アウンラ・ンサン、ベラ戦へ「体格は関係ない」

Aung La N Sang DSC_9311

ONEミドル級&ライトヘビー級世界王者のアウンラ・ンサン(ミャンマー)が、ONEヘビー級世界王者のブランドン・ベラ(フィリピン)と激突する。

両者は10月13日に東京・両国国技館で開かれる「ONE:CENTURY 世紀」の第2部で、ONEライトヘビー級世界タイトルをかけて対戦する。ベラはONEチャンピオンシップのすべての試合において、第1ラウンドでのKO勝ちを決めている強敵。だがアウンラ・ンサンは100%の自信を持って、この待望の試合に臨む。

アウンラ・ンサンは3月、両国国技館で開催されたONE初の日本大会「ONE:A NEW ERA 新時代」で、長谷川賢を相手にONEミドル級のタイトル防衛に成功していた。今回はベラというライバルを迎え、再び東京のファンを沸かせるつもりだ。

格闘技界で最大規模となるショーのメインイベントに登場するのを前に、アウンラ・ンサンの心中に迫る。

ONEチャンピオンシップ:この待望の対戦を前に、どんな気持ちか? 

アウンラ・ンサン:とても言葉では表せない。とにかく興奮している。

この試合に参戦できるのはとても幸運だ。自分のスキルを披露し、素晴らしいパフォーマンスを見せられるから。だからとてもわくわくしている。

ベラは日本での3月の大会より前に、日本での記者会見の時に既に、自分との対戦を呼び掛けていた。だからこの対戦は1年越しなんだ。

ONE:ミドル級で3度防衛戦を戦った後に、ライトヘビー級に戻ってベラと対戦するが?

アウンラ・ンサン:ベラはライトヘビー級の選手にしては大きい。この階級で戦うときは彼は減量しなければならない。彼にとってはヘビー級のほうがやりやすいだろう。

自分にとっても同じこと。ミドル級のときは少し減量するし、ライトヘビー級なら全く減らす必要がない。だから、もっと強くなること、そしてベラのような体格が大きい選手の周りを動き回れるようになることだけ、考えていればいい。

ONE: 大きな選手に立ち向かうためにどんな準備をしてきたか?

アウンラ・ンサン:ベラより大きい選手と練習している。もっと背が高い選手とか、体重が重い選手とか。

試合の日になれば、体の大きさとパワーは関係ない。

ONE:ベラは過去5年間で4回しか試合をしていないが、これは有利になるか?

アウンラ・ンサン:自分は去年だけでも4回以上は戦った。試合から遠ざかっているからといって、彼がさび付いているとは思っていない。でも、試合に臨むまでの過程の、精神的なものには影響するかもしれない。ベラがどうやって対応してくるか、いずれわかるだろう。

彼は大丈夫だと思うが、でも自分のほうが落ち着いて試合に臨めると思う。日本の観客の前で戦ったことがあるし、過去2年間で6回、世界タイトル戦を経験しているから。これは大きい。

ONE:ベラは、パンチもキックも強力だ。彼のムエタイスタイルにどう立ち向かうか。

アウンラ・ンサン:彼もグレコローマンのレスラーだということを忘れないでほしい。彼がタックルしてきたり、ケージに押し付けてきたり、打撃よりグラップリングで攻めてきたりしても驚かない。十分に備えてきているから。

ONE:どういう点でベラより優位に立っていると思うか?

アウンラ・ンサン:格闘技の全ての面でベラにうまく対応できると思う。

自分の最大の強みはハート。強い気持ちを持って戦っている。自分にとって逃げ道というものはない。彼は持てる全てをぶつけて来ないといけないが、自分は前に出続ける。これは試合のキーになるだろう。

ベラがどんなに爆発的かはみんな知っている。彼のパワーをみんな知っている。でも彼を倒す。

ONE:これまでのタイトル戦のように、クレイジーな試合になると思うか?

アウンラ・ンサン:直近8試合はKOかTKOで勝利した。判定になるとは想定していないが、自分はスマートでタフな選手でもある。

ベラは何か特別な準備をしてきたほうがいいだろうね。そうでなければ判定までもつれることはないから。

brandon vera aung la n sang one: a new era press conference

ONE:世界王者同士の対戦だが、これまでのキャリアで最も大きな試合になるか?

アウンラ・ンサン:前回の試合が自分にとって最大の勝利だったのと同じ。あの勝ちがあるから今、ベラと対戦できる。

どの試合も一番大事な試合だと思っている。どの試合も、また新しいドアを開いてくれる。だから今は、ベラとの試合が自分にとって、これまでで最大の試合だ。

ONE:ONE史上最大のイベント「ONE:CENTURY 世紀」の第2部でメインカードを務めるのはどういう気分か?

アウンラ・ンサン:自分にとっては大きなチャンスだ。参戦できて本当にうれしい。でも最終的には、いつもと同じ一つの試合ということでもある。

リングに上がり一人の相手と対戦する。その意味では何も変わらない。でも、キャリアという意味ではこれまでで最大のチャンスだし、最大の試合だ。この機会をうまく生かしたい。ONEとって記念すべき100回目のイベントに参加できるなんて、最高だね。

東京・両国国技館 | 10月13日 (日)  | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)

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「ONE: CENTURY 世紀」は、さまざまな格闘技から28人の世界チャンピオンが参戦する、史上最大の世界選手権格闘技イベントだ。フルスケールの世界選手権格闘技イベント2大会が同日開催されるのも、史上初めてのことである。

複数の世界タイトル戦、世界グランプリチャンピオンシップ決勝戦3試合、そして世界チャンピオン同士の対決をふんだんに取りそろえ、ONEチャンピオンシップが東京の両国国技館で新地平を切り拓く。

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