キックボクシング

ONEで2つのタイトルを獲得した全ファイター

2022年6月17日

ONE世界タイトルを手にするのは、どんなアスリートにとても難しいことだが、他の階級や競技で2つ目のベルトを手にするのはさらに難しい。

この稀有な偉業を成し遂げたエリート選手は一握りで、そのうちの1人がミドル級とライトヘビー級の2つのタイトルを有するライニアー・デ・リダー(オランダ)だ。デ・リダーは、7月22日(金)の「ONE 159」のメインイベントで、元ミドル級王者のビタリー・ビグダシュ(ロシア)を迎え、同級タイトルの防衛に臨む。

同大会のコーメインイベントでは、ララ・フェルナンデス(スペイン)と暫定ONEアトム級ムエタイ世界王座をかけて対戦する、ONEアトム級キックボクシングチャンピオンのジャネット・トッド(米国)も2つ目のベルトを手にする可能性がある。

「ONE 159」を前に、ONEチャンピオンシップで2つの世界タイトルを同時に獲得した全ファイターをおさらいしよう。

マーティン・ニューイェン

この偉業を最初に達成したのは、マーティン・ニューイェン(ベトナム / オーストラリア)だ。

2017年8月、無敵とされていたONEフェザー級世界王者マラット・ガフロフ(ロシア)とリマッチ。序盤は苦戦したものの、当時無敗だったガフロフの磐石のグラップリングに対応し、第2ラウンドに右オーバーハンドでノックアウトした。

そして3ヵ月後には、ONEライト級世界王者エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)と、フォラヤンの地元・フィリピンの首都マニラで対戦。第2ラウンドまでにはフォラヤンの動きを読み切り、回し蹴りを放たれた際に、再び絵に描いたような右オーバーハンドをアゴに打ち込んでフィニッシュ。

そして、初の2階級制覇を成し遂げたONE世界チャンピオンが誕生したのだった。

アウンラ・ンサン

ニューイェンの親友のアウンラ・ンサン(ミャンマー)は、その次にONEチャンピオンシップのダブルチャンピオンになった。

2017年1月にONEミドル級世界王者ビグダシュに敗れたものの、5ヵ月後に地元ミャンマーのヤンゴンで再戦。

またもや壮絶な5ラウンドにわたる戦いとなったが、アウンラ・ンサンは強力なビグダシュを退け、母国初のスポーツの世界チャンピオンになった。

2018年2月には再び国の誉に。この際は、アレクサンドル・マチャド(ブラジル)から雷のようなヘッドキックでダウンを奪い、パンチを連発して、わずか56秒でTKO勝利を決めた。

この勝利でアウンラ・ンサンは空位となっていたONEライトヘビー級世界王座を獲得。正式に2階級を制覇王者となった。

スタンプ・フェアテックス

スタンプ・フェアテックス(タイ)は、2つのONE世界王座を保持する初の女子アスリートになった。ただ、これは上記の2人とは違って、異なる競技によるもの。

2018年10月、首都タイの地元ファンの前で、ONEアトム級キックボクシング世界チャンピオンのチュアン・カイティンとの世界タイトルマッチでデビューを迎えたスタンプ。

スピードを活かして間合いに入り、パンチを繰り出そうとするチュアンに対し、スタンプはキック、ヒザ、ショートパンチで圧倒。ユナニマス判定で勝利し、世界タイトルを手にした。

しかし、新星のスタンプはまだ満足せず、4ヵ月後にはONEデビューを迎えたトッドと初代ONEアトム級ムエタイ世界王座をかけて対決。

スタンプは、得意のムエタイルールで武器をフル活用してユナニマス判定で勝ち、2つの競技で女王となったのだ。

サムエー・ガイヤーンハーダオ

2019年5月にONEフライ級ムエタイ世界王座を失った伝説のサムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)は、自身の自然な体重に合わせて階級を下げ、ストロー級タイトル獲得に向けて快進撃を開始した。

同年10月にダレン・ローラン(フランス)を倒し、その後競技を変えて、ワン・ジュングアン(中国)と初代ONEストロー級キックボクシング世界王座をかけて対決。

ワンはハイペースを保ち窮地に追い込む場面もあったが、サムエーは左パンチと得意技の回し蹴りでカウンター。接戦の末、ユナニマス判定でタイトルを獲得した。

その後、得意とするムエタイのルールに戻り、2020年2月にロッキー・オグデン(オーストラリア)と初代ONEストロー級ムエタイ世界王座をかけて対決。

この際は、サウスポーのディフェンスはほぼ完璧で、お手本のようなテクニックを披露し、打撃もガツンと決まり、より明確なユナニマス判定で2つ目のベルトを獲得した。

ライニアー・デ・リダー

デ・リダーは、最近ダブルチャンピオンの仲間入りをしたばかり。

2020年10月に2階級チャンピオンのアウンラ・ンサンのONEミドル級世界王座に挑戦し、第1ラウンドでリアネイキッドチョークを決めて一本勝ち。多くのファンに衝撃を与えた。

その半年後、6日前オファーを受け入れて、今度はアウンラ・ンサンのライトヘビー級ベルトに挑戦。階級こそ違うものの、結果は同じものになった。

デ・リダーは、世界トップクラスのグラップリングを駆使して5ラウンドにわたって圧倒。ユナニマス判定で勝利し、ONEライトヘビー級世界タイトルを獲得したのっだった。

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