マレーシアのアンワル・イブラヒム首相、アリーフのONE世界王座獲得を祝福
マレーシアに、史上初のONE世界王者が誕生した。そして同国最高機関は、この歴史的快挙をいち早く祝福した。
7月24日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された「The Inner Circle 23」のメインイベントにて、ムエタイ新世代ファイター、アリーフ・ソー・デチャパン(マレーシア)が、ムエタイ界の生ける伝説であり、2競技・2階級制覇の実績を持つ元ONE世界王者サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)にKO勝利、ONE暫定ストロー級ムエタイ世界王座を獲得し、歴史に名を刻んだ。
アリーフにとって初の世界タイトルマッチであり、また自身初めてチャンピオンシップラウンドに突入した試合でもあった。このマレーシアのトッププロスペクトはレジェンドを相手に全5ラウンドを通じて主導権を握った。
そして、最終5ラウンド、アリーフは強烈な右でサムエーからダウンを奪うと、42歳のベテランは勇敢にもレフェリーのカウントに応じて立ち上がったが、そこにアリーフの強烈な右が再び炸裂し、試合に終止符が打たれた。
この歴史的勝利により、アリーフの通算戦績は63勝9敗、ONEでの戦績は10勝2敗となり、5万米ドルのパフォーマンスボーナスも獲得した。
試合直後には現ONEストロー級ムエタイ世界王者のプラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)とのリング上でのフェイスオフも実現し、両者による統一王座決定戦への舞台が整った。
この歴史的な一戦を前に、国民に視聴と応援を呼びかけていたマレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、いち早く公に祝意を表した。
「アリーフ・ラキブが、マレーシア人として初めてONEチャンピオンシップの世界王者となったことに、心からの祝意を表します」
「この快挙は国の誇りであるだけでなく、マレーシアの若者たちが世界の舞台で戦い、成功する能力と勇気、そして決意を持っていることの証でもあります」
22歳でONE世界王者のベルトを獲得したアリーフだが、2023年に「ONE Friday Fights」シリーズに、無名に近い存在として参戦した。
それからわずか3年で、世界の舞台で恐れられる存在としての名声を築き上げただけでなく、一国の旗を背負い、この競技の頂点にまで登り詰めたのだ。
アンワル・イブラヒム首相はまた、アリーフの功績が、単なる歴史的なスポーツの快挙にとどまらず、世代全体を鼓舞するものであることも強調した。
「この歴史的な功績が、より多くのマレーシアの若者たちに、決意と規律、そして揺るぎない闘志を持って夢を追い続けるきっかけとなることを願います。努力と献身、そして神への信仰が結びつけば、不可能なことなど何もないと信じてください」
「よくやった、アリーフ。マレーシアは君の功績を誇りに思う」
駐タイ・マレーシア大使も、アリーフを祝福
駐タイ王国マレーシア大使、ダト・ワン・ザイディ・ワン・アブドラも、この歴史的な王座獲得の感動的な余韻の中で声を上げた。大使館、そしてアリーフの険しい道のりをずっと支え続けてきた情熱的なマレーシア人サポーターを代表し、新王者に心からの祝意を伝えた。
アリーフの勝利直後、リングサイドで大使アブドラはこう語った。
「私はここに、応援と、そしてもちろん新王者となったアリーフ・ラキブ氏への祝福のために来ました。おめでとう、彼に。私たちは彼が勝つという万全の期待を持ってここに来ましたが、そして実際に彼は勝ちました。改めて、彼におめでとうと言いたいです」
「大使館、そしてここにいるマレーシア人サポーターを代表して、この機会に改めて、今日の彼の勝利を祝福したいと思います」
今後について、大使は、マレーシアが自国の新たなスポーツヒーローを、最大級の形で迎え入れる準備ができていることを明確に示し、すでに思い描く壮大な将来像についても言及した。
「もしONEチャンピオンシップが対応できるのであれば、彼の試合をマレーシアで開催することを歓迎します。それが王座統一戦であれば、大歓迎です」