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【10/25大会】アバゾフ、カデスタムと初王座戦「レスリングはこちらが上」

2019年10月21日

これまでに1年近くにわたって、世界タイトルへの挑戦をアピールしてきたキャムラン・アバゾフ(キルギス)が、ついにそのチャンスを獲得した。

アバゾフは2018年12月、アギラン・ターニ戦での驚異のパフォーマンスでタイトル戦線に躍り出ると、2019年5月には日本のレジェンド、岡見勇信をノックアウトし、トップコンテンダーの座を確保していた。

10月25日(金)にインドネシア・ジャカルタで開かれる「ONE:DAWN OF VALOR 」のメインイベントで、アバゾフはゼバスティアン・カデスタム(スウェーデン)の持つONEウェルター級世界王座に挑戦する。

ムエタイをバックグラウンドに持つカデスタムと、グラップリングをベースとしたアバゾフとの一戦は、理論上は典型的なスタイル対決となりそうだ。

しかし、ONEチャンピオンシップでのこれまでの2試合ではいずれも、アバゾフはパワフルな打撃をフィニッシュへと結びつけている。

キャリア最大の戦いに臨む26歳のアバゾフは、どんな戦い模様となろうとも、恐れることなく前に出続けると語っている。

ONEチャンピオンシップ:世界タイトル挑戦のオファーを受けて、どう思ったか。

キャムラン・アバゾフ:自宅で家族と夕食を取っていた時に、マネージャーから電話で知らされた。すごく興奮したよ。世界タイトル戦なんだからね。正直言って、他に強力な挑戦者がいるとは思っていなかったので、そのうちにチャンスがやってくるだろうとは思っていたんだ。

ONE:ONEで初めてのメインイベントで、世界タイトルに挑戦だ。

アバゾフ: ふだんとそれほど変わらないよ。どの試合も大事だし、どの試合でも勝者になれるよう、厳しい合宿を張っている。ただ、メインイベントを任されたことは、格別な思いだ。メインイベントということは、その大会の頂点ということだからね。ここで勝てば、もうこれ以上は上を目指さなくてもいいんだ。ここから先はタイトルを防衛し、頂点の座を守り続けることになる。



ONE:今回の試合に向けて、トレーニングで何か変えたことはあるか。

アバゾフ:今回が初めての5回戦になるから、トレーニング内容は変えたよ。身体の強さ、耐久力を高める練習をしてきたんだ。

3ラウンド戦なら慣れているけれど、この試合は5分5ラウンドだから、スパーリングを8~10ラウンド積んで、感覚をつかむようにしてきた。ジムでの練習とケージ内での試合は別物だけど、できることはやってきているよ。

今回のキャンプは、テクニックの面でも、練習量の面でも、これまでよりもうんときつかったけど、もうほぼ終了した。トレーニングパートナーには感謝している。ゼバスティアンのスタイルを模倣して練習に付き合ってくれたからね。

ONE:対戦相手について知っていることは?

アバゾフ:ハゲていてヒゲがあること以外(笑)、彼については何も知らないんだ。これまでに会ったこともない。でも今回、戦うことになる。熱くて長い夜になりそうだ。試合の後には、お互いのことをもう少し知り合うことになるだろう。

ONE:対戦相手の戦い方に穴はあるだろうか。

アバゾフ: 身体が強そうだし、すぐれたストライカーのようだが、弱点はレスリングだ。それ以外は一通りのスキルを持っていると思うよ。

実は自分たちのファイトスタイルは似ていると思っている。ただ、レスリングはこちらが上、打撃は向こうが上だろう。ファンにとってはおもしろい試合になるはずだ。

ONE:カデスタムの打撃力を踏まえると、不利な試合になるとは思わないか。

アバゾフ: 自分は対戦相手のえり好みはしたことがないんだ。いい戦績を作るために、特定の選手との試合を組もうとしたこともない。プロで25戦してきたが、有利だ不利だと考えて戦ったことはない。

スポーツマン同士が、この階級の王者を決める。それがおもしろいんじゃないか。自分を試してみたいと思っている。5ラウンド戦い抜いて、判定までいくことができるのか。自分への挑戦なんだよ。

ONE:勝ってベルトを獲得したら、まずやってみたいことは何か。

アバゾフ: この試合で勝ったら、次は2冠王者を目指してみたいね! ミドル級でアウンラ・ンサンの持つベルトに挑戦してみたい。