【12/18 The Inner Circle 43】プラジャンチャイ対アリーフ、ONEストロー級ムエタイ世界王座統一戦が決定
12月18日(金)にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「The Inner Circle 43」のONEストロー級ムエタイ世界王座統一戦にて、正規王者プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)と、暫定王者アリーフ・ソー・デチャパン(マレーシア)が激突。ほぼ1年越しで実現する一戦だ。
アリーフは2025年12月の「ONE Fight Night 38」で、レバノン戦士のラマダン・オンダッシュを判定で下し、プラジャンチャイの王座への挑戦権を得ていた。ところがプラジャンチャイが、同年10月の「ONE Fight Night 36」でジョナサン・ディベラとのストロー級キックボクシング世界王座再戦を終えた数か月後に負傷し、手術のため長期離脱。対戦は見送られた。
その間、アリーフは歩みを止めなかった。この7月の「The Inner Circle 23」でレジェンドのサムエー・ガイヤーンハーダオを5RでKOし、ONE暫定ストロー級ムエタイ世界王座を獲得。一方のプラジャンチャイは「The Inner Circle 35」で復帰し、ストロー級キックボクシングでワン・ジュングァンに僅差のスプリット判定で惜敗。プラジャンチャイは、実戦のブランクから慎重に復帰を進めている。

調整を終えた32歳のプラジャンチャイは、長くストロー級ムエタイの基準であり続けてきた理由を、改めて世界に示す構えだ。通算344勝を誇り、かつてはムエタイ王座とキックボクシング王座を併せ持つ2競技制覇の世界王者だった。好調時には手がつけられず、6連勝の間にはディベラとのキックボクシング初戦で判定勝ちし、サムエーとジョセフ・ラシリをフィニッシュしている。鋭い前蹴りで距離を支配し、相手のリズムを瞬時に読んで小さな隙を突くファイトIQは階級随一で、試合が早く終わっても判定までもつれても、常に答えを持っているように見える。
その前に立ちはだかるのが、今年すでに歴史を作った22歳のアリーフだ。7月にサムエーを5RでKOし、ONEで世界王座を獲得したマレーシア人初の選手となった。この勝利で5万米ドルのボーナスを手にし、母国ではアンワル・イブラヒム首相を含め、国を挙げて快挙を祝福された。連勝は6、通算戦績は63勝9敗。
ONEでの10勝のうち6勝がハイライト級のフィニッシュだが、強みはパワー以上に落ち着きにある。ソー・デチャパン所属のアリーフは、長身を生かして相手を射程の端に置き続け、左キックでボディを削りながら、反撃の最適なタイミングを待つ。
