サイドストーリー

対モラエスも⁉︎ ニューイェン、息抜きにテレビゲーム

2020年3月31日

ONEチャンピオンシップのフェザー級世界チャンピオンの座を守るべくトレーニングを続けるのは、楽な仕事ではない。だが、マーティン・ニューイェン(ベトナム/オーストラリア)は、そんなハードな日々の息抜きのためにゲームを活用している。

他の多くのアスリートと同様、ニューイェンはゲームと共に育った。最初にプレイしたのは、セガ・エンタープライゼスの家庭用ゲーム機のメガドライブ。その後、任天堂のNINTENDO64、SONYのPlaystationに移った。

「逃避のようなものだ。ただの子供になれるから」と、ニューイェンは説明する。

「メガドライブでは、『アレックスキッド』や『ソニックシリーズ』をプレイした。“64”では、『マリオカート』や『ゴールデンアイ 007』、『レッスルマニア2000』。あのレスリングゲームは最高だったよ!」

「それから高校の時は、パソコンでプレイし始めた。『カウンターストライク』をよくしていた。ラグビーに夢中になって、子供ができたから、遊べなくはなったけど」



妻・ブルックと共に3人の子供を育て、格闘技のキャリアを続けるニューイェンは、ノートパソコンを開いて、懐かしいゲームをプレイする時間はなかなか取れなかった。

だが、最近変化が訪れた。

2018年、ONE Esportsのパートナーであるゲーム機器メーカーの「Razer」からノートパソコンを贈呈されたのだ。以来、忙しいスケジュールの中、息抜きのためにゲームを活用するようになった。

また、ニューイェンは息子のカイと、ラグビーや格闘技を通じて常々絆を深めようとしている。今は、ここにゲームも加わり、2人は『フォートナイト』や『Minecraft(マインクラフト)』などをプレイするようになった。

オーストラリア・シドニーの自宅にいる時や、米国・フロリダのトレーニングキャンプに滞在している時、ニューイェンは時間ができれば、ゲームの世界に没頭する。

「2018年に『Razer』からノートパソコンをもらってからは、もっとゲームをするようになった。どこにいく時も持っていく」

「自宅にいれば、妻と子供が寝るまで待って、そしてプレイする。海外のキャンプにいる時、週末にリラックスする時は、ゲームをする」

「家では、プレステ(Playstation)を持ってるけど、『グランド・セフト・オート』や『FIFA』をする。パソコンでは『Call Of Duty』や『カウンターストライク』、『オーバーウォッチ』が好きだ」

ゲームはフェザー級のトップであるニューイェンにとって、日々の活動からの気分転換だけではなく、オンライン上の友達やジムの外のチームメートとの仲間づくりにも役立っているという。

「世界で一番上手くなるためにはプレイしてない。時間潰しや、今やっていることから気分をそらすためにプレイしている。逃避のようなものだ」

「オンラインでプレイすれば、他の友達と一緒に遊んでいるような感じだ。本当はそうじゃないけど。でも、話していると、実際に一緒に遊んでいるような気分になる」

「トレーーニングのパートナーみんなとプレイする。他に一緒にプレイする仲間もいる。自分が教えたから、みんな自分が誰か知ってるよ。最初に始めた時は、単なる1プレイヤーだったけど」

実はONEの世界チャンピオンから挑戦を受けたこともある。ただしケージの外のバトルで、だ。

「(ONEフライ級世界チャンピオンの)アドリアーノ・モラエス(ブラジル)がいつも『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ、PUBG)』をしようって言うんだ。プレイはするけど、すっごくもどかしいんだ。だから『このゲームは上手じゃないから』って断っている」と、ニューイェンは笑う。

「アドリアーノ(モラエス)は最近出たばかりの、『Call Of Duty』の『Warzone』をダウンロードしたんだ。だから、一緒にプレイすることもあるだろう。正しいプレイの仕方を教えてやるさ!」

ニューイェンは、ゲームの副次的な効果についても言及する。

「ゲームを通じて得たことの一つは、新しい出会いだ」

「格闘技以外での友達関係はとてもランダムだ。誰かとプレイしていて『ねえ、他のゲームをやろうぜ、他の友達を呼ぶから』ってなったら、気付いたら5、6人と毎晩プレイしているんだ」

「忍耐強さも培われる。みんなゲームに夢中だ。回線が遅くなったり、切れたり、問題がある時も分かる。でも、自分は『さあ、次!』という感じなんだ」

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