【9/22大会】防衛戦の挑戦者は“戦友”、ロッタン「友情は別、KOしてやる」

Rodtang Jitmuangnon Edgar Tabares ONE Fight Night 10 36

ロッタン・ジットムアンノン(タイ)は、挑戦者のスーパーレック・キアトモー9(タイ)を迎え撃つONEフライ級ムエタイ世界タイトル防衛戦で、ファンの期待に応じようと燃えている。

格闘技ファンが長年待ち望んでいたタイのスター選手の同士の対決となるこの一戦は9月22日(金)、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「ONE Friday Fights 34」のメインを飾る。

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両者とも同胞同士の対決は望んではいなかったものの、いつかは避けられないことともわかっていた。

ロッタンはONEフライ級ムエタイ世界王者であり、スーパーレックはONEフライ級キックボクシング世界王者にして、同級ムエタイの1位コンテンダーでもある。

このように両者ともそれぞれの階級をほぼ一掃していたため、この対戦は唯一残された選択肢だったのだ。

このタイミングでの対戦について、ロッタンはこう話している。

「マッチメーカーに試合をオファーされたら、受けないといけない。自分たちはファイターだ。対戦するのに的確な時期だと判断されたら、やるしかないんだ」

「いつかは対戦しないといけない相手だとわかっていた。スーパーレックと新しくONEに入ってきた武尊しか、(倒すべき相手は)ランキングに残っていないのだから。それに、ジョナサン・ハガティーは他の階級(バンタム級)で戦っている」

「だからもちろん、スーパーレックと戦わないといけなかった。この試合を楽しみにしているのは、ファンだけじゃない。自分もだ」

ロッタンはスーパーレックと友人同士であり、この点も、どうしても避けられない時点まで対戦を望んでいなかった理由の1つだ。今回ついにその試合が実現することになったが、試合開始のゴングが鳴れば、その友情はリングの外に置いてくるつもりだという。

試合でやるべきことと、それ以外の感情は切り離すことができる、とロッタンは話している。

「(友人を相手に戦うのは)難しいことじゃない。リングの外では自分たちは戦友のようなものだ。お互いに尊敬している。だが、試合となったら、友情は一旦外に置いておく。リングでファイターとして戦うときは、友情に左右されることはない」

スーパーレック有利の声にも「気にしない」

ONEチャンピオンシップ史上有数の待望の対決、ロッタン・ジットムアンノン対スーパーレック・キアトモー9は、世界中の格闘技界の注目を集めている。

もちろん、世界最大の格闘技団体であるONE所属の選手たちも同様に、この注目の対決について熱く語り合っている。

これまでONEのムエタイとキックボクシングで14勝0敗という戦績を残し、無敵をキープしているロッタンだが、今回の対決では珍しく、リアム・ハリソン(英国)らがスーパーレックが有利と予想している。

だが、ロッタンはこうした意見は気にしていないようだ。

「そういうコメントは気にしない。ただリングに上がって、自分の仕事をして、ベストを尽くすだけだ」

「自由に意見を言ってほしい。そしてリングの自分を見てほしい。スーパーレックがミスをしたら、ノックアウトしてやるさ。それだけのことだ」

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