【11/13 The Inner Circle 38】ONEフライ級ムエタイ世界GP開幕!ロッタンvsノンオー、士門vsオンダッシュが決定
地上最強の135ポンド級ストライカーを決めるトーナメントが、いよいよ幕を開ける。「2026 ONEフライ級ムエタイ世界グランプリ」の準々決勝2試合が、11月13日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「The Inner Circle 38」で行われる。
ムエタイ史上最も豪華な8人が顔を揃えるこのトーナメントの勝者には、WGP銀のベルトと、ONEフライ級ムエタイ世界王座への挑戦権が与えられる。
その開幕戦として、元ONEフライ級ムエタイ世界王者ロッタン・ジットムアンノンと元ONEバンタム級ムエタイ世界王者ノンオー・ガイヤーンハーダオが対戦。さらに日本の士門が、レバノンのラマダン・オンダッシュと激突する。
2人のタイレジェンドが因縁に決着
ロッタンとノンオーは、昨年11月の「ONE 173」で対戦する予定だったが、ロッタンが試合週に体調を崩して入院したため延期となっていた。ONE史上屈指の王者2人による注目の対決が、ほぼ1年越しでついに実現する。
その後、ランキング2位のロッタンは競技を変え、今年4月の「ONE SAMURAI 1」で、引退試合となる武尊とキックボクシングで対戦した。初戦ではロッタンが武尊を80秒で下していたが、再戦では武尊が5RTKOで勝利している。ONEと再契約したロッタンは、通算275勝目と、5度の防衛を重ねた王座への復帰を目指す。
対するノンオーはランキング3位。バンタム級で7連続防衛という、ONE史上屈指の長期政権を築いた。現在はフライ級に転向した39歳で、通算268勝を誇る。3月にイマンガザリエフと空位の王座を争い2RTKO負けしたが、「The Inner Circle 20」ではゴントーラニー・ソー・ソンマイとの3度目の対戦で判定勝ちし、再び王座戦線に名乗りを上げた。
ロッタンの鉄壁のタフネスと止まらない前進に対し、ノンオーは精密なタイミングと破壊力のある右ミドルで迎え撃つ。勝者はムエタイ史に残る存在となる。
士門がオンダッシュと新世代対決
[FIGHT ANNOUNCEMENT EMBED]
レジェンドの再会の一方で、競技で最も急成長中の若手2人も、最大の舞台での勝負に臨む。
ランキング4位の士門は、このトーナメントの最注目のダークホースだ。エイワスポーツジム所属の22歳で、元WBCムエタイ世界王者。通算27勝1敗、ONEでは6戦全勝を誇る。「ONE SAMURAI 1」でのジョハン・ガザリ戦の判定勝ちで10万米ドルの本戦契約を獲得し、数週間前の「ONE SAMURAI 3」では、地元の観衆の前でタイの人気選手スーブラック・トー・プラン49をKOした。無敗でキャリア最高の状態にある士門は、勝てばさらなる高みに駆け上がる。
その無敗記録を止めようとするのが、ランキング5位のオンダッシュだ。たいガームエタイ所属の19歳で、通算14勝4敗の爆発力あるKOアーティスト。ストロー級で4連勝して本戦契約を手にした。その後、アリーフ・ソー・デチャパンに僅差の判定で敗れて階級を上げ、スリヤンレック・ポー・イェンイン、ガザリを連破してトーナメントの有力候補に名乗りを上げている。
士門のサウスポーからの精密な攻撃とボディへのコンビネーションに、オンダッシュの目にも止まらないハンドスピードと恐れを知らない攻撃性がぶつかる、戦術的にも見応え十分な一戦になる。
2つの準々決勝が揃った11月13日は、忘れられない一夜となる。