【2/26大会】ONE: FISTS OF FURYを楽しみにするべき5つの理由

Ilias Ennahachi defeats Wang Wenfeng at ONE AGE OF DRAGONS JHW_8290

ONEチャンピオンシップは2月26日(金)、「ONE: FISTS OF FURY」で次のイベントシリーズをスタートさせる。世界最高のストライカーと有望な新人が多数登場する。

ONEスーパーシリーズが5試合あり、立ち技ファンには垂涎もののイベント。さらに、唯一の総合格闘技の試合では、ONEでかつてないほどの注目を集める新人が登場する。

シンガポール・インドア・スタジアムで行われるイベントを前に、この記事では「ONE: FISTS OF FURY」を楽しみにするべき5つの理由を紹介する。

#1 待望のキック世界タイトルマッチ

メインイベントでは、ONEフライ級キックボクシング世界チャンピオンのイリアス・エナッシ(オランダ / モロッコ)が、スーパーレック・キアトモー9(タイ)を迎え、2度目のタイトル防衛に臨む。

エナッシはこれまで、ONEスーパーシリーズ2戦で卓越した戦いぶりを見せている。2019年8月にはペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)を電撃的KOで倒し、その3ヶ月後にはワン・ウェンフェン(中国)に判定勝ちし初防衛を果たした。

今回の相手のスーパーレックはタイ東北部のブリーラム県出身。WBCとルンピニースタジアムでムエタイ世界タイトルを獲得するなど、輝かしいムエタイの戦歴の持ち主だ。最近ではファディ・カレッド(チュニジア)にユナニマス判定で勝利し、そのムエタイのスキルをキックボクシングでも生かせると証明した。

この勝利でONEでの戦績を4勝0敗としたスーパーレックは、世界タイトルに挑戦する機会を得た。エナッシの容赦ない攻撃に対処し、パワフルなボディキックで対抗できるか? 魅力的な打撃のスタイル対決になるだろう。

#2 ペトロシアンが戻ってくる!

史上最高のキックボクサーとして広く知られるジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)は、ONEでもその評判を高めている。

ペトロシアンはこれまでONEで6戦しており、2019年にはONEフェザー級キックボクシング世界グランプリの頂点に立ち、優勝賞金100万米ドル(約1億円)を獲得した。

今回の相手は、芦原会館空手出身のダビッド・キリア(グルジア)。多彩な打撃とパンチ力を武器としている。輝かしい戦績の持ち主のキリアだが、ペトロシアン相手に勝ち星を挙げることができれば、キャリア最高の瞬間になるに違いない。

ペトロシアンには2012年に負けているため、キリアは雪辱の機会を求めている。また、ONEデビュー戦のため、ファンにいい印象を与えたいと思っていることだろう。



#3 ロッタンがキック参戦

ロッタン・ジットムアンノン(タイ)は、いつもアクション満載の戦いを見せてくれる。

ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタンは、試合の最初から最後まで常にフルスロットルだが、今回の試合に向けてさらなるモチベーションを高めているに違いない。

ロッタンはONEで2競技世界王者を目指しており、今回の大会ではその目標に向け、ONEでのキックボクシングデビュー戦に臨む。

対するは、ONEスーパーシリーズデビューを迎えるアレハンドロ・リーバス(スペイン)。これまでのキャリアで、番狂わせを演じてきたが、今回はロッタン相手に大勝利を挙げられるか。

ロッタンはキックで有力コンテンダーになり、リーバスは世界のエリート格闘家として名を揚げるチャンスがかかっている一戦だ。

#4 リー姉弟の妹ビクトリアがデビュー

Angela and Christian Lee's sister, Victoria, signs with ONE Championship

多くの格闘スポーツの専門家は、2021年2月26日が記憶に残る日になると予想している。この日、ONE世界チャンピオンのアンジェラクリスチャンの妹、ビクトリア・リー(シンガポール / アメリカ)が総合格闘技プロデビューを果たす。

リーは昨年9月、ONEと契約して注目を集めた。今回いよいよ、兄と姉の輝かしい足跡をたどるべく、キャリアをスタートさせる。

若干16歳ながらリーは、印象的な戦歴の持ち主で無限の可能性を秘めているが、今回の相手スニーサ・スリセン(タイ)は国内柔道チャンピオンで、経験豊富。すでにONEで勝ち星を挙げている。

世界チャンピオンの血統を受け継いだリーだが、このONE初戦を乗り切れるか、それともスリセンが世界の舞台で戦うことの厳しさを思い知らせるのだろうか?

#5 世界クラスのストライカー

強力なパワーを持つアスリートが登場するONEスーパーシリーズの2試合も見逃せない。

ワンダーガール・フェアテックス(タイ)とジャッキー・ブンタン(米国)のストロー級ムエタイマッチと、再戦となる日本の秋元皓貴ジャン・チェンロン(中国)のバンタム級キックボクシングマッチだ。

ワンダーガールはムエタイで2度タイの国内チャンピオンになっており、カリフォルニア州のブンタンも米国チャンピオン。

ワンダーガールはONEで2度KO勝ちしており、世界タイトル挑戦を視野に入れている。一方のブンタンは世界の舞台で地位確立を狙う。

元ONEバンタム級キックボクシング世界タイトル挑戦者のジャンは、2020年10月の「ONE: REIGN OF DYNASTIES II」で秋元と対戦し、スプリット判定で負けた。

僅差の戦いだったため、ONEのマッチメーカーにもう一度対戦のチャンスを与えられた。前回の戦いを経て、両者とも相手に対する理解を深めており、全力の戦いに臨むことだろう。

Read more: ビクトリア・リーに期待すべき5つの理由

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