DJ、両国大会で観戦の米国ファンにサプライズ

米国の青年キャノン・スプリッグスは、10月13日（日）の「ONE：CENTURY 世紀」の観戦に招待され、日本で忘れることのできない週末を過ごした。

スプリッグスはDJことデメトリアス・ジョンソン（米国）がいかに自分の人生を変えたかについてツイッターでシェアし、ONEのソーシャルメディア・コンテスト「ONEスーパーヒーロー」で優勝。東京・両国国技館でジョンソンの試合を直接見る機会に恵まれた。

てんかんと統合失調症の患者でもあるスプリッグスは、13回もフライ級世界王者に輝いたジョンソンを心底、尊敬している。その恵まれない体格にもかかわらず、総合格闘技の頂点で成功を収め続けているからだ。

そしてジョンソンの態度やふるまいも称賛する。

「対戦相手に対し、無礼なことを言わなくていいんだってことを教えてくれた。ナイスガイでいながら素晴らしい格闘家でいられる。謙虚であり、格闘技（Marital arts）の芸術（Art）の面に敬意を示すことができる」

ジョンソンはONEフライ級世界グランプリ決勝でダニー・キンガッド（フィリピン）を破って優勝した後、両国国技館の舞台裏でスプリッグスを出迎え驚かせた。

「きみにインスピレーションを与えることができてうれしい」と33歳の生きる伝説ジョンソンンはそう話しかけた。

「総合格闘技を始めた時はただトレーニングをしていただけ。誰かに刺激を与えることはなかった。自分のためだけにやっていたことだったから。でも今こうして、きみに良い影響を与えることができてとてもうれしい」

スプリッグスは自身のヒーローに会い、親密に言葉を交わすことができて有頂天になった。

ジョンソンはまた、スプリッグスにサイン入りのONEティーシャツを送り、12キロのチャンピオンベルトを肩にかけさせて記念撮影に応じた。

「なんてこった。こんなの信じられない。こんなに素晴らしい格闘家、こんなに素晴らしい人に実際に会えるなんて」。ジョンソンと別れた後スプリッグスは声を上ずらせながら話した。

「心から尊敬するものを与えてくれる。自分に目標を与えてくれるよ。あのレベルに到達するためのね」

舞台裏でのジョンソンとスプリッグスの会談と、スプリッグスが提出した「ONEヒーローストーリー」のビデオは以下の通り。