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【9/6大会】工藤政英戦語るパンパヤック「学びの多い試合だった」

2019年9月12日

ONE: IMMORTAL TRIUMPH」で、パンパヤック・ジットムアンノンは未知の世界に飛び込み、鮮やかな勝利を掲げて帰還した。

ムエタイで5度世界王者となったパンパヤックは、9月6日(金)の大会で初めてキックボクシングルールでの試合に出場した。対戦相手は鋭い蹴りとエネルギッシュな戦いで知られる工藤政英だ。

RISEフェザー級王者に君臨した経験豊富なキックボクサーの工藤を相手に、タイのサムットプラーカーン県出身のパンパヤックは、慣れないルールでベストに近い素晴らしい試合を見せ、ユナニマス判定で勝利した

ムエタイの試合と同様に、パンパヤックのサウスポーからの熾烈なキックは対戦相手を翻弄し、ONEフライ級の脅威となるだろうことを見せつけた。

Panpayak Jitmuangnon scores with a kick against Masahide Kudo at ONE: IMMORTAL TRIUMPH

ようやく落ち着いて試合を振り返る時間を得たパンパヤックが、今回のパフォーマンスをどう評価するか、それを踏まえ、ONEスーパーシリーズフライ級世界タイトル獲得のチャンスについてどう考えているかを語った。

ONE チャンピオンシップ: 初めてキックボクシングルールで戦ってみて、どう感じたか?

パンパヤック・ジットムアンノン: キックボクシングでの戦いには、まだ改善点がたくさんあると感じる。クリンチでのゲームや間合いのとり方がムエタイとはまったく違う。だが、もっと技を磨くことはできるし、そうしていく自信がある。自分は今でもテクニック重視で、キックを多用して戦っている。だから、あとは細かいところを調整していくだけだ。

間合いが一番のチャレンジだ。ムエタイでは、接近戦でクリンチから肘での攻撃ができる。キックボクシングでは、より多く動かないといけない。

観客の歓声が聞こえるのは嬉しかったし、ソーシャルメディアでも多くのポジティブなコメントをもらった。自分の前蹴りとキックが絶賛されていた。いい気分だった。

全体的に良い試合をしたと思うが、改善点は多い。このスタイルに左キックはとても適しているが、パンチとコンビネーションは改善していく必要がある。

Panpayak Jitmuangnon attacks with a roundhouse during his defeat of Masahide Kudo at ONE: IMMORTAL TRIUMPH

ONE: 試合の前はどんな気持ちだった?

パンパヤック: 工藤の試合は以前に見たことがあったので、自信はあった。キックボクシングルールでも、自分の経験が彼を苦戦させるとわかっていた。

プレッシャーは多少、感じていた。みんなが前回のロッタン(パンパヤックのチームメイト、ロッタン・ジットムアンノン)のパフォーマンスを絶賛するのを見ていたので、同じようにしたいと思っていた。

ONEの関係者や、ファン、ジムの仲間たちに、同じような興奮と喜びを感じてほしいと思ったんだ。

ONE: 試合中、新しいスタイルにうまく適応できたと思うか?

パンパヤック: 試合が始まった時は、ただ、できる限り動き続けなくてはと考えていた。

第1ラウンドが終わり、プラン通りうまく戦えたと感じた。かなりの自信を持って第2ラウンドに臨むことができた。第1ラウンドよりもいい戦いができたと思う。キックボクシングに、より慣れてきていたから。

第3ラウンドでは実はかなり疲れていた。普段、タイ国内でのムエタイの試合の5ラウンドで使うよりも多くのパンチとキックを繰り出してきたからだ。

ムエタイで5ラウンド戦うよりも、今回の3ラウンドの方が疲れを感じたことは認めざるを得ない。普段より疲れたのは、いつもと違う環境と高揚感のせいでもある。だが、工藤の攻撃で大きなダメージを受けたものはなかった。試合全体を通じて、非常に自分らしく戦うことができた。

Panpayak Jitmuangnon keeps a high pace against Masahide Kudo at ONE: IMMORTAL TRIUMPH

ONE: 今回の試合で学んだことは?

パンパヤック: 学びの多い試合だったし、新たなチャレンジとして心から楽しめた。

キックボクシングの試合は、動きが多い。トレーニングを調整してより素早い動きを組み込むようにしていく必要がある。

ONE: ONEのアスリートとして次の目標は?

パンパヤック: 自分はムエタイでもキックボクシングでも自分らしく戦うことができる。だから、ONEが与えてくれる機会ならどんなものでも有難い。でも、キックボクシングの方がよりチャンスがあるかもしれないとは思う。

ロッタンは自分の弟だ。弟と世界タイトルをかけて争うことはできない。キックボクシングの世界タイトルを狙っていきたい。自分ならできると思っている。

タイでは試合をするために階級を上げなくてはいけなかったし、それでも対戦相手がほぼいなくなってしまっていた。キックボクシングは自分にとって新しい挑戦で、新鮮な気持ちだし、楽しい。あと3試合ほど経験すれば、キックボクシングでの自分の可能性がフルに発揮されるのではないかと思う。