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【10/13大会】最強証明ペトロシアン 、ブアカーオと対戦も⁉︎

2019年10月18日

ONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOは、「ONE:CENTURY 世紀」第2部で勝利を挙げたジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)の“ドリームマッチ”について思いの丈を明かした。

10月13日(日)に行われたONEフェザー級キックボクシング世界グランプリ(WGP)決勝戦で、ペトロシアンはユナニマス判定でサミー・サナ(フランス)を下して優勝していた。

ペトロシアンはこれで、キャリア6つ目の世界タイトルを獲得。チャトリ会長の目には、彼がキックボクシングの歴史に確かな足跡を刻んだように映った。

「ペトロシアンはキックボクシング史上最高のパウンド・フォー・パウンド(階級を超越して与えられる最強の称号)だと証明したと思う」

「現時点でのナンバーワンというだけではない。ペトロシアンはサナをいとも簡単に倒して見せたんだ。サナはジャバル・アスケロフ(ロシア/オーストラリア)を倒し、ヨドサンクライ・IWE・フェアテックス(タイ)も倒してきているというのに。だからペトロシアンが史上最高のパウンド・フォー・パウンドだということを、誰も否定できないだろう」

「35年間ムエタイをやってきた人間として言う。ペトロシアンを見ていてわかったんだ。サナが放ったどのパンチもどのキックも、たった1センチ、たった1ミリずらして受けていたんだ。これが彼のすごいところ。しかもそれを簡単そうにやってのけた」

「彼は天才だ。キックボクシングにおける、(バスケットボールの神様とも評される)マイケル・ジョーダンだ」

103勝2敗2分(2無効試合)という驚異的な勝率で明らかな通り、ペトロシアンは卓越した才能を持つ格闘家だ。だが彼はチャトリ会長の高い評価に戸惑いを見せる。



「チャトリ会長の言葉には感謝したい。日々トレーニングを積んでいる人の言葉としてありがたく受け止める。だが自分が最高の選手だとは思っていない」

「控えめな性分なんだ。謙虚な心構えを保って勝ち続けたいと思っている」

ペトロシアンがONEで世界タイトルを獲得したのは初めて。連勝記録を維持するために、これからも厳しい試練に立ち向かっていく必要がある。

ペトロシアンの今後について、チャトリ会長には既に2つの考えがある。1つはペトロシアンのONEデビュー以来、話題に上っていたヨドサンクライとの試合。そしてもう1つはサプライズになるかもしれないが、格闘技ファンにとってはこちらも夢の対決。日本ではブアカーオ・ポー・プラムックの名でも知られるブアカーオ・バンチャーメー(タイ)だ。

「ヨドサンクライ対ペトロシアンをやりたい。世界中のファンが待ち望んでいるだろう」

「ブアカーオ。君とペトロシアンの試合もやりたい。ブアカーオ、君がナンバーワンであることを世界に証明してみせてくれ」

「注目の対決はいくつもあるだろうが、ヨドサンクライとペトロシアンがやれば面白い試合になる。WGP決勝で2人が対戦すると期待していた人も多いだろう」

ブアカーオはムエタイでもキックボクシングでも世界王者に輝き、ずば抜けた戦績を残した伝説的な選手だ。エンリコ・ケール(ドイツ)、アンディ・サワー(オランダ)ニキー・ホルツケン(同)などの世界クラスのアスリートの誰を倒してきた。

ペトロシアンとブアカーオは過去に1度対戦している。2007年5月に行われた世界ムエタイ評議会(WMC)のミドル級タイトルマッチだ。試合は5ラウンドでも勝負がつかず、結果は引き分け。ペトロシアンの輝かしい戦績に数少ない傷を残した1人がブアカーオなのだ。

この2人が2007年以来の再戦を迎えるとなれば、世界中のファンが喜ぶのは間違いない。

「フェザー級については、他のキックボクシング団体のチャンピオンたちがONEに参戦したいと言ってきているんだ。契約の問題が片付いたらONEで勇姿が見られるだろう」

「フェザー級はまさに強豪がひしめいている状態だ。でもペトロシアンのワンマッチが見たいから、ブアカーオを招待する」

「私はブアカーオの大ファンなんだ。彼は最高のファイターだ。 もし彼がペトロシアンやヨドサンクライと対戦し、格闘家としてのキャリアをONEで締め括ってくれるとしたら、こんなにうれしいことはない」

Giorgio Petrosyan puts on a show against Samy Sana At ONE CENTURY PART II

現時点でペトロシアンは、次の対戦や今回の賞金1億円の使途についてはコメントを避けている。

今年5月から今までに4試合をこなすという厳しいスケジュールの後だけに、体を休めることに集中するつもりなのだ。

「正直に言って、このお金を何に使えばいいのかわからない。とにかく今はリラックスして家族や友人とパーティをしたい。自分の応援にかけてつけてくれたイタリア人達とね」

「彼らのためにも、自分のためにもそうしないと」