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立ち技2冠スタンプ、総合格闘技でKOクイーン打倒へ

2019年8月7日

総合格闘技でも世界王者をー。ONEアトム級キックボクシングとムエタイの2つのベルトを持つスタンプ・フェアテックス。3つ目を目指すスタンプの戦いが、再び始まろうとしている。

スタンプは8月16日、タイ・バンコクである「ONE:DREAMS OF GOLD」で、これまで無敗のアシャ・ロカと対戦する。

母国での試合とあって、スタンプへのプレッシャーは大きい。しかも、より経験豊富なロカが相手だ。

「ホームで試合ができるのは幸せ。たくさんの人の応援を力に変えられる」と意気込む一方、「間違いなく有利だけど、その分のプレッシャーもある。タイで負けるわけにはいかない」と覚悟をにじませる。

スタンプは5歳の時から、試合に出場。これまでの通算成績はムエタイとキックボクシングを併せ63勝15敗5分を誇る。

総合格闘技に出会ったのは2年前。家族が経営するタイ農村のジムを去り、パタヤのフェアテックス・トレーニング・センターに移った。

昨年7月に迎えた総合格闘技初戦は、試合開始19秒でのKO勝ちを収めた。ただその後はONE スーパーシリーズの立ち技に足場を移し、6月には初防衛にも成功していた。

その初防衛戦の後に今回のオファーを受けたというスタンプは「総合格闘技はまだ完全には自分のものにできていない。でも目の前にチャンスが来たなら拾うだけ」と闘志を燃やす。

「総合格闘技を2年間練習してきたものを、そろそろお披露目する段階に来たかなとも思う。総合格闘技はいろいろな要素があって挑戦しがいがある」

一方、対戦相手のロカはボクシング出身。母国インドで3度アマチュア王者の座に着き、プロ転向後は7勝0敗という戦歴を持つ。

総合格闘技では通算4勝0敗で、リングネームの「ノックアウト・クイーン」通りの圧倒的な強さを見せつけている。デビュー戦は試合開始9秒でKO勝利。直近の試合でもKO勝ちを決めるまでに2分もかからなかった。

しかし彼女の強さはKOだけではないところ。残りの2勝はサブミッションで挙げた勝利だ。この点はスタンプも対策が必要だが、彼女は自分の戦略に自信を持つ。

「ロカは普段の対戦相手に比べ、打撃のレベルは高くないと考えている」と分析。「それでも彼女のボクシングは脅威になる。だからパンチには、カウンターで肘を出していく作戦だ。ボクシングスタイルの相手には、キックを出してパンチを防いで、肘でカウンターが有効だと思っている」と説明する。

「自分は立ち技の方が得意なので、そこで戦いたいが、必要なら寝技でも準備もできている」

「とにかく勝つこと。総合格闘技家としてどんな技を見せられるかというのは、今の時点では考える余裕はない」

スタンプは、総合格闘技でトップ選手に肩を並べるには、まだ努力が必要と自覚している。立ち技では歩があるが、組み技ではまだまだ及ばないからだ。

しかしこの調子で技を磨き経験を積めば、トップ選手と戦う日もそう遠くはない。そのためにはまず、今回の「ONE:DREAMS OF GOLD」での勝利が欠かせない。

「私の夢はONEの総合格闘技でも世界王者になること」

「同じ階級には強豪がひしめいてるので、トップに上り詰めるのは容易ではない。でも3、4戦くらいでタイトル戦に挑戦する準備は整うと期待している」

 

バンコク | 8月16日 (金) | 19時半(日本時間) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)