【4/29 ONE SAMURAI 1】澤田千優、三浦彩佳との日本人対決に「MMAは私の方が絶対上、あやかロックを考えられないくらいに、かき乱したい」
4月29日(水)、東京・有明アリーナで開催される「ONE SAMURAI 1」で、澤田千優(IDEA ASAKUSA/team AKATASUKI)は三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)と重要なアトム級MMA戦に臨む。この日本人対決は現ONE女子アトム級MMA世界王者デニス・ザンボアンガへの挑戦権が与えられる可能性があり、両者にとって負けられない一戦だ。
澤田はキャリア11勝1敗1分、ONE戦績6勝1敗という印象的な実績でこの重要な試合に臨む。現在3連勝中のレスリングベースのファイターは、この階級で最も危険なグラップラーのひとりとして確固たる地位を築いている。
対する三浦はストロー級でのキャリアを経て、2022年にONE女子ストロー級MMA世界王座に挑戦した経験を持つ。2024年に1階級下のアトム級に転向してからは4連勝を飾り、この階級の筆頭挑戦者としての地位を確立している。
澤田は以前から三浦の活躍に注目し、いつかこの対戦が実現することを予感していた。
「彼女がアトム級に落としてきた時から、いつかは日本人対決はあるんじゃないかなと私は思ってました。 いつやってもいい状態で挑まなきゃいけないなっていうのは意識してました」
澤田のファイトスタイルの核にあるのは、輝かしいレスリングのバックグラウンドだ。それがリング内での彼女のパフォーマンス全ての土台となっている。そのハイレベルなグラップリング能力が試合の展開を支配し、相手にテイクダウンディフェンスを強いながら、自らはグラウンド&パウンドやサブミッションのチャンスを狙う。
試合ごとに進化する澤田は一面的なファイターではないことを証明してきた。今年1月にナタリー・サルチェードとの判定勝利で示したように、打撃でも相手を倒せるレベルに達しており、テイクダウンの布石として相手を脅かせるようになっている。
「自分の強い力が出るポジションでのレスリング力と、そこからのパンチというのが私のファイトスタイルです。レスリングをしっかり出すための打撃を意識して日々トレーニングしています」
初代修斗女子世界アトム級王者の三浦の分析についても、澤田は徹底して行ってきた。柔道三段の資格を持ちキャリア16勝を誇る三浦の何が厄介なのか、そしてどこにギャップがあるかを正確に把握している。
「自分の強みを出せる選手だなというのは試合を見ていて思います。自分がやりたい技や展開をゴリ押しで出せるのは三浦彩佳選手の強みだと思います。オーソの柔道家というイメージそのままで、組みついて投げたい、1個出しても組みつきたいというのが彼女のスタイルです。あと体がめちゃくちゃ柔らかい、特に肩が柔らかいというのはよく聞きます」
「強みはやっぱりあやかロック、柔道スロー、腰の強さです。弱みでいうとストライキングの部分で劣っているかなと思いますし、横の動きが少ないかなとも思います」
「MMA力が私の方が強いと思います。打撃ができてのMMAなので、そこは私の方が優れていると思います。グラップリングだけでいうと対等に戦えるぐらい練習はしているので、いいスクランブルができると思いますが、MMAには打撃や膝やパウンドといろんなことが入ってくるので、MMAが私の方が絶対上だという自負があります」
三浦を徹底研究、「あやかロック」への対策も
誰もが三浦の “あやかロック” を警戒し戦いに挑む。澤田も、スカーフホールドからのアメリカーナという三浦の代名詞的なサブミッションに備えて入念な準備を施してきた。
「みんなわかっていて引っかかってしまうのかなとは思いますが、私は引っかかりたくないというのが正直なところです。引っかからない対策はしていますし、多分引っかからないですが、試合は何があるかわからないので、私の戦い方で三浦彩佳選手をかき乱したいと思っています。あやかロックのことを考えられないくらいに」
当初、澤田はこの試合がタイトルマッチになることを期待していた。そうはならなかったが、だからこそこの一戦を乗り越えることで王座への扉が開く。
「三浦彩佳選手との試合がタイトルマッチかなとも思っていたんですが、そうじゃないということなので、与えられた試練を乗り越えてタイトルに近づくのが順番なのかなと思います。しっかり勝ってタイトルマッチにつなげられたら一番いいかなと思っています」