2種目王者サムエー、トナーに返答「最初はムエタイで」

Sam A Gaiyanghadao defeats Rocky Ogden ONE KING OF THE JUNGLE DC DUX_1894

2種目でONE世界王者に君臨するサムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)は、数々の選手が自分のベルトを狙っているとわかっている。その中でも、先日発表されたONEチャンピオンシップの公式アスリートランキングで、ストロー級ムエタイ1位、同キックボクシング4位につけた、ある選手が、サムエーを狙っている。

サムエーは2019年12月に、初代ONEストロー級キックボクシング世界タイトルを獲得。続く2020年2月には、初代ONEストロー級ムエタイの世界王者のベルトも手に入れた。ストロー級最高のストライカーとしての地位を確立してきた。

現在、どちらのベルトについても挑戦者は未定。だがジョシュ・トナー(オーストラリア)は自分が、最初の挑戦者に値すると信じている。

オーストラリア・キャンベラの格闘技ジム「MuayU」でトレーニングを積むトナーは最近、格闘技界全体に衝撃を与えた。「ONE:WARRIOR’S CODE」で、何度もムエタイ世界王者に輝いたアンディ・ハウソン(英国)を圧倒したのだ。

サムエーでさえそのパフォーマンスに感銘を受けた。

「アンディ(ハウソン)とトナーの試合を見た。(彼のテクニックをよく見たわけではないが)優れたファイターだと知っている」



そのノックアウトの勝利により、トナーはストロー級キックボクシングのランキングで4 位、ストロー級ムエタイでは1位になった。

また、トナーはその勝利のおかげで、世界王者サムエーに挑戦する権利を得たと考えている

生きる伝説サムエーは、トナーを相手にどちらの種目でも防衛戦に臨むことに異論はない。むしろ、両方での挑戦を歓迎している。

「自分は彼よりも経験豊富だ。400試合という経験は自分に有利に働くだろう。それにテクニックとスピードもだ。これまでたくさんの優れたファイターと戦ってきたから、怖いものは何もない。向こうが速いなら、自分はより速くなれるようトレーニングしたい」

「ムエタイでもキックボクシングでもトナーと戦う。だが、負けてもキックボクシングの試合で挑戦できるよう、最初はムエタイで戦うことを勧めたい」

サムエー・ガイヤーンハーダオがボディにヒザを打ち込む

ハウソン戦でのトナーの動きや打撃の技術について、サムエーはあまり詳しく見ていないが、トナーのスタイルにはなじみがあり、試合がどのように展開するか想定できる。

「彼のテクニックと戦う方法を知っている。最初のパンチから(次のパンチを組み合わせてくる前に)彼を止めるだろう」

「距離を保つために前蹴りを活用すると思う。彼を混乱させ、それから自分の打撃の出番だ。何が来るかさえ彼にはわからないだろう」

公式に決まったものは何もないが、挑戦者が誰であれ、サムエーが自信を持ち、2つのONE世界タイトルの両方を守る準備ができていることは明らかだ。

Read more: ジョシュ・トナー「自分は王者サムエーの一番の脅威」

キックボクシングをもっと見る

WeiRui 1200X800
WeiRui 1200X800
Superbon Marat Grigorian ONE Friday Fights 95
DC 0823 1
0141
Prajanchai PK Saenchai Akram Hamidi ONE Friday Fights 34 42
Marat Grigorian Sitthichai Sitsongpeenong ONE 165 23 scaled
Jonathan Di Bella Danial Williams ONE Fight Night 15 84 scaled
Marat Grigorian Sitthichai Sitsongpeenong ONE 165 50 scaled
Tawanchai PK Saenchai Superbon Singha Mawynn ONE Friday Fights 46 61 scaled
Alexis Nicolas Magomed Magomedov ONE Friday Fights 47 6
Regian Eersel Dmitry Menshikov ONE Fight Night 11 27