ロッタン、無事に新契約締結!新たな伝説が生まれるか
ロッタン・ジットムアンノンが、あるべき場所に戻ってきた。
元ONEフライ級ムエタイ世界王者が、世界最大の格闘技団体への正式復帰を発表した。発表の日には、自身の誕生日を選んだ。
このニュースは、タイ・ノンタブリーのジットムアンノンジムで開かれた記者会見で明かされた。会見にはロッタン本人のほか、マネージャーのソラポン・ジツントーン氏、ONE Championshipタイランド社長のジティナット・アスダモンコル氏、そしてロッタンの公式マネジメント兼ジムオーナーのソムジット・ウェンカエウ氏、「エー」・スンタリー・ロハパック氏が同席した。
ONE復帰を決めた理由について、ロッタンはこう語った。
「格闘家という仕事ほど、私に名声と、家族を養う力を与えてくれる職業は他にないと思う。戦う力がなくなるまで、全力を尽くし続ける」
ロッタンのこれまでの歩みを追ってきたファンにとって、今回のニュースは驚きではないだろう。ONEチャンピオンシップとロッタンは常に切っても切れない関係にあり、そのストーリーはまだ終わってはいなかった。
ロッタンは2018年、鳴り物入りでONE参戦を果たすと、瞬く間にフライ級ムエタイでこれまでにない存在感を示した。4連勝を挙げた後、2019年には当時のONEフライ級ムエタイ世界王者ジョナサン・ハガティーへの挑戦権を獲得。この英国のスーパースターを圧倒し、王座を手にした。
その後、ロッタンがこのグローバルステージで魅せたのは圧倒的な王座防衛の連続だった。ロッタンは階級最強のコンテンダーたちを相手に防衛を重ね、世界中の観客を魅了する自身のムエタイスタイルの舞台に変え続けた。その結果、格闘技界で最も知られた名前の一人となった。
しかしこの勢いは、2024年に突然幕を閉じることになる。ジェイコブ・スミスとの王座防衛戦を控えていたロッタンは、計量失敗とハイドレーションテスト不合格により、ONEフライ級ムエタイ世界王座を剥奪されたのだ。歴史的な王座防衛記録にとって痛恨の結末となった。
2025年3月の「ONE 172」で実現した武尊とのキックボクシングルールでの一戦で再びロッタンにスポットライトが集まった。ロッタンは、この日本のアイコンをわずか80秒で粉砕。ムエタイという本業だけでなく、キックボクシングにおいても卓越したストライキング技術を持つことを鮮烈に印象づけた。
一方、今年に入ってから行われた「ONE SAMURAI 1」での再戦は、異なる結末を迎える。武尊が5RでロッタンをKOで下し、自身最後の試合でONE暫定フライ級キックボクシング世界王座を手にした。
そして今、ロッタンは自身の伝説を築き上げたリングへと帰ってくる。本当の意味で失ったことなど一度もないと信じるあのベルトを、再び取り戻す決意とともに。