【11/20 The Inner Circle 39】ムエタイ絶対女王、ロドリゲスがMMA初挑戦!仏キック王者パディエと激突
待ち望まれた日が、ついに来る。現ONE女子アトム級ムエタイ世界王者アリシア・ヘレン・ロドリゲスが、総合格闘技のリングに上がることが正式に決まった。
ブラジル出身のムエタイ女王は、11月20日(金)にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「The Inner Circle 39」で、フランスのキックボクシング王者シャルロット・パディエを相手にプロMMAデビュー戦に臨む。
ロドリゲスは、ONE参戦以来、女子アトム級ムエタイの絶対的な支配者として君臨してきた。2020年8月のデビュー戦では、当時の王者スタンプ・フェアテックスを破り、ONE初戦でそのままベルトを手にした。団体史上でも屈指の衝撃的な登場だった。
その後、出産のため一時休養したが、2023年に復帰するとすぐに強さを取り戻し、暫定王者ジャネット・トッドとの王座統一戦を制した。ISKA K-1王者クリスティーナ・モラレス、英国トップの女子ストライカー、マリー・マクマナモン、ヨハンナ・パーソンを相手に防衛も重ねている。
直近の一戦では、ONE女子アトム級キックボクシング世界王者ペッディージャー・ルッカオポーロントンをONEで初めて破り、キャリア最大のインパクトを残した。この勝利で、地上最高のパウンド・フォー・パウンド女子ストライカーとしての地位を確固たるものにしている。
ムエタイで圧倒的な強さを見せる裏で、もう一つの物語が静かに進んでいた。
ロドリゲスは長年、Phuket Fight Clubで柔術とMMAのトレーニングを積み、格闘技界が前から予想してきた転向の土台を築いてきたのだ。
ムエタイでの功績が揺るぎないものとなった今、28歳のロドリゲスは、総合格闘技で自分を試す時が来たと決断した。その旅が始まる場所が「The Inner Circle 39」となる。
最初の相手となるパディエは、フランスのキックボクシング国内王者で、ビルマ式ボクシングのフランス国内王者でもある。パディエも11月20日がプロMMAデビュー戦だ。
以前からMMA転向を視野に入れており、今年初めにフランス国内のアマチュアで経験を積み、プロへの挑戦を決めた。
デビュー戦の相手に、世界の舞台で現ONE女子アトム級ムエタイ世界王者を選んだことは、その野心と恐れ知らずの姿勢を表している。
ロドリゲスにとって、このデビュー戦は、ONE女子アトム級MMA世界王座への道の序章となる。クリーンで説得力のある初戦を飾れば、MMA部門における本物の脅威として名乗りを上げ、長年の静かな準備が実を結んだことを証明できる。
パディエにとっては、ONE史上最も華やかな実績を持つ女子ムエタイ王者を破る番狂わせを起こせば、一気に世界の注目を集める存在となる。