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ジェヘ・ユスターキオ、唯一KO負け喫した若松佑弥と再戦熱望

2020年7月4日

元ONEフライ級世界王者ジェヘ・ユスターキオ(フィリピン)は、初対戦での敗北を帳消しにするような劇的な勝利を挙げて、2019年を終えた。

現在、ONEチャンピオンシップが2020年の本大会のスケジュールを再開するに合わせ、ユスターキオは再び、全く同じような形で久々の試合を終えたいと考えている。

2019年11月の「ONE:MASTERS OF FATE」でユスターキオが対戦したのは、約3年前にリアネイキッドチョークで破れた相手、トニ・タウル(フィンランド)だった。

フィリピン・マニラで迎えた大会当日、ユスターキオは大幅に進化を遂げたところを見せつけた。

フィリピンの名門ジム「チームラカイ」に所属するユスターキオは、グラップラーとして名高いタウルを相手に、グラウンドでの攻防でも必死に食らいつく。試合が進むにつれて優勢を保つと、最終的に第3ラウンド、スピニングバックキックをみぞおちに決めて、ノックアウト勝ちを収めたのだった。



ユスターキオにとって、それは感情がこみ上げてくる瞬間だった。

「2019年はアップダウンがあったから、最高の気分だった。2019年をノックアウトで終えることができて、本当に良かった」

「(タウルとの初戦では)自分の柔術があまり良くなかったのを今でも覚えている。でも、時間が経つにつれ、いつもジムで言うように、『自分たちは毎日、できる限り上達する』。毎日トレーニングをして、たくさんのことを改善できた。リベンジできてとてもうれしかった」

フィリピンの総合格闘家ジェヘ・ユスターキオがトニ・タウルのみぞおちにスピニングバックキックを打ち込む

このエキサイティングな勝利は、「リマッチの帝王」としてのユスターキオの評判をさらに高めた。

タウルに加え、ONEフライ級世界王者アドリアーノ・モラエス(ブラジル)、カイラット・アクメトフ(カザフスタン)、アナトポン・ブンラド(タイ)らを相手に、ユスターキオは2度目の試合でリベンジを果たしているのだ。

そして上手くいけば、ユスターキオはこのリストにもう1人の名前を追加することができるかもしれない。それは若松佑弥だ。

ユスターキオの考えはいたってシンプルだ。

「彼は自分をノックアウトした唯一の選手であり、自分も彼をノックアウトできると思っている」

互いに向き合う総合格闘技のスター、ジェヘ・ユスターキオと若松佑弥

若松は現在、ONE公式アスリートランキングでフライ級4位。2019年8月の「ONE:DAWN OF HEROES」でユスターキオと対戦し、打ち合いになったかと思うと、試合開始2分もたたずに右クロスでKO勝ちを収めた。

それはユスターキオの、プロ総合格闘家としての9年のキャリアで、初めてのノックアウト負けだった。

ユスターキオはもちろん日本のスター若松に敬意を持っているが、もし機会を与えられれば、自身の評価に相応しい形で勝利を収め、スコアを1勝1敗に戻せると確信している。

「若松の戦い方は『ノックアウトを待つ、ノックアウトを待つ』という感じだ。そういう類のもの」

「もしかしたら、もし自分達が再び対決するなら、自分は彼を追い込み、スペースを与えて、どちらがノックアウトできるか見てみる」

フィリピン・マニラで開かれた「ONE:DAWN OF HEROES」で、チームラカイのジェヘ・ユスターキオがモール・オブ・アジアの会場に登場

最終的に、ユスターキオと若松の2度目の対戦は、ONEのマッチメーカーが判断する事項であり、ユスターキオは次戦の相手が誰であろうと全く問題はない。

だがもし、再び若松と相まみえる機会を与えられたなら、「リマッチの帝王」と呼ばれるにふさわしい働きを見せるために、入念な準備をしてくるだろう。