【6/7 ONE Fight Night 32】ムエタイ女王ロドリゲス、連勝の新鋭コーエンとV4戦へ!

6月7日にタイ首都バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「ONE Fight Night 32」のONE女子アトム級ムエタイ世界王者のアリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)が連勝の新鋭シール・コーエン(イスラエル)を挑戦者に迎え、4度目の防衛戦に挑む。
ブラジルのスーパースター、ロドリゲスは2020年にONEチャンピオンシップで華々しいデビューを果たして以来、女子アトム級ムエタイを席巻。当時の世界チャンピオンだったスタンプ・フェアテックスを撃破し女王の座に駆け上がった。
名門プーケット・ファイト・クラブに所属しタイで活動する彼女は、王者になった後は妊娠と第一子出産のため戦列から離れたが、2023年に復帰。当時の暫定王者ジャネット・トッドから判定勝ちを収めて、ONE女子アトム級ムエタイ統一世界王者に輝いた。
今年3月の「ONE Fight Night 29」でロドリゲスとコーエンは対戦する予定だったが、コーエンが練習中の負傷で欠場。ロドリゲスは緊急参戦した英国スター選手マリー・マクマナモンに圧倒的な戦いを見せて、4R TKO勝利を収め、3度目の防衛に成功した。
対するコーエンは2023年にONEチャンピオンシップに参戦して以来、センセーショナルな活躍を見せている24歳。「Road to ONE: Thailand」で優勝し、本戦契約を果たすと現在3戦全勝中だ。名門フェアテックス・トレーニングセンターでスキルを磨いたコーエンは前戦でスコットランド強豪のエイミー・ピルニーを撃破し、ONE4戦目でタイトル挑戦を手にした。
ファン待望のタイトルマッチ。破壊力あるミドルキック、強力な首相撲からのヒザ蹴り、ヒジ攻撃と伝統的なムエタイスタイルで勝ち続けるロドリゲスに対し、コーエンはボクシング技術が高くインファイトを得意とするタイプ。ロドリゲスがV4成功で絶対女王の地位を固めるか、それともコーエンがイスラエル人初のONE世界王者に輝くか。