【5/4大会】秋元皓貴、1年半ぶりの復帰戦でウェイ・ルイと対戦「いつも通り準備」

Hiroki Akimoto Petchtanong Petchfergus ONE163 1920X1280 4

元ONEバンタム級キックボクシング世界チャンピオンの秋元皓貴(31)は、5月4日(土)の「ONE Fight Night 22: Sundell vs. Diachkova」で約1年半ぶりとなる復帰戦に臨む。

同大会で対するは、中国人初のK-1王者ウェイ・ルイ

秋元はかつてシンガポールのジム「Evolve MMA」でトレーニングをしていたがビザの問題で帰国することになり、現在は東京の「パワーオブドリーム」を練習拠点にしている。

現在のチームに満足しているといい、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで行われるウェイ戦ではさらに進化した姿を披露したいと話している。

「ビザが更新できず、シンガポールを離れて日本に帰ってきた。昨年12月から新しいジムで練習することになったというのが(前回の試合からの)大きな変化だ」

「最終的には試合をやってみないとわからないけれど、自分としては感触は良い。毎回の練習で気づくことが多く、成長できていると実感している 」

「練習の面では、やはり前回の試合で自分の悪い部分が見えたので、そこを改善して強みをさらに伸ばせるようなトレーニングを積んできた」

今回の対戦相手のウェイは中国有数のキックボクサー。K-1とクンルン・ファイト(KLF)のチャンピオンで、現在20連勝中だ。

秋元はこうしたハイレベルな相手との対戦を楽しみにしている様子だ

「試合が決まってうれしいし、相手もすごく良い選手だ。オファーが来たときは純粋にうれしかった。彼(ウェイ)のことは知っていた。試合を生で見たことはないが、上手い選手だという印象は持っていた」

「ONEに出てくる選手はみんなタイトルを持っているので、その点に関しては(ウェイが)元K-1チャンピオンだから、という意識はしていない」

「(ウェイのことは)良いところもあれば攻略できるポイントもある1人の選手として見ている。いつも通り準備をしていくだけだ 」

蹴りが得意な者同士の攻防「見どころ」

今回の大会で秋元皓貴が対戦するウェイ・ルイは69勝3敗という驚異的な戦績を誇り、世界有数のキックボクサーとみなされている。

だが秋元もプロ戦績26勝2敗で、元ONEバンタム級キックボクシング世界王者。ウェイのようなトップレベルの相手と戦った経験も豊富だ。

エキサイティングなスタイルのぶつかり合いを予想し、秋元はこう話している。

「(以前戦った中国の選手とウェイの一番の違いは)リーチがあること。手足の使い方がすごく上手で、ステップワークも上手という印象だ 」

「(ウェイは)蹴りもパンチも上手い選手なので、どっちかというと離れた距離での試合になると思う。そこでの攻防は見ていておもしろいと思う」

「僕も相手も蹴りが得意でいろいろなキックをすると思うので、そこが見どころだと思う」

秋元はウェイに敬意を払っているが、この試合の主眼は自身のゲームプランを実行することのようだ。

さらに、試合のペースをつかんで完璧な勝利を収めたいとも話している。

「完封したい。この点が一番だ。自分の中でポイントになる部分がいくつかあるので、そこをしっかりやり切る。相手に飲まれたら負けるので、しっかり自分の練習していることをやり切る」

「前半は、お互いに蹴り合って見ている人が面白いような蹴りの受け返しがある。後半は、僕がペースをつかんで蹴りの距離でも近い距離でも圧倒できる展開になればと思う」

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