【12/18 The Inner Circle 43】ニコ・カリロがナビル・アナンと王座を賭けて雪辱マッチ、ONEフェザー級ムエタイ世界王座防衛なるか
ONEフェザー級ムエタイ世界王者となったニコ・カリロの最初の防衛戦の相手が決まった。再びその前に立ちはだかるのは、因縁のある名前だ。
スコットランドのKOマシン、カリロは12月18日(金)にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「The Inner Circle 43」で、アルジェリア系タイ人の強打者ナビル・アナンを相手に、ONEフェザー級ムエタイ世界王座の防衛戦に臨む。
待望の再戦は、すでに発表されているONEストロー級ムエタイ世界王座統一戦、王者プラジャンチャイ・PK・センチャイvs暫定王者アリーフ・ソー・デチャパンと並ぶカードとなる。
2人が前回対戦したのは、2025年1月の「ONE 170」だ。グラスゴー出身のカリロは15連勝中で、競技で最も恐れられるストライカーの一人と評されていた。ところがその夜は、アナンが1RでカリロをTKOに下し、ONE暫定バンタム級ムエタイ世界王座を獲得。思わぬ結果となった。
その後、カリロはフェザー級に上げ、ONEで4連勝という見事な戦績を重ねている。シッティチャイ・シッソンピーノン、ルーク・リッシを連続フィニッシュし、今年2月の「ONE Fight Night 40」でシャドウ・シンハ・マウインとの暫定王座決定戦のチャンスをつかんだ。

その夜、カリロは5ラウンドを通じて力強い戦いを見せ、26ポンドの王座を手にした。7月にはタワンチャイ・PKセンチャイの王座返上により、正規のONEフェザー級ムエタイ世界王者に昇格している。8月には、「ONE Fight Night 46」でONEキックボクシング初戦に臨み、ジョウ・ジアチャンを2RでKO。2競技制覇のONE世界王者に向けて大きく前進した。
その「The Inner Circle 43」で待つのは、カリロにとって初戦の舞台を、アナンのキャリア最大の夜にした男だ。
アナンは、バンコクのインパクト・アリーナでカリロを破ったとき、まだ20歳だった。スコットランド人から3度のダウンを奪い、世界の舞台で6連勝を飾った。
その後はスーパーレックを判定で下し、正規のONEバンタム級ムエタイ世界王者に昇格。キックボクシングでは2試合を戦い、東京で行われた「ONE 173」では和島大海にも勝利した。
とはいえ、順風満帆ではなかった。「The Inner Circle 7」では、ランボーレック・チョー・アッジャラブーンに5ラウンドの末に王座を奪われ、8月にはスアキム・ソー・ジョー・トンプラジンにスプリット判定で惜敗。今月の「ONE SAMURAI 4」では、元K-1王者・与座優貴にバンタム級キックボクシングでユナニマス判定勝ちし、白星に復帰した。

勢いを取り戻したバンタム級ムエタイ3位のアナンは、その流れを逃すつもりはない。勝てばフェザー級王座に加え、カリロとの対戦成績は2勝0敗。バンタム級世界王座戦線にも、大きく名乗りを上げることになる。
カリロにとっても、懸かるものははっきりしている。2025年1月から付きまとってきた因縁に決着をつけ、ONEフェザー級ムエタイ世界王者としての歩みを始めることができる。
勝てば対戦成績は1勝1敗の五分に戻り、3度目の対戦も視野に入る。何より、キックボクシングで2競技制覇を目指すという目標に、迷いなく向き合えるようになる。